GitHub Copilotは2024年12月より一般ユーザーも無料で使えるようになりましたが、無料版で使える機能や制限回数がどの程度なのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、GitHub Copilot無料版の概要から有料版との違い、制限回数を節約するコツまでを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
GitHub Copilot無料版とは
GitHub Copilot(ギットハブ コパイロット)無料版(GitHub Copilot Free)は、GitHubアカウントがあれば誰でも無料で使えるAIコーディング支援ツールです。GitHub Copilot無料版では、コード補完やチャット機能を無料で体験できます。主な仕様は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| コード補完 | ファイル編集中に自動でコード候補を表示する | 月2,000回まで |
| チャット | 自然言語でコードの説明や修正を依頼できる | 月50回まで |
| 対応IDE | VS Code、Visual Studio、JetBrains、Vimなど | ー |
| 使用モデル | Claude・GPT系など複数から選択可能 | モデル選択は制限あり |
以前は学生・教員向けの無料枠が中心でしたが、2024年12月のアップデートにより、一般ユーザーにも開放されました。なお、GitHub Copilot無料版の利用回数は月末にリセットされ、上限に達した場合は翌月まで該当機能が制限されます。
GitHub Copilot無料版と有料版の違い
GitHub Copilotは無料版と有料版で、利用できる機能の幅と回数に大きな差があります。本章では、GitHub Copilot無料版と有料版の違いを解説します。
- コード補完とチャットの月間リクエスト回数
- 選択可能なAIモデルの種類
- ファイル横断編集などの高度なエージェント機能
- セキュリティ設定と商用ライセンスの範囲
無料版と有料版、どちらのプランが合うかを判断する際の参考にしてください。
コード補完とチャットの月間リクエスト回数
無料版と有料版の大きな違いは、利用回数の上限です。
| 項目 | Free(無料) | Pro | Pro+ | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| コード補完 | 月2,000回 | 無制限 | |||
| プレミアムリクエスト | 月50回 | 月300回 | 月1,500回 | 月300回/ユーザー | 月1,000回/ユーザー |
| 月額料金 | 無料 | $10 | $39 | $19/ユーザー | $39/ユーザー |
GitHub Copilot無料版の利用回数を1日あたりに換算すると、コード補完は約66回、プレミアムリクエストは1~2回が目安です。コーディングの頻度や用途に合わせて無料版か有料版かを選ぶとよいでしょう。
なお、2026年4月20日よりProおよびPro+、学生プランの新規サインアップが一時停止されています。既存ユーザーの継続利用は可能ですが、最新状況はGitHub公式サイトでご確認ください。
※参考:GitHub, Inc.|GitHub Copilotの計画
GitHub, Inc.|GitHub Copilotとは
GPT-4oやClaudeなど選択可能なAIモデル
GitHub Copilotは無料版と有料版で、利用できるAIモデルの種類と選択の自由度も異なります。
| 項目 | Free(無料) | Pro | Pro+ | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| 利用可能なモデル | 一部に限定 | Claude・GPT・Gemini系など選択可能 | より多くのモデルに対応 | Claude・GPT・Gemini系など選択可能 | |
| モデルの切り替え | 制限あり | 可能 | |||
個人学習や小規模な開発であれば、無料版のGitHub Copilotでも十分対応できます。より高精度な出力や複数モデルの使い分けが必要になった場合は、有料版への切り替えを検討するとよいでしょう。
※参考:GitHub,Inc.|GitHub CopilotでサポートされているAIモデル
ファイル横断編集などの高度なエージェント機能
Pro以上のプランでは、Copilot Coding agentやAgent modeなどのエージェント機能をフルで利用できますが、無料版では利用できません。コードレビューも、無料版ではVS Codeの一部機能に限定されます。
複数ファイルにまたがる編集や自動コードレビューなど、高度な作業を自動化したい場合は、Pro以上のプランを検討するとよいかもしれません。
セキュリティ設定と商用ライセンスの範囲
セキュリティとライセンスの扱いも、無料版と有料版で大きく異なります。
| 項目 | Free(無料) | Pro | Pro+ | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| 入力データのAI学習利用 | あり(オプトアウト可) | なし(初期設定で無効) | |||
| IP補償 | なし | あり | |||
| 組織単位のポリシー管理 | なし | あり | |||
個人利用や学習目的であれば、無料版でも問題ありません。機密コードを扱う業務環境では、Business以上のプランが適しています。
※参考:GitHub,Inc.|個々のGitHub Copilotプランと特典について
GitHub Copilot無料版の導入手順

GitHub Copilot無料版は、以下の2ステップで利用できます。本章では、GitHub Copilot無料版の導入手順を解説します。
- ステップ1.アカウント作成
- ステップ2.VS Code連携
それぞれ詳しく見ていきます。
ステップ1.アカウント作成
GitHub Copilot無料版を使うには、GitHubアカウントの作成が必要です。以下に手順をまとめました。
①GitHubの公式サイトにアクセスし、「GitHubに登録する」をクリックします。

②次に、メールアドレス・パスワード・ユーザー名などを入力し、画面の案内に沿ってアカウントを作成してください。
③必要事項の入力後、「Verify your account」の画面が表示されます。画面の指示に従ってパズル認証を完了してください。

④認証完了後、登録したメールアドレスに届く確認メールのリンクをクリックしてアカウントを有効化します。

以上でGitHubアカウントの作成は完了です。アカウント作成後は、自動的にGitHub Copilot無料版が適用されるため、追加の設定は不要です。
ステップ2.VS Code連携
GitHub Copilot無料版は、VS Codeと連携することでコード補完やチャット機能をエディタ上で直接利用できるようになります。以下の手順で設定してください。
①VS Code公式サイトにアクセスし、自身のOSに合ったものを選択してインストーラーをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを開き、画面の案内に沿ってインストールを完了してください。
②VS Codeを起動したら、「Ctrl」+「Shift」+「X」を押して拡張機能の画面を開きます。検索欄に「GitHub Copilot」と入力し、「GitHub Copilot Chat」をインストールしてください。

インストール完了後、GitHubアカウントに自動的に連携されます。これでVS Code上でGitHub Copilotが利用できる状態になります。
なお、VS Codeの使い方については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
GitHub Copilot無料版を業務で使う際の注意点
GitHub Copilot無料版を業務で使う場合は、以下の注意点を把握しておく必要があります。
- 入力コードがAI学習に使われる可能性がある
- 生成コードの商用利用には著作権リスクがある
それぞれ見ていきます。
入力コードがAI学習に使われる可能性がある
GitHub Copilot無料版では、入力したコードがAIモデルの学習に使用される場合があります。(ProおよびPro+も同様)学習データとなったコードは、将来的に他のユーザーへの提案に反映される可能性があります。機密情報や個人情報を含むコードの入力は避け、設定画面からオプトアウトして学習利用を無効化しましょう。
生成コードの商用利用には著作権リスクがある
GitHub Copilot無料版で生成したコードを商用利用する際は、著作権上のリスクに注意が必要です。生成コードが既存のオープンソースコードと一致した場合、ライセンス違反になる可能性があります。そのまま使用せず必ず内容を確認・修正したうえで利用しましょう。
なお、IP補償はBusinessおよびEnterpriseプランのみに適用されます。
GitHub Copilot無料版の制限回数を節約するコツ

GitHub Copilot無料版には、コード補完・チャットともに月間の利用回数に上限があります。本章では、GitHub Copilot無料版の制限回数を節約するコツをご紹介します。
- 不要なファイルは閉じて回数を節約する
- 日本語コメントの記述で生成精度を上げる
- チャットを併用して修正回数を減らす
それぞれ詳しく解説します。
不要なファイルは閉じて回数を節約する
作業に関係のないファイルを閉じておくことで、無駄な回数消費を抑えられます。GitHub Copilot無料版では、開いているファイルを自動的に読み込んでコード補完の候補を生成するため、不要なファイルが多いほど意図しないタイミングで補完が作動し、回数を消費します。
修正に無関係の参考ファイルを開いたままにしておくと、それらを読み取って補完が何度も実行されてしまうことがあるため注意が必要です。作業対象のファイルだけを開いておくことで、GitHub Copilot無料版の制限回数を節約できます。
日本語コメントの記述で生成精度を上げる
GitHub Copilot無料版の制限回数を節約するには、コード内のコメントを日本語で具体的に書くのが有効です。GitHub Copilot無料版はコメントをもとにコードを生成するため、コメントが曖昧だと意図と異なるコードが提案され、修正のために追加リクエストが必要になってしまいます。
例えば「ループを作成」と書くより、「配列Xの要素をループして偶数の値だけを合計する処理」のように、目的・条件・処理内容を具体的に記述するほうがおすすめです。具体的な記述により、一度で意図に近いコードが生成されやすくなり、GitHub Copilot無料版の制限回数を節約できます。
なお、プロンプトをより効果的に書くコツについては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
チャットを併用して修正回数を減らす
GitHub Copilot無料版のチャット機能を補完と併用することで、コード修正にかかるリクエスト回数を抑えられます。GitHub Copilot無料版は、コード補完とチャットで別々に回数が管理されています。
「この処理を実装する最適なアルゴリズムを教えて」とチャットで方針を確認してからコーディングに移ることで、不適切なコードが生成されては修正するという無駄な回数消費を防ぐことが可能です。補完とチャットを用途に応じて使い分けることが、GitHub Copilot無料版の制限回数を節約するコツです。
GitHub Copilot無料版を使いこなすスキルを習得するなら

GitHub Copilot無料版を使いこなすには、AIへの的確な指示の出し方や生成AIツール全般の仕組みを把握しておくことが重要です。独学では時間がかかりがちなCopilotの活用スキルを習得したい方には、短期集中セミナーへの参加もおすすめです。
GETT ProskillのMicrosoft 365 Copilotセミナーは、生成AIの基礎からプロンプトエンジニアリング、業務効率化の実践テクニックまで、短期間で体系的に学べると人気を集めています。気になる方は、詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
| セミナー名 | Microsoft 365 Copilotセミナー |
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| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング |
GitHub Copilot無料についてまとめ
GitHub Copilot無料版は、GitHubアカウントがあれば誰でもすぐに使い始められるAIコーディング支援ツールです。コード補完やチャット機能を活用することで、コーディングの効率をより向上できるでしょう。まずはGitHub Copilot無料版で使い勝手を試し、用途に合わせて有料版へのアップグレードを検討してみてください。