「画像生成AIってたくさんあるけど、何を基準に比較するべき?」「そもそも画像生成AIって違いがあるの?」と考える方もいるでしょう。
実際、サービス・ツールによって生成できる画像のスタイルや精度、使い勝手、料金プランは異なります。そのため、自分が理想とする画像があれば、見合ったツールを使用するのがおすすめ。
そこで本記事では人気の画像生成AIツール8種類を比較し、それぞれの特徴やプロンプトの結果も検証します。
画像生成AIでできること

画像生成AIとは、プロンプトを入力するだけでAIがイメージに合った画像を自動生成してくれる技術です。また、画像生成だけでなく、以下のことも可能です。
- 資料作成
- 動画作成
- 画像の編集・加工など
写真のようにリアルなものから、存在しないファンタジー風景までプロ並みの画像を数秒で作成できるのが、画像生成AIなのです。
画像生成AIは登録不要で使える?
結論から言えば、登録不要ですぐ使える無料の画像生成AIもあります。例えば、Stable Diffusion OnlineやCraiyonといったWebサービスは、アカウント登録なしでその場で画像生成を試せます。
しかし、登録すれば無料で使えるものであれば、登録が必要のツールを使用するのがおすすめ。ほとんどのサービスは基本的に無料アカウント登録が必要ですが、逆に言えばアカウントさえ作れば無料プランで気軽に試せるケースがほとんどです。
つまり「登録不要」にこだわらず、まずは無料会員登録してみてOKというサービスが多いのです。登録なしでという場合は上記の登録不要ツールを使う手もありますが、機能や品質は限定的。本格的に使うなら、登録手間は惜しまずに無料プランを活用しましょう。
無料版と有料版の違い
ほぼすべての画像生成AIには無料で使える範囲と有料プランがあります。無料でも十分試せますが、生成回数や解像度、機能に制限があるのが一般的です。
例えば、Canvaの無料プランではAI画像生成が月50回まで、有料版では月500回までといった仕組みです。また無料だと生成が遅かったり待ち時間があったりする場合も。業務で頻繁に使う場合や高解像度・高品質が必要な場合は有料版が現実的です。
無料版はお試し&軽い用途向け、有料版は本格利用向けと考え、自分の用途に合わせて選びましょう。
画像生成AIの3タイプ別の選び方

画像生成AIにも様々な種類がありますが、3つのタイプに分類できます。
- アニメ・絵画などスタイル豊富なタイプ
- 画像生成から編集までできるタイプ
- 既存の画像から生成できるタイプ
①アニメ・絵画などスタイル豊富なタイプ
リアルな写真風からアニメ調、水彩画風まで自由に変えたい方は、多彩な画風で生成できるタイプを選択しましょう。例えば、Midjourneyはピカソ風やジブリ風、油絵調など多様なスタイルのイラストを簡単に生み出せます。
このタイプを選ぶメリットは「自分の求める画像のスタイルに柔軟に合わせられる」こと。例えば「リアルな風景が欲しい」「絵本のようなイラストがいい」など、目的によって表現を変えたい場合に最適です。
②画像生成から編集までできるタイプ
画像生成だけでなく編集までこだわりたい方は、生成した画像の加工や写真編集までワンストップで可能なタイプを選びましょう。
例えば、Adobe FireflyはPhotoshopとの連携で、生成した画像をさらに合成・修正する用途に適しています。Canvaも画像生成後にデザイン編集ができ、テキストや他の素材と組み合わせて使えます。
このタイプの強みは、「AI生成→調整→完成」まで一貫して行える点です。生成後に「もう少しここを消したい」「背景色を変えたい」と思ったら、そのまま同じツール内で編集できます。デザインツールとしての機能性も重視して選ぶと良いでしょう。
③既存の画像から生成できるタイプ
既存の画像に似た画像を作りたい方は、手持ちの画像や下絵をもとに新しい画像を作れるタイプを選ぶのがおすすめ。
例えば、Stable Diffusion系サービスの「img2img機能」では、ラフな線画を入力するとAIが補完して本格的なイラストに仕上げてくれます。
このタイプを選ぶポイントは「自分の持っている素材を活かしたいか」です。1から生成するだけでなく、元画像からの変換や編集も活用したい場合に最適なタイプと言えます。
画像・イラスト生成AIを選ぶ時の注意点についてもわかりやすく解説していますので、あわせてご覧ください。
画像生成AIおすすめ8選の比較表
ここでは、画像生成AIおすすめ8選を比較しています。ここで気になるツールを見つけた上で、詳細の特徴を下で確認しましょう。
| タイプ | サービス名 | 料金プラン | 日本語対応 | 特徴 |
| アニメ・絵画などスタイル豊富 | Canva |
|
○ | デザイン統合型でテンプレートが豊富 |
| PixAI.Art |
|
○ | 二次元特化で、多数のモデルから選択可 | |
| NovelAI |
|
○ | 高品質なアニメ風で、細かな設定が可能 | |
| 画像生成から編集までできる | MyEdit |
|
○ | 画像生成だけでなく、編集も可能 |
| Adobe Firefly |
|
– | Adobe製品と連携もできる | |
| Fotor |
|
○ | 写真加工得意で、イラスト生成も可能 | |
| 既存の画像から生成できる | DALL·E3 |
|
○ | 会話しながら指示改善ができる |
| Bing Image Creator | 無料 | ○ | DALL-E3搭載しており、簡単 |
画像生成AIおすすめ8選
ここからは先ほど紹介したおすすめの画像生成AIの8つサービスを紹介します。
- Canva
- PixAI.Art
- NovelAI
- MyEdit
- Adobe Firefly
- Fotor
- ChatGPT
- Adobe Firefly
①Canva

出典:Canva
Canvaはデザインツールとして有名で、AI画像生成機能「Canva AI」も備えています。テキストを入力するだけで10秒ほどで4種類の画像が生成され、デザイン初心者でも使いやすいのが魅力。
生成した画像はそのままCanva上で編集・加工でき、プレゼン資料やSNS画像に応用できます。無料プランでも制限なく利用可能なのが魅力で、有料のCanva Proに加入すれば1億点以上のプレミアム素材も使用可能です。
また、「Canvaを短期間で使いこなしたい」という方はセミナーの受講がおすすめ。以下のリンクからセミナーの詳細が確認できますので、ぜひ検討してみてください。
②PixAI.Art

出典:PixAI.Art
PixAI.Artは二次元イラストに特化した画像生成AIです。会員登録すれば誰でも始められ、アニメ風・イラスト風の高品質な画像を簡単に生成できます。
特筆すべきは豊富な生成モデルで、好みの絵柄に合わせてモデルを選択可能です。AIが苦手とする「手指の描写」が向上した独自モデル「Haruka」なども提供されており、細部の品質にもこだわりがあります。スマホ向けアプリもリリースされており、いつでも手軽に生成を楽しめる点も魅力です。
③NovelAI

出典:NovelAI
NovelAIはテキストによる小説生成で知られますが、高品質なアニメ調イラスト生成も可能です。Stable Diffusionベースの独自モデルを用いており、キャラクターの外見や表情、背景まで細かくプロンプトで指定できます。
特に美少女キャラやファンタジー風景など、繊細でリッチな描写が得意。日本語にも対応していますが、細かなニュアンスを出すには英語やタグを組み合わせたプロンプトがおすすめです。
無料枠は限定的ですが、有料プランでは毎月数千枚分の生成が可能で、一定サイズ以下の画像は無制限に生成できる特典もあります。
④MyEdit

出典:MyEdit
MyEditはオンライン画像編集サイトとして、AI画像生成機能も統合したサービスです。ブラウザ上で動作し、インストール不要で使える手軽さが魅力。機能面では、不要物の削除、アバター作成、写真の高画質化など幅広いツールが揃っており、複雑な編集もワンクリックで実行できます。
AI画像生成についても、好きなスタイルやエフェクトを選んで指示でき、生成から加工まで一貫して行えるのが強みです。月額580円のプランに入れば制限解除され、AI画像生成も無制限、透かし無しで利用できます。
⑤Adobe Firefly

出典:Adobe
Adobe FireflyはAdobe社が提供する生成AIで、著作権に配慮した画像生成が特徴です。Fireflyの学習にはAdobe Stockなど著作権クリアな素材が使われており、生成画像を商用利用しやすい点が魅力です。
現在はベータ版ながらAdobe IDがあれば無料で使え、ブラウザ上でテキスト入力から画像を得られます。Fireflyは、プロンプトに対する反応がマイルドでクリエイター寄りな点も特徴の1つと言えるでしょう。
⑥Fotor

出典:Fotor
Fotorはオンライン画像編集ツールとして人気で、AI画像生成機能も追加されました。初心者でも直感的に操作できるシンプルなUIが特徴で、写真補正やリサイズ、ロゴ作成といった基本機能が一通り揃っています。
加えてプロ品質のAIイラストを数クリックで生成できる使いやすさも兼ね備えています。日本語にも対応しており、メニュー表示やフォントなど日本語で扱える点で国内ユーザーにも優しいです。
テンプレートやフィルターも豊富で、SNS用バナーや広告画像を短時間で作成するのにも向いています。Canvaとよく比較されますが、Fotorは写真加工に特化した細かな色調整機能に強みがあり、露出や彩度、明るさ補正などが得意です。
⑦ChatGPT(DALL-E 3)

出典:ChatGPT
ChatGPTは対話型AIですが、プレミアムプランのChatGPT Plusでは画像生成AIのDALL·E 3が統合されています。テキストで「○○な画像を作って」と話しかけるだけで、その場で画像を生成してくれます。
OpenAI社の最新モデルDALL·E 3を使用しており、前バージョンより高品質で多様な画像を生み出せます。ChatGPTに組み込まれているため、画像生成の過程でChatGPTに相談しながらプロンプトを練ることもできます。「もう少し明るくして」「人物を増やして」と対話的に指示を追加できるのはChatGPTならではの強みです。
⑧Bing Image Creator

Bing Image CreatorはMicrosoftが提供する無料の画像生成AIで、ChatGPT同様にDALL·E 3をエンジンに採用しています。ブラウザのBing検索やスマホのBingアプリから利用でき、Microsoftアカウントさえあれば誰でもすぐに試せる手軽さが魅力です。
Bing Image Creatorには「ブースト」機能があり、一定数までの生成は高速処理されます。ブースターは定期的に自動補充され、使い切っても生成自体は可能ですが少し処理が遅くなります。注意点として、Bingで生成した画像は現状商用利用が不可となっています。
以下の記事でも画像生成AIツールについて紹介していますので、あわせてご確認ください。
画像生成AIを使用して生成結果を検証・比較

ここでは、上記で紹介したツールをいくつか抜粋して同じプロンプト(田舎で虫取りをしている男の子達)で画像を生成してみました。生成を検証したAIツールは以下の通りです。
- Canva
- Fotor
- ChatGPT(DALL-E 3)
- Bing Image Creator
①Canvaによる検証結果

田舎らしい自然豊かな風景が鮮やかな黄色い花と背景の山並みによって美しく表現されており、子どもたちが笑顔で虫取り網を持っている様子が非常に自然で、夏休みの一場面のような情緒を感じます。
一方で、生成AI特有の不自然な部分があり、子どもたちが持つ虫取り網の持ち方や手の形がやや不自然。細部に違和感が残るため、リアルな写真に見せたい場面では違和感があります。
②Fotorによる検証結果

実際に男の子たちが草むらで何かを発見しようと身をかがめたり、喜んだりしている様子がしっかりと表現されており、「虫取り」という行為が具体的な動作として感じられます。
一方で、生成AI特有の違和感が若干残っており、特に子どもたちの手や足の形、体の動きの一部に不自然さが見られます。
③ChatGPT(DALL-E 3)による検証結果

男の子たちが虫取り網や虫眼鏡を持って草むらの中で活動しており、「虫取りをしている」という動作が明確に伝わります。また、画面には蝶やカブトムシ、バッタなど複数の虫が描かれ、田舎の自然環境と夏の風情がしっかりと表現されています。
しかし、人物や虫の描写が整いすぎており、特に虫の配置が意図的すぎて「ポーズをとった演出感」が強く、自然な虫取りというより「虫取りの絵を描いた」印象が強いです。
④Bing Image Creatorによる検証結果

5人の男の子が満面の笑みで草原を走り抜けている姿に楽しさが感じられ、夏の田舎で自然と戯れる子どもたちの姿を描いている点は魅力です。背景には青空とカラフルな草花が広がり蝶やトンボが舞っており、自然の中で虫を追いかけている雰囲気が表現されています。
、生成された画像に「虫取りをしている」というプロンプトに対して重要な要素である虫取り網や虫かごなどの道具がまったく描かれていないため、「虫取り」という具体的な行動が曖昧になっています。
画像生成AIを安全・効率的に使用するための方法

便利な画像生成AIですが、使う際にはいくつか安全面・効率面でのポイントを押さえておきましょう。ここでは3つの方法を紹介します。
- 生成AI利活用ガイドブックを遵守する
- プロンプトは詳細に書く
- 生成は繰り返し実施する
①生成AI利活用ガイドブックを遵守する
画像生成AIを業務で使う場合は、経済産業省が公表する「生成AI利活用ガイドブック」を心がけましょう。ゲーム・アニメ・広告業界での活用ケースや法的留意点が整理されています。
このガイドブックでは、知的財産権やプライバシーの保護に十分配慮した適切な生成AI活用の方向性が示されています。例えば「学習データに第三者の著作物が含まれている可能性」「生成物の著作権類似性チェック」「社内ガイドラインの策定」など、事前に確認すべき事項です。
個人利用でも、SNS投稿する際は著作権や利用規約に注意する必要があります。各サービスの利用規約を読み、商用利用の可否や禁止事項を把握しましょう。
②プロンプトは詳細に書く
理想の画像を生成するには、プロンプトをできるだけ具体的に書くことが重要です。AIは与えられた情報をもとに画像を生成します。曖昧な指示だと意図しない結果になることも。
例えば、人物の場合は性別・年齢・服装・表情・シチュエーションなど細部まで指定するとイメージに近づきます。「男の子達」よりも「麦わら帽子をかぶった小学生の男の子2人」と書いた方が具体的に。加えて、スタイルや画風、構図も指示に含めると出力が安定します。
各サービスには得意なキーワードやタグがありますので、公式ドキュメントやユーザー作例を参考にしてみてください。
③生成は繰り返し実施する
思い通りの画像が得られない場合でも、何度も生成を繰り返すことで満足いく画像に近づけます。画像生成AIは一度の指示で完璧な出力が出るとは限りません。同じプロンプトでもバリエーション豊かな結果が得られるので、諦めずにトライしましょう。
大事なのは一回で満足せず、少しずつ試行錯誤する姿勢です。また、複数のサービスを使い比べてみるのも良いでしょう。あるツールで出なかったものが、別のツールではすぐに出ることもあります。
短期間で画像生成AIを活用できる「生成AIセミナー」
初心者の方が、画像生成AIを活用すると「難しい」と感じる場合もあります。また、理想の結果が得られず編集をしたくてもできないことも。
そこでおすすめなのがセミナーの受講です。「生成AIセミナー」では、大規模言語モデル(LLM)やAI(機械学習)の基礎から、ChatGPTやCopilotの実践活用、画像・動画・コード生成のハンズオンまで学習。
オリジナル教材もPDF配布され、復習や参考書としても活用でき可能です。気になる方は以下のリンクから詳細をチェックできるため、確認してみてください。
| セミナー名 | 生成AIセミナー |
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| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 27,500円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
画像生成AIの比較についてのまとめ
画像生成AIは多数のサービスがあり、写真風からアニメ風まで様々な画像が自動生成できます。まずは何ができるかを理解し、自分の用途に合ったタイプのAIを選ぶことが大切です。
また、画像生成AIは適切に使えば業務をかなり効率化できますが、著作権やプライバシーへの配慮も忘れないようにしましょう。サービスごとに得意不得意や利用条件が異なるため、料金プランや日本語対応状況も含めて本記事を参考に比較検討してみてください。