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【2025】CG制作に使える生成AIランキング10選!おすすめの画像・動画・3Dモデル生成AIを紹介

CG制作を効率化するために欠かせないツールとなっているのが生成AIです。生成AIを使うことで、CG制作に必要な工程を省くことができ、短時間でよりクオリティの高い作品を作れるようになります。

本記事では、CG制作に使えるおすすめの生成AIをジャンル別にランキング方式で紹介します。どの生成AIを使おうか迷っている方は、ぜひ今回紹介するランキングを参考にしてみてください。

CG制作におすすめの生成AIツールのプラン比較一覧表

ランキングで紹介する生成AIツールごとに、無料プランの有無や有料プランの料金を一覧表でまとめました。

ジャンル ツール名 無料プラン 有料プラン
画像生成AI Adobe Firefly あり
  • Firefly Standard:1,580円/月(税込み)
  • Firefly Pro:3,180円/月(税込み)
  • Firefly Premium:31,680円/月(税込み)
  • Creative Cloud Pro:9,080円/月(税込み)
Canva あり
  • Canvaプロ:1,180円/月(税込み)
  • Canvaチームス:1,500円/月(税込み)
  • Canvaエンタープライズ:要お問い合わせ
Midjourney なし
  • Basic Plan:$10/月
  • Standard Plan:$30/月
  • Pro Plan:$60/月
  • Mega Plan:$120/月
動画生成AI Sora なし
  • ChatGPT Plus:$20/月
  • ChatGPT Pro:$200/月
Sora2 あり
  • ChatGPT Plus:$20/月
  • ChatGPT Pro:$200/月
Pika あり
  • STANDARD:$10
  • PRO:$35
  • FANCY:$95
Ray3 あり
  • Web Lite Plan:$9.99
  • Web Plus Plan:$29.99
  • Web Unlimited Plan:$94.99
  • Web Enterprise Plan:要問い合わせ
3Dモデル生成AI Meshy あり
  • Pro:3,084円/月
  • Studio:8,715円/月
  • Enterprise:要お問い合わせ
Tripo AI あり
  • プロフェッショナル版:$19.9/月
  • アドバンス版:$49.9/月
  • プレミアム版:$139.9/月
GENIE あり
  • Web Lite Plan:$9.99
  • Web Plus Plan:$29.99
  • Web Unlimited Plan:$94.99
  • Web Enterprise Plan:要問い合わせ

それぞれの詳しい特徴については以下のランキングの見出しで解説します。

CG制作に使える生成AIランキング10選

CG制作に使える生成AIとして以下のようなジャンルがあります。

  • 画像生成AI
  • 動画生成AI
  • 3Dモデル生成AI

これらのジャンルごとにおすすめの生成AIツールをランキング形式で紹介します。

おすすめの画像生成AIランキング1位~3位

おすすめの画像生成AIランキングは以下のとおりです。

  1. Adobe Firefly
  2. Canva
  3. Midjourney

これらのランキングについて見ていきましょう。

1位:Adobe Firefly

Adobe Firefly

引用:Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、Adobeが提供する生成AIサービスです。画像や動画、音声など、さまざまなコンテンツをAIで生成できます。

学習データにAdobe独自のデータを使用していることから、安全に商用利用できるのが大きな特徴です。また、日本語入力にも対応しているため、直感的な指示でコンテンツ作成ができます。

Adobe Fireflyでできることや詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてください。主要なAI機能の使い方を解説しています。

【2025】Adobe Fireflyとは?特徴・できること・使い方を解説!

2位:Canva

Canva

引用:Canva

Canvaは、基本料金無料で使えるデザインツールです。豊富なAI機能を揃えており、画像や動画、文章などの生成ができます。

プロンプトは日本語に対応しているため、直感的な指示で簡単に生成できるのも特徴です。UIもシンプルで、初めてAIを使う方におすすめです。

また、CanvaはAI機能だけでなく、デザイン機能も豊富に揃っています。Canva基礎セミナーでは、そんなCanvaの機能をハンズオン形式で学べます。Canvaの使い方を効率的に学びたい方は、ぜひこちらのセミナーもチェックしてみてください。

セミナー名Canva基礎セミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

3位:Midjourney

Midjourney

引用:Midjourney

Midjourneyは、テキスト入力によって画像を生成できるAIサービスです。有料プランのみの提供ですが、ほかのツールと比較して高品質な画像を生み出せるのが特徴です。

イラストや写実風など、さまざまなジャンルの画像を生成できるため、幅広い用途で使用されています。

おすすめの動画生成AIランキング1位~4位

おすすめの動画生成AIランキングは以下のとおりです。

  1. Sora
  2. Sora2
  3. Pika
  4. Ray3

これらのランキングについて見ていきましょう。

1位:Sora

Sora

引用:Sora

Soraは、OpenAIが開発した動画生成AIです。テキスト入力のみで写実的な動画やアニメ風の動画を生成できます。

被写体だけでなく背景も違和感がないように生成されるため、動画全体で見た際に大きな破綻が起こりづらいのが特徴です。また、人物やキャラクターの表情を自然に描写できることもSoraの強みです。

2位:Sora2

Sora2は、OpenAIが提供するSoraの進化モデルである動画生成AIです。物理演算を反映させた生成ができるため、AIらしさの少ない動画を生成できます。

また、動画だけでなく音声も同時に生成されるので、人が会話している動画も作成可能です。

SoraとSora2の違いは?

SoraとSora2は、両者ともOpenAIが開発している動画生成AIです。2025年10月現在で、Sora2は一般公開されておらず、その機能を利用するには招待コードが必要です。

機能面では、以下の点で違いがあります。

Sora Sora2
音声 別途後付けが必要 動画に合ったBGMやセリフなどを生成できる
物理演算 一部の複雑な動きには破綻が起こる場合がある 物理演算の理解度が高まり、よりリアルな動画を生成できるようになった
カメオ機能 なし 自身の顔や声を学習して動画に登場させることができる
リミックス機能 なし 一度生成した動画を維持したまま、一部の内容を修正できる

前モデルから大きく進化したSora2ですが、Soraも高品質な生成AIなので、正式リリースまでは十分に活用できるでしょう。

3位:Pika

Pika

引用:Pika

Pikaは、画像やテキストから動画を生成できるAIサービスです。専門的な知識は必要ないため、初心者でも簡単に動画を作成できます。

また、ソフトのインストールは必要なく、インターネット環境があればブラウザで動作するのも魅力です。

4位:Ray3

Ray3

引用:Ray3

Ray3は、Luma AIが提供する動画生成AIです。推論が得意で、簡単なプロンプトでもユーザーの意図を汲み取って質の高い動画を生成してくれます。

また、生成した動画の尺を追加したり、短い映像をループさせたりと、生成結果を自由に編集できるのも特徴です。

おすすめの3Dモデル生成AIランキング1位~3位

おすすめの3Dモデル生成AIランキングは以下のとおりです。

  1. Meshy
  2. Tripo AI
  3. GENIE

これらのランキングについて見ていきましょう。

1位:Meshy

Meshy

引用:Meshy

Meshyは、テキストや画像から3Dモデルを生成できるAIサービスです。プロンプトは日本語を含むさまざまな言語に対応しています。

また、AI Texturingを使えば、生成した3Dモデルにテクスチャを追加することもできます。

2位:Tripo AI

Tripo AI

引用:Tripo AI

Tripo AIは、テキストや画像から3Dモデルを生成できるAIサービスです。基本料金は無料で使用できるため、初心者が試しで生成してみるのにおすすめです。

また、アニメーション付きの3Dモデルも作成できるため、モーション付きの3Dアセットも作成できます。

3位:GENIE

GENIE

引用:GENIE

GENIEは、Luma AIが提供する3Dモデル生成AIです。GENIEの大きな特徴は、高速でモデルを生成できる点です。

素早く生成結果を確認できるため、トライアンドエラーを行いやすく、作業効率も高まるでしょう。以上が、ジャンル別に厳選した生成AIランキングです。どのツールも特徴が異なるため、自分の目的に合ったAIを選ぶことが大切です。

AIはCG制作の効率を高める魅力的なツールですが、思うような生成ができなかったり、細かな調整が難しかったりします。そこで、3DモデルをAIではなく一から作成してみたいと感じている方には、「Blender」がおすすめです。Blenderは、モデリングからレンダリングまでオールインワンで行える無料の3DCGソフトです。また、Blender基礎セミナーを利用すれば、初心者でもBlenderの使い方を効率的に学べるので、AIに頼らない3Dモデル制作に興味のある方はぜひこちらもチェックしてみてください。

セミナー名Blender基礎セミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

各生成AIツールの特徴一覧表

ランキングで紹介した各生成AIの特徴や、日本語対応の可否については以下に一覧でまとめました。

ジャンル ツール名 日本語対応 無料プランの利用制限 特徴
画像生成AI Adobe Firefly 25クレジット/月 Adobe独自データを使用しているため、安全に商用利用が可能。画像・動画・音声生成にも対応。
Canva 50クレジット/月 直感的操作で画像・動画・文章など、幅広いジャンルの生成ができる。デザイン機能も充実している。
Midjourney 無料プランなし 高品質な画像生成ができる。イラスト・写実など幅広い表現が可能。
動画生成AI Sora 無料プランなし テキスト入力だけでリアルな動画を生成できる。背景や表情の自然さが強み。
Sora2 30本/日 動画に合った音声を自動生成できる。物理演算の理解度が高く、破綻が少ない。
Pika 80クレジット/月 テキストや画像から動画を生成できる。ブラウザから手軽に利用可能。
Ray3 500クレジット/月 推論を得意とする。生成した動画の編集も可能。
3Dモデル生成AI Meshy 100クレジット/月 複数言語に対応。テクスチャ生成も可能。
Tripo AI 300クレジット/月 無料で試せる。アニメーション付きの3Dモデルを生成可能。
GENIE 500クレジット/月 生成スピードが速く、試行錯誤しやすい設計。ブラウザから手軽に利用可能。

これらの生成AIツールは、それぞれ得意分野や対応範囲が異なります。目的や制作ジャンルに合わせて最適なツールを選択しましょう。

生成AIの選び方

生成AIツールを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  1. 目的に合うツールを選ぶ
  2. 必要なコストで選ぶ
  3. 日本語に対応しているかで選ぶ

これらの選び方について詳しく見ていきます。

①目的に合うツールを選ぶ

生成AIツールを選ぶ際は、目的に合ったツールかどうかを確認しましょう。CG制作の場合、主な選択肢となるのが画像生成AIや動画生成AI、3Dモデル生成AIです。

一方で、メールの添削や文章作成にはOpenAIのChatGPTや、GoogleのGeminiなどの文章生成AIがおすすめです。

②必要なコストで選ぶ

生成AIは、サービスによって必要なコストは異なります。無料で使えるものもあれば、有料プランしか提供されていないものもあります。

有料プランだと商用利用ができたり、生成回数の制限が緩和されたりするため、用途に合わせてどのサービスを使うか選択しましょう

③日本語に対応しているかで選ぶ

生成AIによっては、英語入力しか対応していなかったり、日本語入力だとユーザーの意図をうまく汲み取ってもらえなかったりします。そうなると、毎回翻訳をかけてプロンプトを作成しなければなりません。

日本語対応したAIサービスを選択することで、直感的にコンテンツを生成できるため、作業効率が向上するでしょう。

また、クオリティの高いコンテンツを生成するにはプロンプトが重要です。以下の記事では、プロンプト作成のコツやプロンプトの例などについて解説しています。

【2025】失敗しない生成AIのプロンプト設計!作成のコツ・注意点なども徹底解説

生成AIを使う際の注意点

生成AIツールを使う際は、以下の点に注意が必要です。

  1. 安全性の高いサービスを選ぶ
  2. 著作権侵害に注意する

これらの注意点について見ていきましょう。

①安全性の高いサービスを選ぶ

生成AIはさまざまなサービスがありますが、技術面に不安のあるサービスを選ぶと情報漏洩のリスクがあります。そのため、事前にしっかりリサーチして安全性が高いサービスかどうかを確認することが大切です。

また、流出するとまずいような情報や画像をプロンプトとして入力しないことも重要です。

②著作権侵害に注意する

生成AIは、利用の仕方によっては著作権侵害に該当する恐れがあるため、利用には注意が必要です。特に、他者の著作物を学習データとして利用したり、既存作品に酷似した画像や文章を生成したりしないようにしましょう。

実際にCG制作用の画像をAIで作る方法

ここでは、ランキングでも紹介したAdobe FireflyとMeshyを使って、CG制作に活用できる3Dモデルを作る方法を紹介します。まずAdobe Fireflyでベースとなる画像を生成し、その後Meshyを使って3Dモデル化していきます。

①Adobe Fireflyで画像を生成する

まず、Adobe Fireflyの公式サイトにアクセスします。右上の「ログイン」ボタンをクリックし、任意の方法でログインします。

ログインをクリックする

ログインが完了したら、左側のメニューから「生成」を選び、その中の「画像を生成」をクリックしてください。

「画像を生成」をクリックする

次に、作りたいイメージをテキストで入力します。生成したい画像のプロンプトを入力したら、「生成」ボタンをクリックします。

画像が4枚生成される

生成された4枚の画像の中から気に入ったものにマウスを重ねるとダウンロードアイコンが表示されるので、そこから画像を保存しましょう。

②Meshyで3Dモデルを生成する

続いて、Adobe Fireflyで作成した画像を使って3Dモデルを生成します。Meshyの公式サイトにアクセスしたら、右上の「無料でサインアップ」をクリックしてアカウントを作成しましょう。

「無料でサインアップ」をクリックする

Googleアカウントを利用して簡単に登録できるため、初めての方でもすぐに利用を始められます。ログイン後、メニューの中から「画像生成モデル」を選択してください。

「画像生成モデル」を選択する

画面が表示されたら、「画像」という項目に先ほどAdobe Fireflyで作成した画像をドラッグ&ドロップします。そのまま「生成する」をクリックすると、AIが画像をもとに自動で3Dモデルを作成してくれます。

画像から3Dモデルを生成する

4つの生成結果が表示されたら、その中から好みのモデルを選んでください。モデルを選択したら、「テクスチャを生成する」を「はい」に設定し、「確認する」をクリックします。

テクスチャを生成する

すると、モデルにテクスチャが追加され、よりリアルな仕上がりになります。仕上がった3Dモデルは、画面下部にあるダウンロードボタンから保存可能です。好きな形式を選びダウンロードしてください。

モデルをダウンロードする

生成AIランキングについてのまとめ

今回は、CG制作におすすめの生成AIをランキング方式で紹介しました。CG制作の効率を高めるには、AIの活用が欠かせません。

実際、AIなら特別な知識が不要なため、初心者でも高品質なCGを制作できます。これからAIを活用した制作にチャレンジしたい方は、ぜひ今回紹介したランキングを参考にしてみてください。

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