子どもへのプレゼントは、手作りカードが添えられているだけでワクワク感がぐんとアップします。とはいえ、「手作りは難しそう」「材料を揃えるのが大変」と感じる方もいるでしょう。
そこで今回は、デザインツール・Canvaを使って、子どもが喜ぶクリスマスカードを簡単・無料で手作りする方法をご紹介します。ぜひ今年のクリスマスは、かわいいクリスマスカードを手作りして、特別な一日に温かさと彩りを添えてみましょう。
子ども向けクリスマスカードを手作りするメリット

子ども向けのクリスマスカードを手作りする最大の魅力は、世界に一つだけのオリジナルカードを作れることです。市販のカードも素敵ですが、子どもは「自分のために作ってくれた」という気持ちに特別な喜びを感じます。
子どもの好きなキャラクターやスイーツ、冬らしいアイテムをデザインに取り入れれば、笑顔がいっそう輝くでしょう。手作りカードには温かみがあり、クリスマスという特別な日にぴったりです。そんな心のこもったカードは、きっと子どもの記憶に残る大切なプレゼントになります。
また、手作りカードならではのオリジナル性は、子どもの感受性を育み、豊かな心を育てるきっかけにもなります。楽しい時間を共有することで、親子の絆が深まり、将来にわたって心の支えとなる思い出になるでしょう。
子ども向けクリスマスカードを手作りする方法
ではさっそく、デザインツール「Canva」を使って子どもが喜ぶかわいいクリスマスカードを作ってみましょう。ここでは、手順が分かりやすいように画像を添付しますので、ぜひ一緒に手を動かしながら進めてみてください。
- Canvaにアクセスし、画面横タブから「テンプレート」を選択
- 「クリスマスカード」と入力して検索
- 「空のメッセージカード(横)を作成」をクリック

- 画面が切り替わったら、編集画面の上でクリック
- 「背景色」をクリックして背景の色を決定
(ここではブルーのグラデーション色を選択)
- 「素材」をクリックして「サンタクロース」を検索
- 好きなサンタクロースを選択し、サイズを調整して配置

- 「雪」で検索して雪を配置

- 「クリスマスメッセージ」で検索→メッセージを配置

- 「テキスト」を選択して「本文を追加」でメッセージを記入
- 文字の形状や色を変更

- 「ファイル」をクリックして「ダウンロード」をクリック
- 「Canvaで印刷」を選んでもOK

- 完成図

これで、Canvaを使ったクリスマスカードは完了です。
なお、「Canva」で印刷を選んだ場合、紙質を「上質紙」と「デラックス紙」から選択できます。仕上げ加工は「マット仕上げ」「光沢仕上げ」「コーティングなし」から選べ、料金は50部で2,405円です。
Canvaのスキルアップにはセミナーがおすすめ
今回ご紹介したようなクリスマスカードのデザイン技術に加え、さらに画像加工の応用や広告バナー作成、SNS動画の制作など、実務で役立つCanvaの応用スキルを基礎から段階的に学びたい方にはCanva基礎セミナーがおすすめです。
こちらのセミナーはコスパ抜群、さらにニーズに合わせて柔軟に学習方法を選べるため、時間が限られている方やご自身のペースでスキルを習得したい方にも最適です。
セミナー名 Canva基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
手作りの子ども向けクリスマスカードアイデア4選
Canvaには、クリスマス向けの豊富なデザイン素材が揃っており、アイデア次第で無限のクリスマスカードをデザインできます。
ここでは、「どんなデザインができるのか知りたい」という方のために、Canvaを使った手作りの子ども向けクリスマスカードを年齢別にご紹介しましょう。ぜひ、子どもの年齢や好みに合ったデザイン探しの参考にしてください。
乳幼児(0〜2歳)向け

乳幼児(0〜2歳)向けのクリスマスカードは、色と形がはっきりしたデザイン、シンプルで丸みを帯びたデザインがおすすめです。乳幼児は「人の顔」がとても好きなので、サンタクロースの大きな顔をデザインしたものが喜ばれます。
幼児(3〜5歳)向け

幼児(3〜5歳)向けは、物語性のあるデザイン、デコレーションが楽しいデザインがよいでしょう。サンタ、トナカイ、雪だるまなど、キャラクターが中心のデザインは、「ごっこ遊び」や「想像」を掻き立て、言葉や表現力の発達にも貢献します。
小学生 低学年(1〜3年生)

小学生 低学年(1〜3年生)の年代は、クリスマスらしいかわいさの中に、少しだけスタイリッシュな雰囲気をプラスしたものを選びましょう。
この時期になると色彩感覚も豊かになり、配色やモチーフのバランスが理解できるようになります。加えて「自分の頑張りが認められたい」という気持ちが強く芽生えてくるため、カードには必ずメッセージスペースを設け、具体的な行動を褒める一言を書き込んでください。
小学生 高学年(4〜6年生)向け

小学生高学年(4〜6年生)になると、好みは一気に大人びてきます。クリスマスカードも、幼児や低学年とは違う「大人っぽい」「センスがいい」と感じるデザインを好むようになります。キャラクター中心のものは卒業し、シンプル、ミニマル、または海外のポスターのようなグラフィックがメインのデザインを選びましょう。
本格的なデザインスキルが身につくCanva基礎セミナー
年齢別デザインポイントを踏まえ、配色やグラフィックの技術を応用した本格的なデザインスキルを身につけたい方には、Canva基礎セミナーがおすすめです。利用者の希望に合わせて多彩な学習方法から選べるため、忙しい方でも無理なく応用スキルを習得できます。
「クリスマスカードのおしゃれなデザインをもっと知りたい」という方は、以下の記事がおすすめです。おしゃれなクリスマスカードのデザイン例を複数紹介しています。
その他の子ども向けクリスマスカードの手作り方法
今まで、Canvaを使ったクリスマスカードの作り方をお伝えしましたが、Canvaを使ったことがない、または他の方法で手作りしたいという方もいるでしょう。
ここでは、無料素材とAI画像を使った方法をご紹介します。より手軽にクリスマスカードを作りたい方はぜひ参考にしてください。
無料素材

クリスマスカードは無料素材を使ってもステキなデザインを作成できます。無料素材には、上記のように子ども向けのかわいいデザインも多数あるので、「選択肢が少ないのでは?」という心配もいりません。
無料素材を使う場合、「クリスマスカード 無料画像」で検索する、もしくはO-DAN、AdobeStockなど、特定の画像サービスで「クリスマスカード」と検索して探す方法があります。なお、画像サービスには無料と有料があるため、検索時は「無料画像」を指定してください。
生成AI

クリスマスカードは、生成AIを使うのもおすすめです。AI画像を生成できるサービスには、ChatGPTやGeminiといった生成AIを代表するツールをはじめ、先程お伝えしたCanva、Adobe Fireflyなど数多くのツールがあります。
どのツールを使っても、簡単なプロンプト(指示文)でクリスマスカードを作れます。個人的に渡すクリスマスカードであれば、商用利用の可否を気にすることなく利用できるのも魅力です。
なお、上記の画像はAdobe Fireflyを使ったAI画像に、Canvaの無料素材で文字を組み合わせたものです。プロンプトは以下に挙げておきますのでぜひ参考にしてください。
無料画像とAI画像生成ツールの一覧表
最後に、「無料ツールにはどういったサービスがあるか、もっと詳しく知りたい」という方に向けて、無料画像とAI画像生成ツールをご紹介しましょう。
無料画像・イラストサイト
| サイト名 | 主な特徴 |
| O-DAN | 数の無料サイトを横断検索できる。高画質、無料枠多数 |
| Adobe Stock | 高品質な素材の一部を無料提供。透過画像もあり |
| いらすとや | 様々なシチュエーションのゆるいイラストが豊富 |
| イラストAC | 国内最大級。人物や多様なイラストを無料ダウンロード(無料会員は制限あり) |
AI画像生成ツール
| ツール名 | 主な特徴 |
| Canva | デザインツール内でAI画像を生成(無料枠1ヶ月50枚) |
| Adobe Firefly | Adobe製品連携。高品質画像を無料で10回程度生成 |
| ImageFX | Googleの生成AIツール。無料枠が広い(50枚以上) |
| SeaArt | AI美女画像で人気。無料利用は1日約17枚 |
| ChatGPT | 対話の流れで画像を生成。無料版は約5枚 |
| Gemini | Googleサービス連携。無料画像は1日約100枚 |
以下の記事は、生成AIを使ったクリスマスカードの作り方、および作品集を紹介しているので、こちらもご参照いただけますと幸いです。
子ども向けクリスマスカードを手作りするポイント
子ども向けクリスマスカードを作る場合、以下の点を押さえておきましょう。
子どもの年齢に合わせてデザインする
手作りのクリスマスカードは、渡す子どもの年齢を考えてデザインすることが重要です。子どもは1年ごとに心も体も大きく成長し、去年と同じデザインでは今年はもう子どもの興味に合わないことがあります。
心に残り、子どもの成長に最も有意義なクリスマスカードを作ることで、その後の冬休みを迎える子どもにとっても感受性や好奇心の向上を促します。
カードにはメッセージを入れよう
また、カードだけを送るのではなく、Canvaで文字を入れる、もしくは裏に手書きメッセージを書くなどして、日頃は言えない言葉を添えることが重要です。クリスマスカードは、プレゼントだけでは伝えきれない気持ちを伝える手段でもあります。
クリスマスカード本来の役割を果たすためにも、クリスマスカードには必ず心を込めたメッセージを入れましょう。
子どもに手作りのクリスマスカードを渡すコツ
子どもに手作りのクリスマスカードを渡す際、クリスマスイブの夜に、プレゼントと一緒に枕元にこっそり置くご家庭が多いでしょう。この渡し方も良いですが、その他にも以下のようなサプライズ型の渡し方もおすすめです。
朝食の席に「席札」のように置く
クリスマス当日の朝食の席に、席札のように手作りのクリスマスカードをさりげなく置く、そして椅子にプレゼントをそっと置いておくというサプライズ型もおすすめです。
この渡し方をする際は、子どもが枕元にプレゼントがないと気づき、探している状況を作りましょう。そんなとき、ふと見た朝食のテーブルにカードとプレゼントがあれば、子どもの喜びもひとしお、サプライズ効果も抜群です。
いつもと違った渡し方をすることで、子どももパパ・ママも、普段と違ったクリスマスの楽しみ方ができます。
サンタさんの住所を詳しく書いて送る
手作りのクリスマスカードは、封筒にサンタさんの住所を詳しく書くというのもおすすめです。切手を貼り本当に送られてきた手紙のように演出すると、「サンタさんはパパやママなのでは?」というような子どもの疑問を吹き飛ばし、「本当にサンタさんが来たんだ」と信じる気持ちが強くなります。
サンタクロースはフィンランドのラップランド地方、ロヴァニエミ出身という言い伝えもあるため、このように詳しい住所を書くことで、神秘性や好奇心を刺激し、地理に興味を持つきっかけ作りになる可能性もあります。
クイズや宝探し形式で楽しむ
クイズ形式でカードをいくつか準備して、宝探し感覚でプレゼントと手作りのクリスマスカードを送るのもおすすめです。例えば、枕元には第一のカードを置き、そのクイズに答えられたら、次のヒントや本物のプレゼントがある場所がわかるという宝探しゲームにします。
具体的には、第一のカードには「〇〇ちゃんが一番大切にしているものが、クリスマスプレゼントを持っているよ」と書き、お気に入りのぬいぐるみの近くにプレゼントと本命のカードを置いておく感じです。
いつも当然のように枕元に置いてあると思っていたプレゼントがない、というちょっとした遊び心が、クリスマスを一層楽しいものにしてくれるでしょう。
子ども向けの手作りクリスマスカードのメッセージ4選
最後に、子ども向けの手作りクリスマスカードに添えるメッセージを年齢別に4つご紹介します。それぞれ、メッセージの書き方のポイントもお伝えしているので、クリスマスメッセージに迷っている方もぜひ参考にしてください。
乳幼児(0〜2歳)向けメッセージ
乳幼児向けのカードは、「メッセージを書いてあげること」に大きな意味があります。文字がまだ読めない乳幼児には、メッセージを読み聞かせてあげましょう。親子の大切なスキンシップの時間となり、また、成長してから読み返す宝物となります。
幼児(3〜5歳)向けメッセージ
3歳を過ぎると想像力が大きく発達するため、物語性を楽しめる内容がおすすめです。メッセージもサンタクロースやクリスマスの出来事に触れ、具体的に行動を褒める言葉を入れるとよいでしょう。
小学生 低学年(1〜3年生)向けメッセージ
この年齢になると、小学校という集団生活に本格的に加わるため、より具体的な頑張りをほめてあげると、子どもの心に響きます。「そんなとこまで知ってるんだ!」と子供が感じられるような、実はコツコツ頑張っていることなどに目を向けてほめるのもおすすめです。
小学生 高学年(4〜6年生)向けメッセージ
小学生も高学年に入ると、大人が思っている以上に精神年齢が高くなっているため、メッセージも成長や将来に対する応援など、少し大人っぽいトーンで送ると響きます。
子ども向けクリスマスカードの手作りについてまとめ
子ども向けクリスマスカードは、やはり手作りしてあげることで想いや温かみが一層強まります。しかし、すべて手作業で行うと時間的な負担も大きいため、このようなデジタルツールを使って、手軽かつオリジナルのかわいいクリスマスカードを作ってあげましょう。
どのような方法であっても、子どものことを思い浮かべながら愛情をこめて作ることで、パパママの想いはきっと子どもの心に深く伝わります。