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【2026】Illustrator入門!初心者が覚えたい基本操作7つと学習方法

Illustratorは多機能なソフトであるため、すべてを一度に覚える必要はありません。
まずは入門として画面の見方と基本操作を理解し、簡単な作品を1つ完成させることが大切です。実際に、入門者向けの手順でIllustratorを操作し、入門の基礎を固めていきます。

そこでこの記事では、実際にIllustratorを業務で活用している私の経験も交えながら、Illustratorを初めて使う入門者向けに、最初に覚えたい7つの操作を実際の画面とともに解説します。図形と文字だけで作れるバナーの練習問題も用意しているので、チャレンジしてみてください。

入門者がまず理解したい「Illustrator」とは?

Illustratorとは、Adobeが提供するグラフィック制作ソフトです。
図形や線、文字を組み合わせることで、入門者でも簡単にロゴやイラスト、チラシなどを制作できます。

また、Illustratorで作る図形や文字は、拡大・縮小しても輪郭が荒れにくいことが特徴です。
そのため、小さなアイコンから大きなポスターまで幅広い制作に使われています。
Illustratorを学ぶ入門者は、入門段階では基本的な図形や文字から練習しましょう。

Illustratorでできること

Illustratorでは、主に次のようなものを制作できます。

  • ロゴやアイコン
  • 名刺やチラシ
  • Web広告用のバナー
  • イラストや図解
  • パッケージや印刷物

絵を描くソフトという印象がありますが、文字と図形を使ったレイアウト制作にも適しています。

Photoshopとの違い

Illustratorは、図形や文字を組み合わせるデザインが得意です。
一方、Photoshopは写真の補正や加工を得意としています。

そのため、ロゴやアイコン、チラシを作るならIllustrator、写真を明るくしたり不要な部分を消したりするならPhotoshopが向いています。Photoshopに興味がある入門者の方は、以下の記事もご確認ください。

【2026】PhotoshopとIllustratorの違いは?どちらを選ぶべきか解説

Illustrator入門者が最初に覚える画面の見方

Illustratorの操作画面

入門者の方は、Illustratorを開いたら、まず次の4か所を確認しましょう。

項目・番号 用途
①アートボード 実際にデザインを作る白い領域
②ツールバー 図形や文字などのツールを選ぶ場所
③プロパティパネル 色やサイズなどを設定する場所
④レイヤーパネル オブジェクトの重なりを管理する場所

画面構成が見本と異なる場合は、「ウィンドウ」メニューから必要なパネルを表示できます。
また、作業画面が乱れたときは、「ウィンドウ>ワークスペース」から初期状態に戻せます。

なかでも、よく利用するのが「ツールバー」です。ほとんど機能がツールバーにまとまっているため、入門者は、機能を覚えるためにも、それぞれのアイコンに実際に触れてみることが大切です。特に、入門時によく使うツールから覚えると効率的です。

Illustrator入門者が最初に覚えたい基本操作7つ

Illustratorには多くのツールがありますが、入門者の場合はすべてを覚える必要はありません。まずは「作る・選ぶ・整える・保存する」という基本の流れを身につけましょう。

ここでは、入門者がIllustratorで簡単なバナーや図解を作るために必要な7つの操作を解説します。Illustratorを始めた入門者は、入門段階でこの7つを繰り返し練習してみてください。

  1. 新規ドキュメントを作る
  2. オブジェクトを選択・移動する
  3. 四角形や円などの図形を描く
  4. 塗りと線の色を変える
  5. 文字を入力・編集する
  6. 重なり順と位置を整える
  7. AI形式で保存してPNGに書き出す

①新規ドキュメントを作る

ドキュメントの新規作成

Illustratorの入門知識としてまず覚えなければならないのが、ドキュメント作成の設定です。

Illustratorを起動し、「新規ファイル」を選択します。作りたいものに合わせて幅と高さを入力し、「作成」をクリックすると、作業領域となるアートボードが表示されます。WebサイトやSNSで使用する画像なら、次の設定が基本です。

  • 単位:ピクセル
  • カラーモード:RGBカラー
  • ラスタライズ効果:スクリーン(72ppi)

また、印刷物を作る場合は、単位にミリメートル、カラーモードにCMYKカラーを使用します。
用途によって設定が異なるため、最初に完成後の使い道を決めておきましょう。

②オブジェクトを選択・移動する

選択ツールの場所

Illustrator入門者が、よく操作するのがオブジェクトの形状変更です。

Illustratorでは、配置した図形や文字などを「オブジェクト」と呼びます。
そのオブジェクトを動かしたり、拡大・縮小したりするときは、黒い矢印の「選択ツール」を使用します。

選択ツールで対象をクリックすると、周囲に枠が表示されるため、そのままドラッグすれば移動でき、枠の角をドラッグすれば大きさを変更できます。縦横比を保って拡大・縮小したい場合は、Shiftキーを押しながら操作するのが一般的です。

なお、白い矢印の「ダイレクト選択ツール」は、アンカーポイントと呼ばれる点を選び、図形の一部だけを変形するときに使います。最初は「全体を編集するなら黒い矢印、一部分を編集するなら白い矢印」と覚えれば入門として十分です。

③四角形や円などの図形を描く

挿入する図形の選択

Illustratorでは、複雑な絵も基本図形の組み合わせで作れます。
入門段階では、ペンツールより先に図形の作成と移動に慣れるのがおすすめです。

たとえば、ツールバーから「長方形ツール」を選び、アートボード上をドラッグすると四角形を描けます。ドラッグ中にShiftキーを押すと、縦横の長さが同じ正方形や正円になります。正確なサイズで作りたいなら、アートボードを左クリックし、幅と高さを数値で入力しましょう。

また、ツールアイコンのカーソルを合わせた状態で右クリックすると、楕円形ツールや多角形ツールなどの図形の種類を選択できるのが特徴です。

④塗りと線の色を変える

オブジェクトの色を調整する

Illustratorの図形には、内側の色を示す「塗り」と、輪郭を示す「線」があります。

図形を選択した状態で、プロパティパネルの「塗り」をクリックすると内側の色を変更できます。一方、「線」では輪郭の色や太さを変更できます。輪郭が不要な場合は、線を「なし」に設定しましょう。

色を変更しても見た目が変わらない場合は、塗りと線のどちらを選択しているか確認してください。ツールバーでは、手前に表示されているほうが現在の編集対象です。

⑤文字を入力・編集する

文字入力の方法

Illustratorを用いたデザインと一緒に覚えておきたいのが、文字ツールの入門知識です。

ツールバーにあるTと書かれた「文字ツール」を選び、アートボード上をクリックすると文字を入力できます。文章を一定の幅に収めたい場合は、クリックではなくドラッグしてテキストエリアを作ります。なお、文字を選択すると、プロパティパネルから次の項目を変更できます。

  • フォント
  • 文字サイズ
  • 文字色
  • 行間
  • 文字揃え

ちなみに、簡易的なサイズ変更やフォント変更は、アートボード上にある横長のクイック編集ツールバーが便利です。プロパティパネルを使わずに、文字情報を調整できます。

⑥重なり順と位置を整える

前面・背面の変更

入門者の方が混乱しやすいのが、オブジェクトの配置です。
Illustratorでは、後から作ったオブジェクトほど手前に配置されるため、文字が図形の後ろに隠れた場合は、文字を選択し、「オブジェクト>重ね順>最前面へ」を選択してください。

複数のオブジェクトをきれいに並べるときは「整列」を使います。Shiftキーを押しながら対象を選択し、プロパティパネルから中央揃えや等間隔分布を実行できます。思いどおりの基準で整列しない場合は、整列パネルの「選択範囲に整列」や「アートボードに整列」を確認しましょう。

⑦AI形式で保存してPNGに書き出す

AI形式で保存する

後から編集するIllustratorのデータは、「ファイル>名前を付けて保存」からAI形式で保存します。制作途中でもこまめに保存しておくと安心です。

また、WebサイトやSNSで使用する場合は、AIファイルとは別に画像形式で書き出します。
「ファイル>書き出し>書き出し形式」を選び、PNGまたはJPEGを指定してください。

拡張子 入門者が覚えておきたい拡張子
AI Illustratorで編集を続けるための形式
PNG ロゴや図形、透過画像に向く形式
JPEG 写真を含む画像に向く形式

アートボードの範囲だけを書き出したい場合は、「アートボードごとに作成」にチェックを入れます。

Illustratorの入門練習問題(バナー作成)

Illustrator入門の練習として、ここまでに覚えた基本操作でシンプルなバナーを作っていきます。使用するのは、入門として使いやすいIllustratorの長方形ツール、文字ツール、選択ツール、整列機能です。

入門者向けであるため、操作が難しいペンツールは使わず、幅800px、高さ450pxのWeb用バナーを完成させていきましょう。Illustratorの入門者でも取り組みやすい、入門向けの練習です。

新規ドキュメントと背景を作る

バナーサイズの設定

Illustratorのソフトを起動したら、幅800px、高さ450px、RGBカラーで新規ドキュメントを作成します。長方形ツールを選び、アートボードと同じ大きさの四角形を配置してください。

プロパティパネルから好きな色を設定し、線は「なし」にします。

設定したカラー

今回はCG研と同じカラーを背景色にしてみました。

見出しと説明文を入力する

バナーに文字を入力

文字ツールで、バナーの見出しと説明文を入力します。
見出しは大きく太い文字、説明文は少し小さな文字にすると、情報の違いが伝わりやすくなります。

今回は「Illustrator入門ならCG研」という文章と、この記事の内容の説明文を書き込みました。
文字サイズや色を変えることで、どれがメインで伝えたい文字なのかを伝えやすくなります。

なお、文字が読みにくい場合は、背景と文字の明るさに差を付けてください。
装飾を増やす前に、文字が読みやすいかを確認することが大切です。

図形を加えて位置を整える

図形の追加

円や四角形を追加し、日付やボタンなどのアクセントを作ります。
複数の要素を選択して整列を使い、左右の位置や間隔を整えましょう。

すべての要素を配置したら、一度画面から離れて全体を確認することが大切です。
「最初に読んでほしい文字が目立っているか」「端に寄りすぎていないか」を確認してください。最後にAI形式で保存し、PNG形式でも書き出せば完成です。

出力されたバナー画像

なお、出力する際には、アートボードの枠外の情報がカットされます。

Illustratorの入門でつまずく4つの原因

Illustratorに入門したばかりの方は、「オブジェクトを選択できない」「色が変わらない」といった問題につまずきがちです。ただし、Illustratorの故障ではなく、ツールや設定、保存形式が原因となっている場合がほとんどです。困ったときは、次の表を参考にしてください。

入門でよくある問題 主な原因 解決方法
オブジェクトを選択できない レイヤーがロックされている ロックを解除し、選択ツールを使う
図形の色が変わらない 「線」を選択している 「塗り」を選択して色を変える
パネルが見つからない パネルが非表示になっている 「ウィンドウ」から再表示する
画像がぼやける 書き出しサイズが小さい 使用サイズ以上で書き出す

問題が起きたときは、やみくもに操作を繰り返さず、現在選択しているツール、対象のオブジェクト、塗りと線、レイヤーの状態を順番に確認しましょう。それでも解決しない場合は、直前の操作を取り消し、問題が起きる前の状態からやり直すと原因を見つけやすくなります。

Illustrator入門後のおすすめ学習方法

本記事で紹介したIllustrator入門者向けの基本操作を覚えたら、実際に作品を作りながら知識を定着させましょう。学習方法には、公式チュートリアル、入門本、セミナー講座があります。目的や予算に合う方法を選んでください。

公式チュートリアルで練習する

Adobe公式では、Illustratorの基本操作や作品の作り方を学べるチュートリアルが公開されています。無料で始められるため、まずは動画や見本と同じ操作を試したい人におすすめです。

入門本で体系的に学ぶ

入門本なら、基本操作から制作方法まで順番に学べます。
使用中のIllustratorに対応し、練習データをダウンロードできる本を選ぶと、操作しながら理解を深められます。

セミナー講座で入門知識・実践を学ぶ

Illustrator基礎セミナー

独学に挫折した方や、わからない部分を解決したい方は、セミナーや講座が向いています。
講師に質問できるほか、課題への添削を受けられる講座もあるため、仕事で使える技術を効率よく学びたい人にもおすすめです。

なお、入門者向けのIllustratorセミナーをお探しなら、以下の利用も検討してみてください。
ハンズオン形式で、入門・基礎・応用を短期学習できることに加え、助成金を活用して費用を抑えながらIllustratorの入門をクリアできます。

独学での学習の見落としや誤った理解を避けたいのなら、まずはセミナーを活用してみてはいかがでしょうか。

セミナー名Illustrator基礎セミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)29,700円〜
受講期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

複数の講座を比較したい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

【2026】Illustratorが学べるおすすめ講座13選!講座の特徴をそれぞれ解説!

Illustrator入門者が次に覚えたい機能

Illustrator入門で基本操作に慣れたら、次は制作の幅を広げる機能を覚えましょう。
以下は、入門を終えた人がIllustratorでバナーやロゴ、イラストを作る際によく使う機能です。

  • 直線や曲線を自由に描く「ペンツール」
  • 複数の図形を合体・分割する「パスファインダー」
  • 図形の形に合わせて画像を切り抜く「クリッピングマスク」
  • 写真やイラスト素材を読み込む「画像配置」
  • オブジェクトを階層ごとに整理する「レイヤー」

一度にすべて覚える必要はありません。Illustratorの入門者は、入門レベルで必要になった機能から覚えましょう。

Illustrator入門でよくある質問

ここでは、Illustrator入門者が抱きやすい疑問に回答します。
Illustratorの学習を始める前に、独学の進め方や覚える順番を確認しておきましょう。
Illustrator入門で迷いやすい点を知れば、入門者でも学習を進めやすくなります。

Illustratorは独学でも習得できる?

基本操作は独学でも習得できます。操作方法を暗記するだけでなく、バナーやアイコンなどの小さな作品を繰り返し作ることが上達の近道です。わからない部分だけを公式チュートリアルや入門本で調べると、知識が実際の操作と結びつきやすくなります。

初心者は何から始めればいい?

選択、図形、文字、色、整列、保存、書き出しから始めましょう。これらの基本操作を覚えれば、簡単なバナーや図解を制作できます。最初から高度なイラストを目指すのではなく、基本図形だけで完成する題材がおすすめです。

ペンツールは最初から覚えるべき?

最初から使いこなす必要はありません。ペンツールは自由な線や曲線を描ける便利な機能ですが、操作に慣れるまで時間がかかります。まずは図形の作成、選択、整列に慣れ、作りたい形を基本図形で表現できなくなった段階で学び始めるとよいでしょう。

Illustrator入門についてまとめ

Illustrator入門では、数多くのツールを暗記するより、Illustratorを実際に操作して1つの作品を完成させることが大切です。まずは選択、図形、文字、色、整列、保存、書き出しの基本操作を使い、簡単なバナーを作りましょう。繰り返すうちに、画面の見方などが自然に身につきます。

バナーを完成させたら、Illustrator入門の最初のステップは完了です。
入門者を卒業し、初級や中級レベルの操作を覚えていきましょう。

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