小学生の自由研究は、自分自身が「やってみたい」と感じ、夢中になって取り組めるテーマを選ぶことが重要です。しかし、いざ決めるとなると、具体的な自由研究のテーマが浮かばない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、小学生におすすめの簡単・面白い自由研究のテーマを12選、5つのジャンルに分けてご紹介します。4年生の簡単・10分でできるテーマもお伝えするので、自由研究のテーマが決まらない小学生はぜひチェックしてみてください。
小学生が自由研究に取り組むメリット

小学生の自由研究は、成長期の子どもが主体的に学ぶ力を育てる大切な体験です。小学生が自分で考え、調べ、まとめる一連のプロセスは、学習習慣や好奇心を育てるうえで大きな意味を持ちます。まずは、小学生の自由研究がもたらす教育的メリットを3つ見ていきましょう。
- 主体的な学びで、勉強への興味が広がる
- 自由研究を通して親子の絆が深まる
- 困難を乗り越える「忍耐力」と「確かな自信」が育つ
①主体的な学びで、勉強への興味が広がる
小学生が自分から進んで取り組む自由研究は、近年注目される「アクティブ・ラーニング」の形そのものです。アクティブ・ラーニングとは、先生の話を一方的に聞くのではなく、小学生自らが主体的に考え、行動して学ぶ学習スタイルのことです。
この主体的な活動を多く経験すると、自身の意思で進める自主性、思いを行動に移す積極性、周囲をまとめるリーダーシップが育まれます。こうした経験の積み重ねは、人や物事に寄り添える高い感受性や共感力を育てるうえでも大きな効果を発揮します。
②自由研究を通して親子の絆が深まる
小学生の自由研究は、テーマ選びや材料の準備など、家族で協力して進めるご家庭が多いでしょう。この際、保護者がサポートしながら「どうしてこうなるのかな?」と一緒に考える時間は、普段の生活では生まれにくい、深いコミュニケーションのきっかけになります。
たとえば、「バリアフリーマップ調査」「鼻をつまんだ味覚テスト」のように、小学生時代に親子で一緒に街を歩いたりクイズを出し合ったりする体験は、小学生の自由研究だからこそ得られる特別な体験です。
③困難を乗り越える「忍耐力」と「確かな自信」が育つ
小学生が夏休みの長い期間を使って取り組む自由研究は、今までに小学生の授業で作ってきた作品とは、一味も二味も違うものです。小学生の自由研究では、子どもたちが自分でテーマを決め、0から計画を立てて1つの作品を作り上げます。
自由研究の過程では、思い通りに進まず、途中で投げ出したくなるかもしれません。しかし、苦労の末にやり遂げたときには確かな自信、次ステップへ挑戦する大きな原動力が得られます。
セミナーで楽しさと成長を両立するCanvaを学ぼう!
こうした忍耐力・継続力を自由研究で無理なく育むには、簡単すぎず難しすぎない、小学生が夢中になれる絶妙なハードルを用意することが大切です。Canva基礎セミナーは、デジタルを使ったデザインスキルを基礎から応用まで楽しく学べる短期講座です。
講義では、実際に作品を制作しながら学ぶため、小学生の創造力を伸ばしながら、学びへの興味を育めます。ニーズの高いWebデザイン分野は、「自由研究を通じ、将来につながるスキルを身につけたい」という小学生にもおすすめです。
「自ら課題を見つけて解決する力」は、小学生の自由研究だけではなく、大人が新たなスキルを身につける「社会人の学び直し」でも注目を集めています。以下の記事では、この「学び直し」について解説しているので、ぜひこちらもご一読ください。
小学生におすすめの自由研究12選
では、小学生の自由研究にぴったりなテーマを「実験」「調理」「デザイン」「工作」「調査」の5つに分けてご紹介します。
| ジャンル | 自由研究のタイトル | 主な対象学年 | 所要時間 | 学べる内容 |
|---|---|---|---|---|
| 実験 | 光るスケルトン卵 | 1・2年 | 5〜6日 | 酢と殻の化学反応 |
| 水と油と氷のふしぎ | 1・2年 | 10分 | 水と氷の密度の違い | |
| 画びょうで割れない風船 | 3・4年 | 20分 | 圧力・力の分散 | |
| 水の色が3色に変化 | 4・5・6年 | 15分 | 酸化・還元の化学反応 | |
| 調理 | アガーで作る溶けないアイス | 3・4年 | 1日 | 凝固温度・比較実験 |
| 手作りラムネ | 1・2年 | 30分 | クエン酸×重曹の反応 | |
| デザイン | Canvaで作るメニュー表 | 4・5・6年 | 1〜2時間 | レイアウト・デザイン |
| Canvaで作るお魚図鑑 | 4・5・6年 | 1〜2時間 | 写真整理・図鑑構成 | |
| 工作 | カラフル手作りバスボム | 1・2年 | 1時間+乾燥 | 発泡反応・香りの工夫 |
| ペットボトル顕微鏡 | 5・6年 | 1〜2時間 | レンズの仕組み・観察力 | |
| 調査 | バリアフリーマップ調査 | 4・5・6年 | 半日〜1日 | 町の安全性・福祉の視点 |
| 味覚とにおいの関係 | 5・6年 | 1時間 | 嗅覚と味覚のデータ分析 |
お家で簡単・光るぷにぷに卵を作ろう!
卵をお酢に漬けるだけで、殻が消えて透明になる「スケルトン卵」は、小学生の自由研究で大人気の実験です。お酢の成分(酢酸)が殻(炭酸カルシウム)に化学反応し、じわじわと溶かす過程を目の前で観察できます。
- 生卵が完全に隠れるまでお酢を注ぐ
- 泡を出しながら殻が溶ける様子を6日ほど観察・記録
- 卵を水が入ったボールに移してそっと手で外す
- 懐中電灯で照らして透明度をチェック
なお、小学生の自由研究時には、見るだけではなく、卵のぷにぷにとした感触の変化も体験してみてください。殻の溶け具合が感触に比例するため、この点をレポートすると、小学生の自由研究に深みがでます。
水と油と氷のふしぎ!真ん中で止まる氷のナゾ
次は、水と油を入れたコップに氷を入れると、浮くのでもしずむのでもない、真ん中でピタッと止まる不思議な小学生の自由研究です。手順は以下の通り、家にあるもので簡単にできます。
- コップに水と油を注ぎ、きれいに2層に分かれるのを待つ
- 真ん中くらいの大きさの氷をそっとコップの中に入れる
- 氷が水と油のちょうど境目のところで静止する様子を観察
この小学生の自由研究では、同じ水からできているのに氷の方が軽い(密度が低い=体積が増える)性質も理解できるため、「すごい」で終わらせず科学的な根拠も一緒に考えてみましょう。なお、氷は純度の高いものを使ってください。空気が入った氷は浮いてしまいます。
画びょうで割れない?風船マジックの仕組み
1個の画びょうだと簡単に割れる風船が、40個並べると割れなくなるという、面白い小学生の自由研究です。針の数が増えると風船にかかる力が分散される、圧力の仕組みを学べます。
- 画びょう1個を上向きに固定し、風船を押し当てて割れるのを確認
- 両面テープで画びょうを40個すき間なく並べて固定
- その上に風船を置き、上から軽く押さえる
小学生の自由研究の際には、力の強さを変化させて、どの程度の力であれば割れるのかを検証するのもおすすめです。「いつ割れるか」というハラハラ感も小学生の好奇心を刺激します。
水の色が3色に変化!化学反応の不思議を体験
続いては、グラスの水を振るだけで「緑・赤・黄色」の3色に次々と色が変わる、小学生におすすめの自由研究です。小学生には難易度が高そうな自由研究ですが、実は以下のように比較的簡単な手順でできます。
- 容器に耳かき1杯の青色2号(インジゴカルミン)、ブドウ糖を入れる
- アルカリ性洗剤100mlを加え、しっかり混ぜると黄色に変化
- 放置すると赤→再び黄色→緑色に変化
この自由研究における色の変化は、インジゴカルミンという色素が、酸化と還元で色を変える性質を持っているからです。小学生の自由研究では、色の変化を具体的な写真で伝えるとすごさが具体的に伝わります。
通常のアイスと徹底比較!アガーで作る溶けないアイス
次は、夏休みのおやつ作りをしながら自由研究にもチャレンジできる3、4年以上の小学生向けのテーマです。調理時に火は使いますが、以下の様に手順は比較的簡単です。
- 鍋にアガーとグラニュー糖、牛乳やジュースを注いで沸騰させる
- 沸騰後は、中火で2分間混ぜてとろみを出す
- フルーツを詰めた型に流し込んで、冷凍庫で4時間以上冷やす
- アガーを入れないアイスと溶ける変化の違いを記録する
この小学生の自由研究では、約70度の熱にまで耐えられる寒天(アガー)の性質を学びましょう。アガーに似たゼラチンでも作り、溶け方・凝固温度の違いを比較するのもおすすめです。
シュワシュワひんやり!炭酸の仕組みもわかる手作りラムネ
次も、おやつを作りながら化学反応の自由研究もできる低学年の小学生向けテーマです。以下のように火を使わないので、気軽にチャレンジできるのも魅力です。
- ボウルに粉砂糖、食用のクエン酸・重曹を入れて混ぜ合わせる
- かき氷シロップを少しずつ加え、全体がそぼろ状になるまで擦り混ぜる
- スプーンですくって強く押し固める
- 湿気のない場所で半日ほど置いて、しっかりと乾燥させれば完成
この小学生の自由研究では、クエン酸と重曹が口の水分に溶けて二酸化炭素とクエン酸ナトリウムを出す化学反応を学べます。ラムネを食べるとシュワシュワして、口がひんやりするのはこの性質によるものなのです。
カフェ気分を楽しもう!Canvaで作るおしゃれなメニュー表
小学生の自由研究でおやつ作りが完成したら、次のステップとしてCanvaを使ってメニュー表を作ってみましょう。Canvaは無料で使えるオンラインデザインツールで、操作もわかりやすく、4年生以上であれば小学生にもおすすめです。
- Canvaを開き検索窓に「メニュー」と入力
- テンプレートをクリックして、希望のテンプレートを選択
- 実際に作ったおやつの画像をアップロードして配置
- 「テキスト」をクリックして、おやつの名前やおすすめ度を文字で入力
この際、メニューの背景色やフォント(文字の形)を自分好みに変えてみましょう。小学生ならではの感覚を生かしながら、色彩感覚や配置(レイアウト)スキルを身につけられる自由研究です。
Canvaで簡単作成!オリジナルのお魚図鑑
小学生の自由研究で、水族館で見た魚や自分で釣った魚の写真をまとめるときは、Canvaを使った図鑑作りにチャレンジしましょう。上記画像のようにテンプレートの枠線を使えば、枠内にサッと写真を挿入できます。
- Canvaの検索画面で「フォトコラージュ」と入力
- 好きなテンプレートを選択
- 魚の画像をアップロードして、枠内に配置
- 魚の名前や見つけた場所をテキストで入力
- 海をイメージした背景色に変えて仕上げる
この際、ただ写真を並べるだけでなく、フォントの色や背景色を変えて、オリジナル感を高めましょう。少しの手間で、ワンランクアップした小学生の自由研究に仕上がります。
Canvaで魅せる自由研究!基礎から学べるおすすめセミナー
小学生の自由研究「メニュー表」や「お魚図鑑」の作成例の通り、Canvaは小学生でもすぐにおしゃれな作品が作れるとても簡単なツールです。
しかし、テンプレートをそのまま使うだけでは、どこかで見かけたデザインになってしまいがちです。「オリジナル性を高めてもっと見やすくデザインしたい」という方は、ぜひCanva基礎セミナーをご検討ください。
セミナー名 Canva基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
シュワシュワ泡立つ!手作りのカラフルバスボム
次の小学生の自由研究では、お風呂に入れると楽しく泡立つバスボムを、家にある材料で手作りしてみましょう。一見難しそうですが、重曹やクエン酸を混ぜ合わせるだけなので、4年生以下の小学生にもおすすめです。
- ボウルに重曹2、クエン酸1、片栗粉1の割合で入れて混ぜる
- 市販の入浴剤を加えて色や香りを付ける
- 霧吹きで少しずつ水を加えながら、しっとりするまでこねる
- カプセルトイやお菓子の型に強く押し込んで乾燥させる
バスボムをお湯に入れると、なぜシュワシュワと二酸化炭素の泡が出るのか、その仕組みを小学生の自由研究としてまとめましょう。もし、先ほどのラムネで使った重曹とクエン酸が残っているなら、バスボムも合わせて作ってみてください。
ペットボトルで顕微鏡を作ろう!
次は、身近にあるペットボトルとガラスビーズを使った顕微鏡を工作する小学生の自由研究です。球体のビーズが光を集めて大きく見せる「レンズの仕組み」を体感して学べます。
- ペットボトルの蓋の真ん中に穴をあけてガラスビーズをはめ込む
- カットしたボトルの口に、プレパラートをセロハンテープで固定
- 玉ネギの薄皮をプレパラートに載せてテープで止める
- ガラスビーズ付きの蓋をペットボトルに閉める
- ペットボトルを明るい方に向け、ビーズの穴から覗いて観察
この小学生の自由研究はすこし工程が複雑なので、小学5年生以上におすすめです。また、顕微鏡で見えた細胞の様子を撮影できないため、詳細なイラストを描いて伝えると良いでしょう。
車椅子やベビーカーの目線で歩こう!町のバリアフリーマップ調査
続いての小学生の自由研究は、車椅子に乗っている人、ベビーカーを押している人の視点で、町のどこが通りやすくて、どこに課題があるかを地図にまとめる調査です。以下は、自治体のまちづくりイベントでも行われている手順です。
- 普段使っている駅やスーパーを、車椅子やベビーカー利用者の視点で歩く
- 「スロープがある場所」「エレベーターの位置」をチェックする
- 「大きな段差がある場所」「車椅子では通れない道」を見つける
- 白地図に、通りやすかった場所、課題の場所を書き込む
小学生の自由研究をきっかけに、「いつもの町並みが誰にとっても歩きやすいか」を見つめ直してみてください。目線を変えることで、立場の違う人に思いを寄せる心も同時に育めます。
鼻をつまむと味が変わる?味覚とにおいの関係
最後は、小学生である皆さんが普段感じている「おいしさ」や「味」が嗅覚とどれくらい関係しているかを体験する小学生高学年向けの自由研究です。食感で判別できないように、ジュースや同じ硬さのゼリーなど、口当たりが同じ食品を使ってください。
- 調査を手伝ってくれる人に鼻をつまんでアイマスクをしてもらう
- スプーンに出された食品を1種類ずつ口に入れてみる
- 「何味か」を予想して答える
- その後に鼻をパッと離して味の変化を体感する
この小学生の自由研究では、目隠しと鼻つまみによって正解率がどれくらい下がったのかを分かりやすい表にまとめましょう。普段の食事が味だけではなくにおい、さらに見た目がいかに影響しているのかわかる小学生の自由研究です。
小学生の自由研究選びのポイント

小学生の自由研究は、小学生一人ひとりの個性に合わせ、自ら考える力を引き出すテーマを選びましょう。ここでは、小学生の自由研究選びで押さえておきたいポイントをご紹介します。
- 子どもの純粋な好奇心を尊重する
- 試行錯誤する過程を見守る
- 学びにつながる体験を重視する
①子どもの純粋な好奇心を尊重する
小学生の自由研究では、難しさや見栄えよりも、普段から興味を持っていることをテーマに選びましょう。自分で課題を見つけて探究する自由研究では、「知りたい」「やってみたい」という気持ちが原動力になります。
小学生である子どもが抱いた興味は、今しか得られない特別なものです。この気持ちを尊重して自由研究のテーマを選ぶことで、学ぶ楽しさを根付かせ、自発的な学習習慣も生み出します。
②試行錯誤する過程を見守る
小学生の自由研究では、結果だけでなく、考えながら進める過程にも大きな価値があります。もし実験や観察の途中で迷ったとしても、すぐに答えを教えるのではなく、小学生の子ども自身が考える余白を残してあげましょう。
「どうしてつまづいたのだろう?」「次はこうしてみよう」と紆余曲折することで、論理的思考力や問題解決力が育まれます。また、自分で課題を解決できた経験は自己肯定感の向上にもつながります。
③学びにつながる体験を重視する
自由研究は、必ずしも小学生が通う学校の教科に直結したテーマである必要はありません。しかし、好きなことを掘り下げていくと、例えばラムネ作りが二酸化炭素の発生を学ぶ理科実験につながるように、自然と教科の学びへ発展していきます。
「楽しいから続けていたら、いつの間にか学びになっていた」という体験は、小学生の自由研究ならではの魅力です。こうした経験は、自主学習を習慣化させ、将来にわたって探究心や学習意欲を持ち続ける力の育成にもつながります。
小学生の自由研究レポートのまとめかた
小学生の自由研究レポートは、誰が見ても読みやすくわかりやすくまとめることが大切です。具体的には、次の順番で書くと、論理的で読みやすく仕上がります。
- きっかけ:なぜこの研究をしようと思ったのか
- 目的:何を調べたいのか
- 予想:どうなると思うか
- 方法:どんな道具を使い、どのように進めたか
- 結果:どうなったか(表・グラフ・写真を添付)
- 考察:予想と比べてどうだったか
- 結論:なぜその結果になったのか
- 感想:大変だったこと、気づいたこと、次に挑戦したいこと
模造紙など大きな紙にまとめる場合は、最初に「どこに何を書くか」を枠で決め、鉛筆で軽く下書きをしてから清書しましょう。この際、レイアウトを意識して配置すると、読み手が理解しやすくなり、自由研究全体の完成度がぐっと高まります。
小学生の自由研究入賞作品
最後に、小学生の自由研究入賞作品を3つご紹介します。ここでは、小学館が主催した2025年自由研究コンクールの「自学ノート部門(応募総数3,393通)」受賞作品から3つご紹介します。
- 最優秀賞「どの世代にも人気!? みんな大好きガチャガチャ」
- 読売KODOMO新聞賞「目が見えないということ」
- 読売KODOMO新聞賞「悲しい海」
最優秀賞「どの世代にも人気!? みんな大好きガチャガチャ」

まずは、カプセルトイの立体的なイラストと、模造紙いっぱいに書き込まれた解説が印象的な小学生の自由研究です。
自由研究のレポートでは、ガチャガチャを何度も回したくなる心理を「ディドロ効果」という専門用語で説明し、さらにカプセルの穴が「子どもの窒息防止」であることを発見するなど、6年生ならではの高度な視点も光ります。
読売KODOMO新聞賞「目が見えないということ」

こちらの小学生の自由研究は、福祉をテーマにした優しさと探究心に溢れた5年生の作品です。本での調査だけでなく、自ら目をつむって生活し、調味料の配置やシャンプーボトルの突起などの対策に気づく体験型リサーチが秀逸です。
本文ではSNSで視覚障害の方へインタビューを行っており、さらにタイトルの背景に本物の点字を丁寧に配置するなど、テーマへのリスペクトに満ちた工夫も随所に見られました。
読売KODOMO新聞賞「悲しい海」
こちらの小学生の自由研究は、実際にビーチクリーニングに参加し、拾ったゴミを写真付きで細かく分類・考察した2年生の作品です。カトラリーやタバコのビニール、レゴブロックなど、身近なゴミが海に流れ着く背景を小学生の視点で分析していました。
後半では、ウミガメや魚がプラスチックを食べてしまうニュースとも結びつけ、環境問題まで踏み込んでいます。「ポイ捨てをしない」「エコバッグを使う」など、小学生の自分にもできる決意で締めくくったまとめも光る自由研究です。
小学生の自由研究についてまとめ
小学生の自由研究は、身の回りのささいな疑問から生まれるケースも多く、本記事で紹介した自由研究も身近なテーマをもとに考察を深めた作品ばかりでした。つまり、テーマ選びで最も重要なのは「日頃の小さな興味」に目を向けることなのです。
もし「やってみたいこと」がすぐに見つからない場合は、最新のニュースやネットの話題、あるいは街中で見かける看板や広告などに注目してみてください。そこから生まれる「なぜ?どうして?」という思い、思わず目を惹かれるデザインが、素晴らしい自由研究の種となるでしょう。