2025年10月30日、プロ仕様のデザインツール「Affinity」が無料化され、ネット上でも一躍注目を集めています。
従来、「Affinity」といえば買い切り型ソフトとして知られ、随時お得なセールを開催していました。そのため、「Affinityのセールは廃止された?」「有料プランにセールはある?」という疑問を抱く方もいるでしょう。
この記事では、そんなAffinityのセールに関する疑問をまとめてお答えします。過去のセール情報、無料のAffinityの使い方も画像付きで解説するので、Affinityに興味をお持ちの方もぜひ参考にしてください。
そもそもAffinityとは?

Affinityとは、Serif社が開発したグラフィックデザインソフト群のブランド名(製品シリーズ名)です。Adobeに対抗するソフトとしても知られ、その主な機能と位置づけも以下の様にリンクしています。
| 製品名 | 対応するAdobe製品 | 概要 |
| Affinity Photo | Photoshop | 写真の編集・加工(ピクセルベース) |
| Affinity Designer | Illustrator | ベクター画像のデザイン・イラスト制作 |
| Affinity Publisher | InDesign | 雑誌や書籍などのページレイアウト(DTP) |
Affinityは2025年10月30日に完全無料化
2025年10月30日、Affinityは Canvaへの統合と同時に「Affinity 3.0」へ進化し、Canvaアカウントがあれば全ユーザーが無料で利用可能になりました。
Affinityは元々、買い切り型ソフトとして販売されていましたが、2024年3月26日にCanvaが買収して以降、「今後どう変わるのか?」と注目されていたところ、ついに完全無料化という大きな転換が起きました。この発表を受け、Adobe製品からの乗り換え検討が話題となっています。
Canvaを学んでAffinityの魅力を引き出そう!
無料のAffinityを有効に活用するためには、まず、Canvaの操作や機能をしっかり使いこなすことからスタートしましょう。Canva基礎セミナーでは、広告バナー、カタログ、SNS向けの動画作成など、Affinityの魅力を十分に活かせる実践的な技法が身に付きます。
Affinityの無料化でセールは廃止された?

ところで、Affinityが無料化したことで、セールは廃止されたのでしょうか?結論からいうと、従来の「買い切り価格」に対するAffinity本体のセールは終了しました。
Affinityは、これまでAdobeのサブスクに対抗し、ブラックフライデーなどの大型セールを大々的に実施してきました。しかし、Canvaへの統合後は、「高品質なデザインツールを誰もが無料で使えるようにする」方針に転換したため、従来の製品セールは廃止されたのです。
セール対象は「Affinity本体」から「Canva有料プラン」へ
このように、Affinity自体は無料化されましたが、AI機能などの上位機能はCanvaの有料プランに統合されました。そのため、今後割引の対象になる可能性があるのは
- Canva Pro:8,300円/年
- Canva ビジネス:18,000円/年
です。つまり、Affinity本体のセールはなくなったものの、Canvaの有料プランでセールがあれば、高機能なツールをお得に利用できる、というわけです。
Affinityの有料プランのセール・割引は?
では、Affinityの有料プランのセールは行っているのでしょうか?Affinityは、今までセールを行っていたため、お得に有料プランに加入できるチャンスがあるかもしれません。
しかし、Affinityの有料プランのセールは、2025年11月29日時点では実施されていません。Affinityの有料プランはCanvaの有料プランに紐づけられており、現在、Canva自体がセールを行っていないためです。
ただし、Canvaは随時30日間の無料トライアルサービスを提供しています。「Affinityの高度な機能を試してみたい」という方は、この無料期間を利用してみましょう。
Canva(Affinity)のセール傾向・Adobe製品との比較
Canvaはもともと価格が手頃なため、割引セールはめったにありません。これに対し、過去のAffinity、そして現在のAdobeでは大規模なセールが目立っているため、「Canvaはあまり安くならない」と感じる方もいるでしょう。
ただし、割引が全くないわけではなく、セールに匹敵する価格改定が行われたケースがあります。例えば、2025年8月には「Canvaプロ」の年払い価格が11,800円から8,300円へと大幅に値下げされました。
この値下げにより、Canva Proの年額料金(8,300円)は、Adobeの3製品を含むCreative Cloud Proの月額料金(9,080円)よりも安価になりました。そのコスパの良さは実に10倍以上です。
Affinityの有料プランでできること
では、Affinityの有料プラン(Canvaの有料プラン)に入ると、具体的に何ができるのでしょうか?ここでは、Affinityの有料プランでできることを表にまとめてお伝えします。
| 機能 | 概要 |
| 生成的な塗りつぶし・拡張 | デザインの不足部分をAIで補完・拡張 |
| 画像とベクトルの生成 | デザイン素材(画像やベクター)をAffinity内で作成 |
| 背景・被写体の除去 | 複雑な切り抜きを瞬時に行い、背景や被写体を削除 |
| 超解像度・カラー化 | 画質の向上や、古い写真のカラー化などの高度な補正 |
| ポートレート照明・ぼかし | 人物写真に特化し、ライティング調整や自然なぼかしを行う |
| AI生成履歴管理 | AIによる編集内容を全て追跡・管理 |
このように、主に高度なAI機能が利用可能になります。
Canvaの有料プランに加入すると、Canva自体で使える高度なAI機能「スタイルマッチ」「Canva AIに聞く」も使えます。
以下の記事では、Canvaの最新のAI機能、CanvaのAI画像生成方法まで詳しく解説しているので、ぜひご一読いただき、Canvaの機能の広さを実際に見て感じ取ってください。
Affinityの過去のセール情報
では、過去にAffinityはどのようなセールを行っていたのでしょうか?ここでは、Affinityが買い切りソフトであった時代のセール実績と、その魅力をお伝えしましょう。
Affinityのセールの実施期間
従来のAffinity製品のセールは、年間を通じて2.3回行われていました。近頃の主なセール情報は、以下をご参照ください。
| セール名/時期 | 実施時期 | 割引状況 |
| 半額セール | 2021年 | 50%オフ |
| ブラックフライデー | 2021年11月 | 30%オフ |
| 「Affinity Photo 2」販売特別セール | 2022年11月〜2023年1月25日 | 40%オフ |
| サマーセール | 2023年7月 | 25%オフ |
| ブラックフライデー | 2023年11月 | 40%オフ |
| スプリングセール | 2024年初頭 | 30%オフ |
| サマーセール | 2024年6月頃 | 最大50%オフ |
| ブラックフライデー | 2024年11月21日 | 50%オフ |
| 2025年春 | 2025年5月4日まで | 71%オフ |
Affinityのセールの魅力
Affinityは、1本あたり約1万円という手頃な価格で購入でき、Adobe製品と比べてコスパの良い買い切り型ソフトとして人気がありました。
中でも注目されたのが、3製品すべてそろった定価26,800円の「Affinity V2 ユニバーサルライセンス」です。これは従来より3,000円ほど安く設定されており、旧Affinity時代のセール時と同じ割引率を当てはめると、
- 50%オフ→約13,400円
- 71%オフ→3,000円台
となります。これは、プロ向けの買い切りソフトとしては異例の価格で、まさに「激安」といえる水準です。加えて、年に3回程度開催されていたため、「大幅割引」「セット割」「高頻度」の3点がそろう魅力的なセールだったのです。
セール不要!無料のAffinityの使い方3ステップ

では、セール不要で利用できる無料のAffinityの使い方を3ステップでご紹介しましょう。
やはり、Affinityの魅力を知るためには、実際に操作し、作品を見ることが一番なので、ここでは実際に簡単なデザインを作り、Canvaに書き出し・ダウンロードする過程まで画像付きで解説します。
- Affinityをダウンロード
- Affinity Designerでデザインを作成
- Canvaへ書出し
①Affinityをダウンロード
まずは、Canvaにアクセスしましょう。まだ、アカウントをお持ちでない方は、この時点でアカウントを作成してもOKです。
- Canvaのトップページ左横の三点リーダーにマウスを移動→「アプリ」をクリック

- 「Affinityを試す」をクリック

- 「Affinityを入手」→「登録してダウンロード」をクリック

- 「続行」→パソコンのOSに合わせて、「macOS用」または「Windows用」のダウンロードボタンを選択
(「Windows (Intel/AMD)」が推奨)
これで、ダウンロードが完了です。
「Windows用」のダウンロードは4種類ありますが、「Windows (Intel/AMD)」が推奨されています。その根拠は、現在市場に出回っているほとんどのWindows PCが、IntelまたはAMDのCPUを搭載しているためです。
②Affinity Designerでデザインを作成
続いて、Affinityを起動して簡単なデザインを作ってみましょう。
- ダウンロードしたAffinityを起動し、好きなサイズを選択

- 画面横の「□」をクリックし、「□」を選んで編集画面にドラッグ&ドロップ

- 画面全体に四角を広げ、横のカラー調整機能で背景の色を決定

- 好きな図形を選び、同様の手順で配置→色を調整
- デザインが完了したら「>>」から「アーティスティックテキストツール」を2回選択

- 文字サイズを調整して入力し、フォントを変更

- 文字の色を調整してデザインが完成
③Canvaへ書き出し
続いて、できたデザインをCanvaに書き出しましょう。
- 画面上の「ファイル」から「エクスポート」→「エクスポート(E)」を選択

- 「場所を尋ねる」から「Canvaに」を選び「書出し…」をクリック

- Canvaにアクセスし、画面右の「+」をクリックして編集画面を表示

- 「アップロード」を選ぶとAffinityのデザインが表示
- 編集画面にAffinityの画像をドラッグ&ドロップしてサイズを調整

- 「ファイル」から「ダウンロード」を選択

- 完成図

これで、AffinityのデザインがCanvaに書き出され、アップロードできました。
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AffinityをCanvaと連携させれば、Canvaの豊富なテンプレートやデザイン機能を活用して、表現の幅が一気に広がります。例えば、アイコン、バナーのデザインなど、「こだわり抜いたオリジナルデザインを作りたい」という場合にも最適です。
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Affinityのセールや無料に関するよくある質問
では、最後にAffinityのセールや無料に関するよくある質問とその回答をお伝えします。
Affinityのセールについてまとめ
Affinityはかつては買い切り型のソフトで、年に2〜3回の大幅な割引セールが行われていました。しかし、Canvaとの統合後は無料化し、Affinity単体のセールは廃止されています。
ただし、より高度な機能を使うためのCanvaの有料プランは、今後も割引キャンペーンが行われる可能性があります。Canvaはもともと価格が手頃なため頻繁にセールはありませんが、過去には割引が実施されたこともありました。
お得なタイミングを逃さないためにも、Canva公式サイトや公式SNS情報を定期的にチェックしておきましょう。