かの有名なChatGPTですが、画像も作れるということをご存知でしょうか。テキストを入力するだけで、デザイナー顔負けの美しい画像が生成される時代となっています。
でも、実際に使うとなると「どうやって操作するの?」「料金はどのくらいかかるの?」といった疑問が次々と浮かんでくるはずです。今回は、ChatGPTの画像生成について、基本的な使い方から品質を上げるコツまで、初心者でも安心して始められるように詳しく解説していきます。
ChatGPTは画像生成もできる?
ChatGPTは画像生成ができます。ただし、すべてのChatGPTプランで利用できるわけではなく、有料プランで利用が可能です。
無料版のChatGPTでは使えませんが、有料プランにアップグレードすれば、チャット画面で直接指示を出せます。例えば「青い空の下で走る犬の写真を描いて」と入力するだけで、その内容に合った画像が生成される、といった具合です。
いまやChatGPTは単なるテキスト生成AIのみならず、総合的なクリエイティブツールへと進化しています。デザイン作業やアイデアの可視化、プレゼンテーション資料の作成など、幅広い用途で活用できるようになっています。
ChatGPTの画像生成にかかる料金・制限
ChatGPTの画像生成にかかる料金や制限を、一覧表にまとめました。
| プラン | 月額料金 | 画像生成の可否 | 画像生成の追加料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Free(無料) | 無料 | 利用不可 | ― | テキストのみ利用可能 |
| Plus | 20ドル(約3,200円) | 利用可能(DALL·E) | なし(回数制限あり) | GPT-4o利用可、画像生成はWeb/アプリ内で可能 |
| Team | 要問い合わせ(例:1ユーザーあたり月額25ドル〜) | 利用可能 | Web/アプリ内はなし、APIは従量課金 | チーム管理機能付き、制限緩和 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 利用可能 | Web/アプリ内はなし、APIは従量課金 | 無制限利用に近い、企業向け機能充実 |
| API利用(DALL·E) | 従量課金制 | 利用可能 | 1枚あたり0.02〜0.04ドル(サイズ・品質による) | 外部アプリや自動化で利用可 |
無料プランではテキスト生成のみに制限されていますが、それ以降のプランではすべて生成が可能となっています。
一時的に利用したい場合、まずは「Plusプラン」から使ってみるのがいいでしょう。すべてのプランは月額から試すことが可能です。
料金や制限を、その他の画像生成AIツールと比較したい方は、以下の記事をご覧ください。
ChatGPTで画像生成を行うメリット

ChatGPTで画像生成を行うメリットについて、とくに代表的な以下の3つを紹介していきます。
- デザイナーがいなくても高画質・高品質な画像が一瞬で作れる
- 人件費削減につながる
- ゼロからイチのアイデア創造に役立つ
①デザイナーがいなくても高画質・高品質な画像が一瞬で作れる
メリットは、専門的なデザインスキルがなくても、誰でも高品質な画像を作り出せることです。従来なら、プロのデザイナーに依頼して数日から数週間かかっていた作業が、わずか数分で完了してしまいます。
「夕日が沈む海辺の風景」や「モダンなオフィスデザイン」など、頭の中のイメージを文章で表現するだけで、ChatGPTが瞬時に美しい画像を生成してくれます。
色合いや構図、スタイルまで細かく指定できるため、自分の理想に近い画像を簡単に手に入れることができるのです。
②人件費削減につながる
ChatGPTを活用すれば、デザイン制作にかかる人件費を大幅に削減できます。外注費や社内デザイナーの作業時間を節約できるため、特に小規模な企業や個人事業主にとっては大きなメリットです。
ブログのアイキャッチ画像やSNS投稿用の画像、プレゼンテーション資料の挿絵など、日常的に必要となるものをChatGPTで生成すれば、デザイン費用を抑えながらも質の高いビジュアルコンテンツを作成できます。また、修正や調整も簡単に行えるため、何度もやり直しを依頼する必要がありません。
③ゼロからイチのアイデア創造に役立つ
ChatGPTは、アイデアの可視化や新しい発想の創造に非常に効果的です。頭の中の曖昧なイメージを文章で表現することで、思いもよらない素敵アイデアが生まれることがあります。
デザインの方向性に迷ったときや、新しいプロジェクトのコンセプトを考える際に、ChatGPTに複数のバリエーションを生成してもらえば、新しいアイデアのヒントになることは間違いないでしょう。
ChatGPTで画像生成を行う手順
ここからは、実際にChatGPTの画面を見ながら、生成を行う手順を見ていきましょう。以下の手順で解説します。
- ChatGPTのアカウント登録・ログインを行う
- 生成したい画像の指示を入力して生成開始
- 生成された画像を微調整・編集する
- 完成した画像をダウンロードする
①ChatGPTのアカウント登録・ログインを行う
まずはホーム画面の右上にて、ChatGPTのアカウント登録を行います。「無料でサインアップ」をクリックしてください。なお、アカウント登録がすでに完了している方は、「ログイン」をクリックしてください。

アカウント登録が完了したら、有料プランへの加入も忘れずに行ってください。無料プランではできません。
②生成したい画像の指示を入力して生成開始
ログイン、そして有料プランへの加入が完了したら、指示を日本語で入力するだけです。今回は試しに、以下を入力し、「↑」ボタンをクリックして生成開始します。

猫がこたつで温まっている画像を作成してください。
1~2分後、猫がこたつで温まっている画像が生成されました。

細かな指示や情報、サンプルなどをまったく渡さずに生成したわりには、十分なクオリティです。
③生成された画像を微調整・編集する
もし生成されたものが好みでなければ、微調整・編集しましょう。画像をクリックすると画面右上にペンのような編集アイコンが出てくるのでクリックします。

編集(ペン)ツールに切り変わるので、変えたい部分を囲んで、プロンプトを入力します。今回は試しに以下を入力し、生成を実行します。

犬にしてください。
1分強ほどの時間を経て、先ほど囲んだ猫の部分のみ、犬に変わりました。

このように、変えたい部分のみピンポイントで変更できるので、気に入らない部分はどんどん編集するのがいいでしょう。
④完成した画像をダウンロードする
編集を重ね、しっくりくる画像になったら、ダウンロードしてみましょう。画像にカーソルを当てるとダウンロードのアイコンが出てくるので、こちらをクリックすればダウンロード完了です。

ChatGPTで高品質な画像を生成する方法
ChatGPTで美しい画像を生成するには、いくつかのコツがあります。単純に前述のような「犬の画像を作って」のような指示だけでは、期待通りの結果が得られないことももちろんあるでしょう。
より高品質にするためには、プロンプトの書き方や設定の指定方法を理解することが重要です。ここでは、高品質な画像を生成する方法について以下のとおり解説します。
- プロンプトは詳細かつ具体的に書く
- 画像サイズやアスペクト比を指定する
- ChatGPTにプロンプトを作成してもらう
プロンプトは詳細かつ具体的に書く
最も重要なのは、プロンプトの書き方です。「美しい風景」ではなく、以下のように、具体的で詳細な説明を心がけましょう。
夕日が沈むオレンジ色の空、静かな海、砂浜に立つシルエット、写真のような写実的なスタイル
色合い、構図、スタイル、雰囲気、光の具合など、できるだけ多くの要素を盛り込むことで、ChatGPTがより正確にあなたのイメージを理解できます。
また、「〜のような」「〜風の」といった表現を使うことで、特定のアーティストや作品のスタイルを参考にすることも可能です。
画像サイズやアスペクト比を指定する
用途に応じて適切なサイズやアスペクト比を指定することも、高品質の実現のためのポイントです。
SNS用なら正方形(1:1)、ブログのアイキャッチなら横長(16:9)、スマートフォン用なら縦長(9:16)など、使用目的に合わせて設定しましょう。
ChatGPTでは
- 1024×1024ピクセルの正方形画像
- 1920×1080ピクセルの横長画像
のように具体的なサイズも柔軟に指定できます。また、「ワイドスクリーン形式」「正方形のサムネイル用」といった表現でも、適切なアスペクト比で生成されます。
ChatGPTにプロンプトを作成してもらう
実は、ChatGPT自身にプロンプトの作成を手伝ってもらうことも効果的な方法です。「〜のような画像を作りたいんだけど、どんなプロンプトを書けばいい?」と質問すれば、ChatGPTが最適なプロンプトを提案してくれます。
試しに、今回の記事タイトルに合うアイキャッチを作成してもらいましょう。プロンプトは以下のとおりです。

ブログ記事のアイキャッチ画像を作成してほしいのですが、プロンプトを考えてほしいです。
記事のタイトルは以下です。
ChatGPTの画像生成手順!料金やメリット、品質を上げるコツも解説「ChatGPT」と「画像生成」を連想させるような画像に仕上げてほしいです。
また、ユーザーからクリックされやすくなる画像を作ってほしいです。どんなプロンプトがいいと思いますか?
返答は以下のとおりです。
クリック率を高めつつ、「ChatGPT」+「画像生成」のテーマを視覚的に連想できるプロンプト例を作りますね。
おすすめは、“ChatGPTを象徴する要素+画像生成の過程や成果物+明るく鮮やかな色彩” を組み合わせることです。プロンプト例(英語)
“A futuristic computer screen displaying ChatGPT interface, generating a colorful, high-quality digital image in real-time, with floating AI icons, creative art tools, and vivid glowing effects, modern flat illustration style, eye-catching and bright, perfect for a tech blog thumbnail, no human faces”
この英語のプロンプトを入力して生成されたものが、以下のとおりです。

先程の指示のとおり、ChatGPTと画像生成を連想させており、かつアイキャッチとしても十分に使えるものに仕上がりました。
ChatGPTの画像生成に関するよくある質問
ここでは、ChatGPTの生成機能を使う際によく寄せられる疑問について簡潔にお答えします。困ったときや気になる点があれば、まずはこちらを参考にしてください。
ChatGPTで画像生成できないときの対処法は?
対処法として挙げられるのは以下です。
- 有料プランに加入する
- モデルを選び直す(GPT-4oやGPT-4o miniなど、画像生成に対応しているもの)
- ブラウザを再起動する
- ログインし直す
主に無料プランのアカウントでログインしていたり、生成に対応していないモデルを選択していることが主な理由です。あとはプラウザや通信環境の問題である可能性もあるので、再起動や再ログインなどをおすすめします。
ChatGPTの画像生成のクオリティはどうなの?
前述でも紹介しているとおり、情報をほとんど与えなくても、非常に高クオリティなものを生成してくれます。細かい指示を出すことで、リアルな写真風やイラスト風など多彩な表現が可能です。
ChatGPTの画像生成にはおおよそどれくらい時間がかかる?
プロンプトの内容や通信状況によって異なりますが、生成は通常数秒から1~2分程度で完了します。ただ、プロンプトが複雑な場合やアクセスが集中しているときは、やや時間がかかることもあります。
なお、クオリティや生成時間を他のツールと比較したい方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。
ChatGPTの画像生成を使いこなすなら生成AIセミナー

ChatGPTで生成をもっと使いこなしたい方には、生成AIセミナーがおすすめです。未経験でも基礎から実践までしっかり学べるので、プロンプトの工夫や高品質な生成のコツも身につきます。
オンライン受講も可能なので、どこからでも最新の生成AI技術を習得できます。ぜひビジネスや趣味に役立つ知識を、短期間で効率よく身につけましょう。
| セミナー名 | 生成AIセミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
ChatGPTの画像生成についてまとめ
ChatGPTの生成機能は、誰でも手軽に高品質な画像を作れて非常に便利です。プロンプトを工夫すれば、イメージ通りのものを短時間で作れます。
デザインの知識がなくても、アイデアを形にでき、さらに用途に合わせてサイズやスタイルも指定できるため、ビジネスや趣味など幅広く活用できます。今後も進化が期待されるChatGPTの生成機能を、ぜひ活用してみてください