クリスマスの時期になると、感謝の気持ちを伝えるために「クリスマスカード」を贈る方も多いでしょう。手作りのカードなら、贈る相手への思いをより一層込めることができます。
世界にひとつだけのデザインによって、特別な一枚に仕上がるでしょう。本記事では、手作りのクリスマスカードを作る方法やデザインのアイデア、デジタルで作る方法まで紹介します。
初心者でも挑戦しやすい内容なので、ぜひクリスマスカードを手作りする際の参考にしてみてください。
クリスマスカードとは？
クリスマスカードとは、クリスマスに家族や友人に向けて送るメッセージカードのことです。サンタクロースやトナカイ、ツリーなど、クリスマスに関連するデザインで描かれるのが一般的です。
12月からクリスマスにかけて配送され、一年の挨拶として送られます。SNSでのメッセージが主流になっている現代だからこそ、手作りのクリスマスカードを送ってみるのもよいのではないでしょうか。
手作りクリスマスカードのアイデア一覧
初心者でも簡単にできて、見た目もおしゃれに仕上がる手作りクリスマスカードのアイデアを紹介します。
主なアイデアには以下のようなものがあります。
- マスキングテープ
- スタンプ
- ポップアップカード
- イラスト
- 切り絵
これらのアイデアについて詳しく見ていきましょう。
①マスキングテープ
マスキングテープを使えば、誰でも簡単におしゃれなクリスマスカードを手作りできます。カラフルな柄やキラキラした素材のものを選べば、貼るだけで華やかな印象に仕上がります。
例えば、テープをラインのように貼ったり、カードのふちを囲むように貼って額縁のようにしたりと、アイデア次第でデザインの幅は広がるでしょう。失敗しても貼り直しができるため、手作り初心者にもぴったりのアイテムです。
②スタンプ
スタンプを使えば、絵を描くのが苦手な人でも手軽にかわいいクリスマスカードを手作りできます。ツリーや雪の結晶、サンタクロースなどのクリスマスモチーフのスタンプを押すだけで、簡単に季節感のあるデザインが完成します。
スタンプの配置をランダムにしたり、同じ柄を繰り返してリズム感を出したりするのもおすすめです。また、「Merry Christmas」などのメッセージもスタンプで押せば、手書きよりもきれいに仕上がります。
③ポップアップカード
開くと中からツリーやプレゼントが飛び出すポップアップカードは、見た目のインパクトがあり、特に子どもたちに人気です。仕掛け部分の構造は意外とシンプルなため、工作感覚で楽しく作成できます。
画用紙を切って貼るだけで簡単に作れるので、親子で一緒に手作りするのもおすすめです。慣れてきたら、より凝った仕掛けにアレンジするとさらに楽しめるでしょう。
④イラスト
絵を描くのが好きな人は、オリジナルのイラストでクリスマスカードを作るのもおすすめです。自分のタッチで描いたイラストは、世界にひとつだけの特別なカードになります。
イラストなら個性をしっかり出せるため、贈る相手の雰囲気や好みに合わせてデザインを変えることもできます。色鉛筆でやさしく彩ったり、水彩絵の具で温かみを出したりと、使う画材によって雰囲気が大きく変わるのも魅力です。
また、シンプルな線画でも十分におしゃれに仕上がるため、絵に自信がない方でも挑戦できます。
⑤切り絵
紙を切り抜いてデザインを作る切り絵も、手作りクリスマスカードにぴったりのアイデアです。繊細な模様や立体感のあるデザインを表現でき、イラストやスタンプとはひと味違った仕上がりになります。
モチーフとしては、クリスマスツリーやトナカイ、星、雪の結晶などが定番です。難しそうに見えますが、初心者でも簡単に作れます。
ハサミやカッターを使う工程も楽しく、作る過程そのものを楽しみたい方におすすめのアイデアです。
飛び出すクリスマスカードを手作りする方法
見た目も華やかで、開いた瞬間に楽しさを演出できるのが、飛び出すクリスマスカードです。工作感覚で作れるので、子どもと一緒に楽しむのにもぴったりです。
ここでは、簡単にできる立体的なクリスマスツリーカードの手作りの方法を紹介します。
- 色付きの画用紙をクリスマスツリーの形に切る
- これを5枚作りすべてを半分に折る
- 折った片面に接着剤をつけてほかの画用紙とくっつける
- 台紙につける面のみ接着剤はつけずに5枚を貼り合わせる
- 接着剤が乾いたら、台紙につける側にも接着剤をつける
- 半分に折った台紙の真ん中に貼り付ける
- 接着剤が乾いたら、台紙に雪やトナカイ、サンタクロースなどの装飾をお好みで加える
カードを開くと立体的にツリーが飛び出す仕組みになっています。ツリーの色を単色ではなく複数用意したり、イラストやシールで装飾したりすると、より華やかな仕上がりになります。
初心者でもデジタルのクリスマスカードを手作りする方法
SNSやメールで気軽に送れるデジタルのクリスマスカードは、郵送の手間がかからず、デザインも自由に楽しめるのが魅力です。
今回は、無料で使えるデザインツール「Canva」を使って、初心者でも簡単におしゃれなクリスマスカードを手作りする方法を紹介します。
CanvaならUIも使いやすく、初心者でも簡単に扱えるので、ぜひ試してみてください。
①ドキュメントを作成する
まずは、カードの土台となるドキュメントを作成します。Canvaにアクセスしたら、画面左上にあるプラスアイコンの「作成」ボタンをクリックしましょう。
検索窓に「クリスマスカード」と入力すると、いくつかのテンプレートサイズが表示されます。今回は横長のクリスマスカードを作りたかったので、「クリスマスカード（横）」を選択しました。
テンプレートを選ぶと、編集画面が自動で立ち上がります。
②素材を配置する
次に、カードに使用する写真やイラスト素材を配置します。画面左側のメニューから「素材」を選択し、検索窓に「クリスマス」と入力して検索しましょう。
「写真」タブを開くと、クリスマスモチーフの写真素材が表示されるので、気に入った画像をドラッグで配置します。このとき、文字を入れるスペースがある画像を選ぶと後で編集しやすくなります。
続いて、「イラスト」タブに切り替え、「Merry Christmas」と検索すると、装飾に使えるロゴ風の文字素材が見つかります。気に入ったものを選んで配置してください。
素材の周囲に表示されるバウンディングボックスをドラッグしてサイズを変更、上部メニューの「カラー」ボタンから色を変更できます。
最後に、再度「クリスマス」で検索し、サンタクロースや雪の結晶などの装飾素材を追加して、デザイン全体の雰囲気を整えましょう。
③画像を保存する
デザインが完成したら、画像として保存しましょう。
Canvaの画面右上にある「共有」ボタンをクリックし、メニューの中にある「ダウンロード」を選択します。
続いて、保存するファイルの種類を選択します。主なファイル形式ごとの特徴は以下のとおりです。
| ファイル形式 | 特徴 |
| JPG | 写真向きの形式。ファイルサイズが小さい。 |
| PNG | 透過背景に対応。JPGよりもファイルサイズは大きい。 |
| 印刷に適したファイル形式。 |
用途に合わせて形式を選んだら、「ダウンロード」ボタンをクリックします。
保存した画像はそのままメールに添付したり、はがきに印刷したりして送付しましょう。
Canvaの操作方法は講座で学ぶのが効果的です。Canva基礎セミナーなら、Canvaを使ってチラシやバナー、Webデザインなどを作りながら基本的な使い方について学習できます。Canvaを使いこなせるようになればデザイナーの道も開けるので、気になる方はぜひ以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
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また、クリスマスの次は正月です。以下の記事では、Canvaを使って年賀状を作成する方法について解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
クリスマスカードを動画形式で手作りする方法
Canvaは、静止画だけでなく動画作成もできます。動画のクリスマスカードなら、より華やかで印象に残るメッセージを届けられるでしょう。
Canvaで動画形式のクリスマスカードを手作りする方法について見ていきます。
①ドキュメントを作成する
Canvaのトップページにアクセスし、画面中央にある「動画」をクリックします。
表示されたテンプレート一覧から「スマホ動画」を選択しましょう。
続いて、画面左側の「デザイン」タブにある検索窓に「クリスマス」と入力します。
たくさんのテンプレートが表示されるので、好みのデザインを選択して編集画面を開きましょう。
テンプレートを使えば、アニメーション付きのデザインがすでに設定されており、初心者でも簡単に動画カードを作成できます。
②メッセージを編集する
テンプレートを開いたら、表示されている文字を自分のメッセージに書き換えます。文字をクリックして贈りたい言葉を入力しましょう。
上部のメニューではフォントの種類・サイズ・文字色・配置などを自由に調整できるので、全体のバランスを見ながら整えるのがポイントです。
③素材を追加する
動画にアニメーション素材を追加します。左側のメニューから「素材」を選び、検索窓に「クリスマス」と入力しましょう。
続いて、検索結果の右側にある「フィルター」ボタンをクリックし、「アニメーション」にチェックを入れると、動きのある素材だけを表示できます。
気に入った素材をキャンバスにドラッグして配置し、位置やサイズを調整します。
次に、追加した素材にアニメーションを付与しましょう。今回はほかの素材に「ライズ」のアニメーションがついているため、統一感を出すために同じアニメーションを適用します。
素材を選択した状態で上部メニューの「アニメーション」をクリックし、「ライズ」を選択しましょう。
④動画を保存する
動画が完成したら、Canvaの画面右上にある「共有」ボタンをクリックし、メニューの中から「ダウンロード」を選択します。
「ファイルの種類」で「MP4形式の動画」を選び、「ダウンロード」ボタンをクリックすれば動画形式での保存ができます。
また、今話題の生成AIを使ってクリスマスカードを手作りすることも可能です。以下の記事では、生成AIを活用したクリスマスカードの作成方法を解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
クリスマスカードの手作り方法についてのまとめ
今回は、クリスマスカードを手作りする方法について紹介しました。マスキングテープやスタンプを使えば可愛らしい仕上がりに、ポップアップカードや切り絵を使えば、より印象的なカードになります。
さらに、デジタルツールを使えば、写真や動画を取り入れたクリスマスカードも作成可能です。
今年のクリスマスは手作りのオリジナルカードを贈りたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
