AI画像を生成できるサイトやアプリは数多くあり、無料のツールも次々と登場しています。やはり、登録なしで無料回数が多いサイトやアプリは魅力的で、AI画像を初めて利用する方にとってはなおさら重視したいポイントです。
そこでこの記事では、無料で使える13の画像生成AIツールを厳選し、それぞれの無料枠や有料プラン、商用利用の可否までを詳しく比較・調査しました。手軽に使える登録不要のサイトも紹介していますので、ぜひこの機会に、AI画像の世界を気軽に体験してみてください。
画像生成AIとは?

画像生成AIとは、思い描いたイメージを言葉(プロンプト)で伝え、その内容に基づいた画像を生成できる技術です。
生成される画像のバリエーションは非常に豊富で、イラスト、ピクセルアート、さらには本物と見間違えるような写真風など、AIに伝えられる表現であれば何でもビジュアル化できます。
画像生成AIツールの機能
近年、画像生成AIツールは多様な進化を遂げています。以前は、プロンプトによる指示が主でしたが、現在は以下のような手法も対応可能です。
- アップロードした画像を参照
- 画像イメージモデルを事前に指定(LoRA)
- 水彩画やリアルなど、事前に画風を指定
このように、参照画像・スタイル指定機能が充実したことにより、言葉では伝えきれないイメージをダイレクトにAIに伝達できます。その他、SeaArtのように、画像から動画を作れるツール、Canvaの「マジック作文」のように、SNSやプレゼン資料など、タイプに合わせた文章生成できるツールも登場しています。
SeaArtについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらもご一読ください。
チャット型AIによる画像の連続性

近年最も注目すべき進化は、GeminiやChatGPTなどのチャット型AIが画像生成に対応したことです。これらの進化に伴い、従来の画像・動画生成ツールもチャット機能を搭載し始めています(Adobe Fireflyなど)。
この進化の最大の魅力は、「画像の連続性を保てること」です。例えば、Adobe Fireflyで生成した冒頭のAI画像に「この画像に『悲哀』を表現して」と追加指示を出すと、上記のように元の画風を完全に踏襲しつつ、表情だけを変更できます。
従来の画像生成AIは同じプロンプトでも結果がばらつき、キャラクターの連続性を保てませんでしたが、この課題が解消されたことで、統一感のあるシリーズ創作が可能になりました。
Adobe連携で創作活動の幅を広げよう!
Adobe FireflyでAIが生成した連続性のある画像は、同じAdobe社が提供するPhotoshopでシームレスに加工できます。
この独自の連携を活かし、よりクリエイティブな表現に挑戦したい方には「Photoshop基礎セミナー講習」がおすすめです。講座では、「幻想的な光の特殊効果」や「合成技術」など、プロフェッショナルな画像デザインスキルを学べます。
セミナー名 Photoshop基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
画像生成AI無料サイト&アプリおすすめ13選
さっそく、無料で使える13のAI画像生成サイトをご紹介しましょう。まずは、各ツールの無料枠、有料プラン、登録の有無、商用利用、アプリ対応をまとめた一覧表からご確認ください。
| ツール名 | 無料枠 | 有料プラン/月 | 登録 | 商用 | アプリ |
| Adobe Firefly | 40枚/月 |
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要 | 可 | 有 |
| Canva | 50回/月 |
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要 | 可 | 有 |
| ChatGPT | 5枚/日 |
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要 | 可 | 有 |
| Microsoft Designer | 15枚/月 |
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不要 | 可 | 有 |
| SeaArt | 約17枚/日 |
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要 | 可 | 有 |
| Fotor | 8枚/初回 |
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不要 | 可能 | 有 |
| Stable Diffusion オンライン | 10回/1日 |
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要 | 不可 | 有 |
| Leonardo AI | 30枚/1日 |
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要 | 有料 | 有 |
| Shutterstock | 8枚/初回 |
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要 | 有料 | 有 |
| Gemini | 100枚/日 | Pro:2,900円 | 不要 | 不明 | 有 |
| ImageFX | 50枚超/日 | なし | 不要 | 不明 | 無 |
| MyEdit | 4枚/日 3クレジット |
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要 | 規定有 | 有 |
| Bing Image Creator | 16枚 | なし | 不要 | 不可 | 無 |
なお、有料プランは主要プランを紹介し、ドル表記のツールは、1ドル145円で計算したものです。登録の有無に関しては、GoogleやMicrosoftアカウントへの事前登録を対象としています。
また、ツールの特徴を具体的に比較するため、以下のプロンプトで統一したAI画像を添付しています(商用利用可能なツールのみ)。
①Adobe Firefly

「Adobe Firefly」は、テキストから画像を生成・編集するクリエイティブな生成AIです。無料プランではFirefly Image4/3を使用でき、毎月40枚の生成枠(1回で4枚出力)が提供されます。
Google「NanoBanana」やOpenAI「GPT」などの他社画像タイプも選べますが、これらはプレミアムプラン専用です(今回は無料で2回可)。縦横比は5種類あり、クイックアクションで背景削除、切り抜き、サイズ変更、QRコード作成がすぐに行えます。
②Canva

デザインツールで有名な「Canva」は、2種類の生成AI機能を搭載しています。「マジック生成」では、一度に4枚の画像を生成可能で、画風は写真、デジタルアート、ファインアートの3種類あり、それぞれ多彩なイメージから選択可能です(写真は「ミニマル」「映画的」など)。
チャット形式の「Canva AI」は、一度に一枚画像を生成し、その画像を元に画像をアレンジできます。画像だけでなく、動画、スライド、音声、文章、コードまで生成可能です。
Canvaは、近年「クリエイティブOS」をリリースし、「スタイルマッチ」「Canva AIに聞く」など多彩なAI機能を搭載しています。Canva基礎セミナーは、Canvaを基礎から効率的に学習できるカリキュラムです。
セミナー名 Canva基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
③ChatGPT

ChatGPTの画像生成AIは、「DALL E3」を活用した高品質な画像生成ツールです。プロンプトや画像に応じてAI画像を生成・編集し、さらにチャット形式で細かく調整できます。
しかし、無料枠の制限は、現在は1日あたり5枚が上限です。また、生成は一度に1枚のみで、混雑時は待機時間が発生します。実際に土曜の昼頃に試したところ、3時間ほど待機しても変化しませんでしたが、再ログインにより画像を確認できました。
④Microsoft Designer

Microsoft Designerは、言葉とAIを使って画像、コラージュ、招待状などを簡単に作成・編集できるツールです。背景の除去やぼかし、オブジェクトの消去など編集機能も充実し、アプリはAndroidのみ対応しています。
無料プランでも毎月クレジットが付与され、一度に4枚の画像生成が可能です(縦横比は3種類)。生成画像は商用利用OKですが、著作権侵害の責任はユーザーに帰属します。
⑤SeaArt

SeaArt AIは、AIペインティング、AIキャンバス、ComfyUIなどを含む高効率な多機能ツールです。美女画像に強く、豊富なモデル(LoRAなど)から素体を選択し、1回1枚から4枚まで枚数を指定でき、縦横比も細かく設定できます。
生成された作品の著作権はユーザーに帰属し、商用利用も可能ですが、サイト上で公開している他者の作品を使う場合は許可が必要です。
⑥Fotor

Fotorは、画像編集とAI画像生成機能を兼ね備えた生成AIです。サイトにアクセスするだけで、登録不要でサッと利用でき、GeminiやGPTなど他社のモデルも利用できます。
ただし、無料枠が上限8枚と少なく、期間を経てリセットされることもありません。また、高画質な透かしなしダウンロードや追加のAIクレジット、高度な編集機能は有料の「Pro」や「Pro+」プランで提供されます。
⑦Stable Diffusion オンライン
こちらは、オープンソースで知られるStable Diffusionをオンラインで手軽に利用できるサービスです。登録不要、無料枠があり、複雑な導入作業なしで利用できます。
無料画像は1回2枚生成し、画像にはウォーターマーク(透かし)が付いています。商用利用は有料プランでのみ可能で、有料プランの「PRO」は2,000回、「マックス」は4,000回の高速生成にも対応しています。
⑧Leonardo AI
「Leonardo AI」は、テキストプロンプトから、リアルな写真風からアニメ風まで高品質な画像を瞬時に生成できます。商用利用できるのは有料プラン(利用頻度や目的に応じて選べるトークン制)のみです。
また、「AI Canvas」での部分編集、特定のポーズを指定できる「Control Net」、静止画から動画を生成する「Motion」など、高度なカスタマイズ機能を兼ね備えています。
⑨Shutterstock
Shutterstockは、GoogleのGemini 2.5 FlashやImagen 4、OpenAIのGPT Imageなど、複数の強力なAIモデルを採用した、高品質な画像生成AIです。今回試したところ、無料で8枚の画像を生成できました。
ただし、生成されたAI画像には大きなロゴ(透かし)が入り、無料でダウンロードすることはできません。まずは、画像のクオリティを確認してから有料プランを検討しましょう。
⑩Gemini
Geminiの画像生成機能は、Googleの「Imagen 4」による高品質なAI画像を生成します。最大の魅力は、1日あたり100枚という無料枠の広さです。日ごとにリセットされるため、実質的に無制限に近い感覚で利用できます。
チャット形式で使えるため、一度生成した画像に対し連続的な指示での編集が可能です。最近は、画像をフィギュア化した「AIフィギュア」が注目され、SNSでも大きな話題となっています
⑪ImageFX
Googleが提供する画像生成AIツール「ImageFX」は、Image 4モデルを採用した高品質な画像生成サービスです。ImageFXは、無料枠の広さ、生成時間の早さも特長です。
Googleは正式な無料回数を明記していませんが、実際試したところ50回を超えても利用可能であり、実質的に無料で無制限に近い利用ができる可能性が高いです。また、一度の生成で4枚の画像をまとめて出力できます。
⑫MyEdit
MyEditは、プロンプトはもちろん、写真のアップロード、AI動画化、フィギュア風やドール風へのAIアート変換など多彩な機能を搭載しています。また、不要物除去や高画質化、AIヘアスタイル診断も可能です。
毎日無料で3クレジットを獲得できますが、3クレジットで一回の生成のみ利用可能です。また、一回の生成で4枚の画像を生成できます。
⑬Bing Image Creator
Bing Image Creatorは、Microsoftアカウントがあれば無料で利用でき、言葉やアップロード画像から魅力的なビジュアルを生成する最先端のAIツールです。
この機能は、高性能なDALL-E 3や新規のMAI-Image-1、GPT-4oなどのモデルを利用可能です。1回で4枚の画像をまとめて生成でき、縦横比は3種類から選べます。無料枠の上限は公式で明示されていませんが、今回は1回で4枚を生成し合計16枚まで利用できました。
AI画像を無料で生成する方法
続いて、AI画像を実際に無料で生成する方法をお伝えしましょう。ここでは、ChatGPTの無料枠内で追加指示を出す画像生成方法を解説します。
- ChatGPTにアクセス
- プロンプトを入力して「+」をクリック
- 「画像を作成する」を選択して矢印アイコンをクリック

- 生成されたAI画像の上でクリック

- 追加の指示を記載(背景と服を明るくするように指示)

- 画像が変化したら、ダウンロードをクリックして完了

- 修正前後の画像を比較

明るい画風に合わせたのか、表情に若干の変化が見られましたが、その他は髪型や服のデザインをそのまま反映しています。
こういったAI画像は、プロンプトを工夫することでクリスマスカードにも応用可能です。詳しい作り方は以下の記事で解説しているので、興味がある方はぜひご一読ください。
魅力的なAI画像を無料で生成するコツ

AIで理想の画像を作るには、「どんな絵を見たいのか」を具体的に伝えることが大切です。ここでは、効果的なプロンプトを書くためのコツを紹介します。
3つの要素で構成する
プロンプトは「件名(誰・何を)」「詳細(どんな状況や環境か)」「スタイル(どんな雰囲気や表現方法か)」の3要素を意識して書きましょう。例えば、「犬」だけでは情報が不足していますが、「海岸に座っている白いラブラドール」のように書くと、AIがイメージを正確に捉えやすくなります。
強調したい要素を調整する
特に目立たせたい要素は、「括弧「」()」を使う、「単語( キーワード ):1.4」のように数値で重みをつけることで強調できます。また、プロンプトの冒頭に置いた単語ほどAIに強く影響するため、重要な要素は最初に書くのがおすすめです。
目的に合ったスタイルを選ぶ
AI画像の生成時には、画像の目的に合わせてスタイルを指定しましょう。建築や製品のイメージなら「コンセプトアート」、人物や風景をリアルに表現したいなら「写真スタイル」など、適切なスタイルワードを追加することで、完成度がぐっと上がります。
プロンプト最適化機能を活用する
とはいえ、自分で考えてもなかなか理想的なプロンプトを作るのは難しいものです。そんな方は、プロンプト最適化機能を活用しましょう。例えば「SeaArt」には、入力した言葉をもとにクオリティの高いプロンプトへ自動変換する機能があります。
また、「Fotor」はプロンプトサンプルが用意されているため、構成や表現方法の参考にしながら精度を高めることも可能です。初心者の方は、まずこうしたツールを活用してみてください。
プロンプト作成を深く学びたい方はセミナーがおすすめ
「プロンプト作成をもっと深く学びたい」「業務で生成AIを活用したい」という方は、生成AIセミナーへの参加がおすすめです。生成AIの基礎からChatGPTやCopilotの活用、プロンプトエンジニアリング、そして自社専用AI構築まで網羅的に学べる実践的なカリキュラムです。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
画像生成AIツール利用時の注意点
画像生成AIを業務で利用する際の注意点は、商用利用、無料範囲などいくつかありますが、今回は著作権侵害に着目して見ていきましょう。
生成AIの使用自体は基本的に違法ではなく、生成物が著作権侵害となる可能性は低いとされます。しかし、AI生成物をほぼそのまま一般公開する場合は注意が必要です。
著作権侵害は「依拠性」と「類似性」の2つで評価されます。例えば、ブルーを基調としたキャラクターであったとしても、それを見て誰もがハローキティを想起するのであれば著作権侵害に該当します。
Adobe Fireflyのように、著作権者から事前にライセンスを得たデータで学習しているAIや、問題のあるアセットを継続的にチェック・削除しているAIもあります。これらを選ぶと著作権侵害のリスクから解放されるので、選択肢の一つに加えるのも良いでしょう。
画像生成AI無料についてまとめ
AI画像を生成できるツールは数多くあるものの、中には信頼性の薄いサービスも紛れています。例えば、無料プランが終了したら自動的に有料プランへ移行する、著作権侵害に該当する画像生成にも対応するなどです。
画像生成AIは無料で利用できるものが増えてきましたが、この無料というお手軽感に踊らされず、サービスの信頼性を確保したうえで利用を決定しましょう。