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【2024】Cinema4Dの価格は?似たソフトの価格や無料で使う方法を解説

プロも使用している3DグラフィックソフトのCinema4Dですが、有料ソフトなので、利用するためにはお金を払わなければなりません。そして、Cinema4Dには複数のプランが用意されていて、プランごとに料金も異なります。それでは、Cinema4Dのプランごとの利用料金は具体的にいくらなのか、類似ソフトとの比較や無料で利用する方法を交えながら、詳しく解説していきます。

3DグラフィックソフトのCinema4D

引用:Cinema 4D

Cinema4Dは、Maxon社が提供している、3DCGを制作するためのソフトです。3Dのモデリングからレンダリングに至るまで、全ての工程をCinema4Dのみで賄うことができます。そして、数ある3CCGソフトの中でも動作が軽く、効率的にグラフィックデザインを行えるという点が大きな強みです。

モーショングラフィックに最適

Cinema4Dの使い道はキャラクターデザインや建築物の設計など様々ですが、中でもイラストや文字に動きを持たせるモーショングラフィックス制作に定評があります。そのモーショングラフィックスに役立つのが、MoGraphという、少ないフレーム数でアニメーションを作成できる機能です。MoGraphがあるおかげで、効率的に高クオリティのモーショングラフィックスを作成できます。

AfterEffectsとの連携機能

数ある3DCGソフトの中で、Cinema4Dだけに備わっている機能としては、AfterEffectsとの連携が挙げられます。AfterEffectsは、Adobe社が提供している、様々なデジタル合成やモーショングラフィックスの制作ができるツールです。Cinema4Dで制作した3Dモデルなどは、そのままAfterEffectsに持っていくことができます。その連携機能も、Cinema4Dがモーショングラフィック制作に向いている理由のひとつです。

Cinema4Dについてはこちらの記事でも詳しく解説してます。

【2023】Cinema4Dとは?使うメリットや主な機能を解説

Cinema4Dのプランごとの価格

それでは、Cinema4Dの具体的なプランと料金を確認していきましょう。Maxonが提供しているプランは、複数あります。その中でCinema4Dを使えるのは、Cinema4DにツールセットのRed giantやモデリングツールのZBrushなどがセットになっている「MAXON ONE」、Cinema4DとレンダラーとレンダラーのRedshiftがひとつになった「C4D+REDSHIFT」、Cinema4D単体のいずれかです。

個人使用する場合の料金

個人がCinema4Dを利用する場合、永続ライセンスと年払い、月払いという3つの選択肢があります。
永続ライセンスはCinema4D単体のみで、462,000円です。そして、年払いはMAXON ONEが月額14,850円、C4D+REDSHIFTが月額11,183円となっています。
また、MAXON ONEに、Adobe社のSUBSTANCE 3Dを合わせたプランもあり、年額196,900円です。月払いの場合は、MAXON ONEが月額22,550円、C4D+REDSHIFTが月額17,050円となっています。年払いあるいは月払いを選択する場合、Cinema4D単体の利用は不可能です。

法人が利用する場合の料金

法人が利用する場合は、年払いのみとなります。そして、Cinema4D単体を、年134,200円で利用可能です。また、MAXON ONEは年207,900円、C4D+REDSHIFTは年165,000円となっています。そして、法人に限り、Cinema4DとツールセットのRed giantを組み合わせたプランもあり、年181,500円で利用可能です。

学生や教育機関向けの料金

学生あるいは教員がCinema4Dを利用する場合、年20ドルでMAXON ONEを使えます。他のプランよりも大幅に安いため、個人利用者で条件を満たせる人は、積極的に使いましょう。そして、教育機関の場合、Cinema4Dを毎年8,800円で利用可能です。また、MAXON ONEは、毎年28,600円で利用できます。学生や教育機関の場合、どのプランも年払い契約です。

似ているソフトとCinema4Dの価格を比較

Cinema4Dには、類似するソフトが数多くあります。その中から代表的なソフトの機能と料金を、Cinema4Dと比較していきます。

ソフト名 1ヶ月の価格 特徴
3ds Max 36,300円 プロ仕様の3DCGソフト
MAYA 36,300円 プロ仕様の3DCGソフト
Blender 0円 無料の個人向け3DCGソフト

3ds Max

Cinema4Dの比較対象になりやすいのは、Autodesk社の3ds Maxです。どちらもプロ仕様の3DCGソフトで、ユーザー次第で高クオリティのグラフィックを作れます。3ds Maxはサブスクリプション契約のみで、1ヶ月、1年、3年から選択可能です。

1ヶ月契約は36,300円、1年契約は286,000円、3年契約は858,000円です。個人利用の最安値で比較した場合、Cinema4Dは月11,183円、3ds Maxは約23,833円です。そのため、Cinema4Dの方がコストは低いと言えるでしょう。さらに、Cinema4Dには永久ライセンスがあるため、長期利用をする場合のコスト面も、Cinema4Dに軍配が上がります。

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MAYA

Autodesk社が提供しているMAYAも、Cinema4Dの類似ソフトです。ツールセットの多さや独自のレンダリング機能を活かして、主に映像制作に使われます。機能面で比較すると、どちらも有料かつプロ仕様ということで、大きな差はありません。ユーザーの好みや使用目的に左右されると考えて良いでしょう。

そして、MAYAの料金設定は、3ds Maxと同じです。1ヶ月契約が36,300円、1年契約は286,000円、3年契約は858,000円となっています。したがって、コストだけで見ると、Cinema4Dの方がメリットが大きいと言えるでしょう。

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Blender

3DCGソフトの中でも選ばれることが多いBlenderは、無料で利用できる点が非常に大きな強みです。コストがかからないため、3DCG初心者を始めとする、数多くの人が利用しています。

費用面だけで比較すると、Cinema4Dは年約134,000円かかるのに対して、Blenderはどれだけ使っても0円です。そして、どちらもプロが使用できる、高いレベルの機能を備えています。ただ、より高度なグラフィック制作や使い勝手を求めるのであれば、Cinema4Dを選んだ方が良いかもしれません。

Cinema4Dを無料で利用するには

Cinema4Dを無料で利用するには

Cinema4Dは、体験版であれば2週間だけ無料で使用することができます。
期限付きですが、機能面は特に制限がありません。そのため、実際にCinema4Dを導入した後の動作環境や、使い勝手を確認することができます。
ここでは無料体験版のダウンロード・インストール手順について紹介していきます。

  1. Maxon Appをダウンロード
  2. トライアルライセンスでCinema4Dの体験版をインストール
  3. 体験版は2週間経過後に自動終了

この手順を詳しく解説していきます。

Maxon Appをダウンロード

Cinema4Dに限らず、Maxon製品は全て、Maxon Appというソフトからダウンロードできるようになっています。そして、Cinema4Dの体験版も例外ではありません。まずはMaxonのサイトにアクセスして、Maxon Appをダウンロードしましょう。ダウンロードにはMaxonアカウントが必要なので、「Register」から作成してください。Maxonアカウントは、姓名とメールアドレスだけで作成できるため、クレジットカードなどの情報は必要ありません。

トライアルライセンスでCinema4Dの体験版をインストール

ダウンロードしたMaxon Appを開いたら、作成したMaxonアカウントを使用してサインインします。そうするとトップ画面に移り、色々な製品のインストールができるようになります。トップにあるCinema4Dの「INSTALL」を選択してインストールしましょう。
インストール時にはバージョンを選択できますが、最新の「Latest Version」を選んで問題ありません。その後、トップ画面の「TRY NOW」から「Start My Trail」を選ぶと、トライアルライセンスを使った体験版の利用が始まります。インストールしたCinema4Dを開けば、2週間の間は自由に使えます。

体験版は2週間経過後に自動終了

Cinema4Dの体験版は2週間、14日が経過したら自動で終了します。支払い情報を入力しなくても使えるため、体験版の使用をキャンセルしないと有料版に移ってしまうということはありません。
ただ、体験版の対象となるのは、Cinema4Dだけでなく、Maxon製品全般です。Red Giantなど他製品の体験版も、同じ2週間で終了してしまうので注意しましょう。

現存する無料版は最新の体験版のみ

Cinema4Dはかつて、古いバージョンの体験版が無料で提供されていました。しかし、今はその体験版は提供されていません。インターネット上で過去のアーカイブが見つかるかもしれませんが、Maxonや提携企業が提供しているものではないので、触れない方が良いです。また、学生や教育機関向けに無料ライセンスが提供された時期もありましたが、いずれも低価格ながらも、有料プランへと移行しています。したがって、Cinema4Dを無料で使う方法は、体験版のみと考えておきましょう。

Cinema4Dの価格についてまとめ

Cinema4Dのプランには複数の種類があり、それぞれ料金システムが異なります。そして、他の製品とセットになっているプランも多いです。そのため、自身が利用できるプランの内容と料金をひと通りピックアップした上で、Cinema4Dを最も安く使えるものを厳選すると良いでしょう。利用する期間でも料金は変わるため、自身の使用目的や、使用を想定する期間と照らし合わせることも大切です。

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