生成AIの登場により、生活や仕事のスタイルは大きく変化しつつあります。その中心的な役割を担っているのがOpenAIです。OpenAIは、ChatGPTをはじめ、さまざまなAIサービスを提供しています。
本記事では、そんなOpenAIについて紹介します。代表的なサービスの内容や料金プラン、ChatGPTの使い方なども解説しているので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
OpenAIとは

引用:OpenAI
OpenAIは、AIブームの火付け役ともいわれるアメリカの企業で、人工知能の研究と開発を中心とした事業を展開しています。特に2022年11月に公開されたChatGPTは、生成AIが幅広く認知される大きなきっかけとなり、世界中でAI活用が一気に加速しました。
現在では対話型AIだけでなく、画像生成AIや動画生成AIなど、多様なサービスを提供する企業として注目を集めています。
OpenAIのサービス
OpenAIは、以下のようにさまざまなAIサービスを提供しています。
- ChatGPT
- DALL-E
- Sora
- Whisper
- OpenAI Codex
これらのサービスの特徴について見ていきましょう。
①ChatGPT
ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型の生成AIで、人間同士が会話しているかのように自然な返答ができるのが特徴です。文章の要約や翻訳、プログラミングコードの添削など、多岐にわたる作業をサポートしてくれるため、ビジネスや学習、クリエイティブ制作などさまざまな場面で活用されています。
OpenAIの数ある生成AIの中でも、代表的なサービスとして知られています。
②DALL-E
DALL-Eは、入力したテキストに合わせて画像を生成するAIモデルです。ChatGPTに組み込まれているため、AIとの対話を通じてイメージの調整や細かなニュアンスの共有を行えます。
これにより、ほかの画像生成AIと比較しても、思い描いたイメージに近い作品を制作しやすいのが魅力です。
③Sora
Soraは、テキストや画像を入力するだけで動画を生成できるOpenAIの動画生成モデルです。アニメ風の表現から実写のような写実的な描写まで、幅広いスタイルに対応している点が大きな特徴です。
さらに、映像だけでなく音声も同時に生成できるため、人が会話している場面なども自然でリアルに再現できます。高クオリティな動画が生成できるようになったことで、さまざまな映像作品への活用が期待されています。
また、Soraについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。2025年9月30日に発表されたSora2の特徴や利用方法などについて解説しています。
④Whisper
Whisperは、OpenAIの音声認識モデルです。音声認識モデルとは、認識した音声をもとにデータをアウトプットするサービスです。
WhisperではWeb上の68万時間分の音声を学習しているため、日本語でも高い精度で文字起こしを行えます。
⑤OpenAI Codex
OpenAI Codexは、プログラミングコードを自動生成できるAIモデルです。PythonやJavaScriptなど、幅広い言語に対応しているのが特徴です。
ChatGPTに組み込まれているため、対話形式でコードを生成できます。プログラミング初心者が学習に活用したり、上級者が作業のサポートツールとして導入したり、幅広い用途で利用できます。
OpenAIの料金

OpenAIは、2025年11月現在で以下のようなプランを提供しています。
| プラン | 月額料金 |
| Free | $0 |
| Plus | $20 |
| Pro | $200 |
| Business | $25 |
| Enterprise | 要お問い合わせ |
個人用のプランは「Free」「Plus」「Pro」の3種類があり、Freeプランであれば無料で利用できます。しかし、DALL-Eの利用回数に制限があったり、Soraが使用できなかったりします。
Soraを使用したい場合や、制限少なく生成を行いたい場合は、Plus以上のプランを検討してみてください。
また、既存の生成AIモデルを使うのではなく、新しく構築する方法について知りたい方には、生成AIセミナーがおすすめです。生成AIセミナーでは、APIを使用して独自のAIを作る方法について解説しています。ノーコード・ローコードで開発できるので、プログラミングスキルがない方でも安心して受講していただけます。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
OpenAIが活用できる職業
OpenAIは、さまざまな職業で活用できます。特に、以下のような職業では生成AIを取り入れることで、大幅な業務効率のアップが期待できるでしょう。
- CGデザイナー
- ゲーム開発エンジニア
- イラストレーター
- Webマーケター
なぜこれらの職業とOpenAIとの相性が良いのかについて確認していきましょう。
①CGデザイナー
CGデザイナーは、映像や広告などで使われる3Dモデルやアニメーションの制作を行う職業です。OpenAIの画像生成モデルや動画生成モデルを活用することで、独創的なアイデアを素早く具現化できる点が大きなメリットです。
従来は数日かかっていたラフモデルの作成も、生成AIを使うことで短時間で複数案を制作できるようになります。これにより、企画段階のプロトタイプを量産でき、制作工程全体の効率化につながるでしょう。
また、CGデザイナーにおすすめの生成AIは、OpenAI以外にもさまざまあります。以下の記事では、CG作成におすすめの生成AIをジャンルごとに紹介しています。CGにAIを活用したい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
②ゲーム開発エンジニア
ゲーム開発エンジニアは、ゲームのシステム設計やプログラミングなどを担当する職業です。OpenAIのコード生成モデルを活用することで、プログラム作成の補助をしてくれたり、エラーの特定を任せたりできる点がメリットです。
複雑な処理の書き方を相談したり、問題の原因を対話形式で探ったりできるため、開発スピードの向上が期待できます。
③イラストレーター
イラストレーターは、紙やWebなどさまざまな媒体でイラストを制作する職業です。OpenAIの画像生成モデルを活用することで、アイデア出しや構図の検討を効率的に行える点が魅力です。
背景や小物を生成して微調整することで、従来よりも短時間で完成度の高いイラストを制作できます。また、一度描いたイラストから多様なバリエーションを生成できるため、バリエーション案の検討もスムーズになるでしょう。
④Webマーケター
Webマーケターは、Web上の顧客に対して製品やサービスの販促を行う仕事です。ペルソナの設定や市場調査などにOpenAIのChatGPTが活用できます。
顧客データから仮説を立てたり、複数のコピー案を生成して比較したりできるため、マーケティング戦略の精度を高められるでしょう。
ChatGPTの使い方
OpenAIの代表的なサービスであるChatGPTの使い方について見ていきましょう。今回は、ChatGPTで以下の作業をする方法を紹介します。
- 文章要約
- 画像生成
- プログラミングコード生成
①文章要約
ChatGPTは、文章要約に強い生成AIです。文章要約をする際は、対象の文章を入力欄に貼り付け指示を出します。
今回は、OpenAIのWikipediaの一部を貼り付け、「上記のOpenAIの情報を箇条書きで要約して」と指示を出しました。

すると、以下のように要点を箇条書きでまとめた文章が生成されます。

この機能を活用することで、長い文章や難しい文章でも短時間で理解できるようになるため、作業効率が向上するでしょう。
②画像生成
ChatGPTでは画像生成モデルのDALL-Eを使えるため、文章を入力するだけで画像を生成できます。今回は、シンプルに「黒猫のイラストを描いて」と指示を出しました。
すると、数分後に以下のようにイメージに沿ったイラストが生成されます。

また、生成された画像は再度指示を出すことで微調整することも可能です。
③プログラミングコード生成
ChatGPTでは、プログラミングコードの生成にも対応しています。今回は、「JavaScriptで0〜9のランダムな数値を生成して表示するコードを書いて」と指示を出しました。
すると、目的を満たす具体的なコードが以下のように生成されました。

学習時のサポートやエラーの修正などに活用できます。
また、生成AIの仕組みについて一から学びたいと考えている方は、生成AIセミナーをチェックしてみてください。生成AIセミナーでは、大規模言語モデルや人工知能、機械学習などについて基礎から学べます。さらに、APIを利用して独自のAIを作る方法も学習できるので、生成AIの網羅的な知識が身につくでしょう。
OpenAIを利用する際の注意点
OpenAIのサービスを利用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 必ずファクトチェックを行う
- 個人情報を入力しない
AIを安全に利用するためには、利用上の注意点を理解しておくことが大切です。これらの注意点について詳しく見ていきましょう。
①必ずファクトチェックを行う
ChatGPTで生成された文章は、必ずしも正しいとは限りません。AIが存在しない情報をあたかも本当のように出力するケースがあります。
そのため、生成された文章は必ずファクトチェックを行いましょう。ビジネスで利用する際は、誤った情報をそのまま使用すると信用を損なう可能性があるので、特に注意が必要です。
②個人情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、AIの学習に使用される可能性があります。そのため、氏名や住所、電話番号、クレジットカード情報などの個人情報は入力しないことが大切です。
また、意図せず第三者にアクセスされるリスクがあるので、機密情報や社内資料なども同様に入力しないよう注意しましょう。
OpenAIについてのまとめ
今回は、人工知能の研究と開発を行うアメリカの企業「OpenAI」の概要やサービスなどについて紹介しました。OpenAIは、AIブームの火付け役となった企業で、現在でもAI業界の最前線を走っています。
高性能なAIモデルを活用できるのにも関わらず、基本料金は無料で利用できるので、興味のある方はぜひ一度OpenAIの生成AIを試してみてください。