近年、AIが生成した動画コンテンツがSNSを中心に話題となっています。しかし、動画生成AIは種類が多く、どれを選べばよいかわからないと感じている方も多いでしょう。
本記事では、おすすめの動画生成AIを特徴や料金の観点から比較します。各ツールの特徴を比較することで、自分の目的に合った動画生成AIを見つけやすくなるため、ぜひ参考にしてください。
動画生成AIの比較ポイント
動画生成AIの比較ポイントは以下のとおりです。
- 無料で利用できるか
- 音声は生成できるか
- 長尺の生成は可能か
- 利用環境は使いやすいか
これらの比較ポイントについて詳しく見ていきましょう。
①無料で利用できるか
動画生成AIを比較する際、まず確認したいのが無料で利用できるかどうかです。有料プランではランニングコストがかかるため、気軽に動画生成を楽しみたいなら無料プランのあるサービスを利用しましょう。
まずは無料プランで操作性や品質を確認し、その後に料金や機能を比較しながら有料プランを検討すると、失敗しにくくなります。
また、動画生成AIの活用シーンや利用するメリットなどについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
②音声は生成できるか
動画生成AIによっては、映像だけでなく音声まで生成できるものがあります。音声込みのコンテンツを作成したい場合は、音声生成に対応しているかどうかは重要な比較ポイントです。
音声に対応していないと、別撮りやほかの音声生成AIを使う手間が増えます。そのため、音声まで任せたい場合は、音声生成の有無でツールを比較することも大切です。
③長尺の生成は可能か
動画生成AIを比較するうえで、どれくらいの長さの動画を生成できるかも重要なポイントです。動画生成AIによって、生成できる動画の尺は異なります。
数秒の動画しか生成できないサービスもあれば、比較的長めの動画を生成できるサービスもあります。用途に応じて必要な尺を明確にし、それに対応できる動画生成AIを比較・検討することが大切です。
④利用環境は使いやすいか
動画生成AIは、利用環境の違いも比較すべきポイントの一つです。パソコンにソフトをインストールして使用するタイプもあれば、ブラウザ上ですぐに使えるタイプもあります。
また、スマホから操作できるかどうかも、使いやすさに影響します。場所を選ばず手軽に使いたい場合はブラウザ型やスマホ対応のサービス、より高度な編集を行いたい場合はPC向けのサービスなど、自分の作業環境に合った動画生成AIを比較して選びましょう。
無料で使えるおすすめの動画生成AIを比較
基本料金無料で使えるおすすめの動画生成AIの比較は以下のとおりです。
| ツール名 | 有料プラン | 音声生成 | 生成動画の尺 | 利用環境 |
| ①Canva |
|
対応 | 最大60秒 | ブラウザ、PCソフト、スマホアプリ |
| ②Pika |
|
対応 | 5~10秒 | ブラウザ、スマホアプリ |
| ③KLING |
|
対応 | 最大3分 | ブラウザ、アプリ |
これらのツールの特徴を詳しく解説するので、それぞれ比較してみてください。
①Canva

引用:Canva
Canvaは無料で使えるデザインツールです。AI機能が豊富に揃っており、動画生成にも対応しています。
ほかの動画生成AIと比較した際の大きな強みは、生成した動画をそのまま編集できる点です。動画生成だけでなく、デザインも同時に行いたい方におすすめのツールです。
また、Canva基礎セミナーでは、Canvaの基本操作からSNS用の動画作成といった実践的な内容までを学べます。動画編集スクールと比較して受講費用が安く、必要なスキルを効率よく身につけられる点が特徴です。Canvaに興味を持った方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
②Pika

引用:Pika
Pikaは、基本料金無料で利用できる動画生成AIです。テキストや画像から、高品質な動画を生成できます。
また、ブラウザ上で使用できるため、インストール不要で比較的使いやすいのが特徴です。さらに、生成結果がイメージと異なる場合、再生成したりプロンプトを書き換えたりと柔軟に対応できるのもほかのツールと比較したときの魅力です。
③KLING

引用:KLING
KLINGは、テキストや画像から動画生成できるAIツールです。ほかのツールと比較しても長尺である、最大3分間の動画を作れるのが魅力です。
さらに、1080pの高解像度に対応しており、画質を重視したい場合にも向いています。また、無料プランでもクレジットが付与されるため、コストを抑えつつ比較的長めの動画を試したい方におすすめです。
有料のおすすめ動画生成AIを比較
おすすめの有料動画生成AIを以下の表で比較してみました。
| ツール名 | 料金 | 音声生成 | 生成動画の尺 | 利用環境 |
| ①Sora |
|
対応 | 最大25秒 | ブラウザ、スマホアプリ |
| ②Veo3 |
|
対応 | 1分以上 | ブラウザ、スマホアプリ |
| ③Midjourney |
|
非対応 | 5秒 | ブラウザ |
※料金引用:Sora、Veo3、Midjourney
これらのツールの特徴を詳しく解説するので、それぞれ比較してみてください。
①Sora

引用:Sora
Soraは、OpenAIが提供する動画生成AIモデルです。有料プランを契約することで高品質な動画生成機能が利用できます。
動画と同時に音声も生成できるため、Sora内で動画作成が完結します。また、物理法則を理解したリアルな動きが生成できるので、ほかのツールと比較しても高品質な動画を作成可能です。
また、Soraについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。Soraでできることや使用時の注意点などについて解説しているので、ほかのツールとの比較に活用してください。
②Veo3
Veo3は、Googleが提供する動画生成AIモデルです。有料プランに加入することで、映画のワンシーンのようなリアルな映像や、キャラクターが自然に動く動画を生成できます。
ほかのツールと比較して、生成できる動画の尺が長い点が大きな特徴です。また、スローモーションやタイムラプスなど、演出を細かく指定できる点も魅力です。
さらに、最大4Kの高解像度出力に対応しており、画質を重視した動画制作を行いたい場合にも適しています。
③Midjourney

引用:Midjourney
Midjourneyは、画像生成AIとして知られていますが、Midjourney V1を利用することで動画の生成も行えます。ほかの動画生成AIと比較すると、音声生成に対応していない点や、生成できる動画の尺が短い点がデメリットです。
一方で、画像生成の品質は非常に高いため、画像制作をメインにしつつ、簡単な動画表現を加えたい人に向いています。
実際に動画を生成する方法
実際に無料で利用できるCanvaを使って、テキストから動画生成をする方法について見ていきましょう。使用感を確認して、Canvaとほかのツールとの比較に役立ててください。
①動画テンプレートを開く
まず、Canvaのトップページからログインし、「動画」のアイコンを選択します。

すると、さまざまな動画テンプレートが一覧で表示されるため、用途に合ったフォーマットを選びましょう。今回は、「動画(横)」を選択しました。

フォーマットを選ぶと動画の作成画面が開きます。
②動画を生成する
続いて、画面左側にあるツールバーから「マジック生成」をクリックしてください。もしツールバーに表示されていない場合は、「アプリ」を開き、「マジック生成」と検索することで機能を表示できます。
マジック生成の画面が開いたら、上部のタブを「画像」から「動画」に切り替えます。次に、「作りたいものを説明してください」と表示されている入力欄に、生成したい動画の内容をテキストで入力しましょう。
どのようなプロンプトを書けばよいかわからない場合は、「インスピレーションを得る」をクリックすると、自動でプロンプトを作成してくれます。内容が決まったら、「動画を生成」をクリックしてください。数分待つと動画が生成されます。

生成された動画は、ドラッグしてタイムラインに配置すると、キャンバスに反映されます。

あとは必要に応じて長さを調整したり、フィルターをかけたりすれば、動画生成は完了です。
③動画を保存する
動画を保存したい場合は、画面右上の「共有」から「ダウンロード」を選択しましょう。ファイルの種類を選択して再度「ダウンロード」をクリックすれば保存が可能です。

また、Canvaを使った動画制作の方法を知りたい方は、Canva基礎セミナーをチェックしてみてください。Canva基礎セミナーでは、動画のつなぎ方や、音楽の追加方法などを学べるため、生成した動画をよりクオリティの高いものに仕上げるスキルが身につきます。さらに、スクールよりも比較的安価で受講できるので、手軽に学習したい方に、特におすすめです。
セミナー名 Canva基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
動画生成AIでよくある質問
動画生成AIを比較して選ぶ際にいくつか疑問が生まれることがあります。続いては、動画生成AIの比較時によくある質問とその回答について見ていきましょう。
無料かつ無制限に利用できる動画生成AIは存在しません。無料プランが用意されている動画生成AIは多いものの、有料のツールと比較して生成回数や動画の長さ、画質などに制限が設けられているケースが一般的です。
その理由として、動画生成AIの運用には大きなコストがかかる点が挙げられます。画像生成AIなど比較しても高性能なGPUや大量の計算リソースが必要なため、無制限で無料提供するのは現実的ではありません。
そのため、一定の制限付き無料プランや、有料プランを前提とした仕組みが一般的です。
動画生成AIは、数十分の長尺動画の生成はできません。そのため、短時間で完結する動画コンテンツとの相性が良いといえるでしょう。
具体的には、SNSのリール動画やYouTubeのショート動画などで活用されています。実際に、AIを使って生成された動画はSNS上でも頻繁に見かけるようになっています。
動画生成AIの多くは、サブスクリプション型、もしくは生成回数に応じて消費するクレジット制で提供されています。一方で、買い切り型の動画編集ソフトにAI機能が搭載されているケースはあります。
ただし、これらは動画を自動生成するAIというよりも、編集作業を補助するAI機能が中心となっている場合がほとんどです。そのため、純粋な動画生成AIを利用したい場合は、サブスクリプション型やクレジット制が主流であることを理解しておきましょう。
動画生成AIの比較についてのまとめ
今回は、おすすめの動画生成AIを比較しながら、それぞれの特徴や料金を解説しました。動画生成AIは、無料プランの有無や音声生成への対応、生成できる動画の尺などに違いがあります。
SNS動画向けか、本格的な映像制作向けかによって適したツールは異なるため、用途を明確にしたうえで比較することが大切です。今回紹介したサービスを自分なりに比較して、自分に合った動画生成AIを選んでみてください。