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【2024】Indesignの使い方10選!特徴やコツについて解説

デザインアプリの一つとして、高性能なIndesignを知っているでしょうか。Indesignは紙媒体のデザインやレイアウトが簡単にでき、印刷業界や仕事でデザインをしている方に人気です。
しかし、まだ他のデザインアプリよりも知名度が低く、どんな特徴や性能があるのかいまいちピンと来てない方もいるようです。
そこで、今回はIndesignの特徴や使い方、コツについて紹介します。

Indesignとは何?

Indesignとは何?

では早速、Indesignの特徴や活用するメリット・デメリットについて解説していきます。
Indesignの基本に関してはこちらの記事も参考にしてください。

【2023】Indesignとは?機能や利用するメリットを徹底解説

Indesignの特徴

Indesignは、PhotoshopやIllustratorで有名なAdobe社が開発したデスクトップパブリッシング(DTP)です。最初のバージョンが1999年に発売し、2001年のInDesign 1.0で日本語対応が発売となりました。
Indesignでは雑誌やカタログ、資料などのデザインをWeb上で作成するのが得意です。複数ページある冊子や文字数が多い印刷物でも、Indesignは使いやすいです。

Illustratorとの違いは?

Indesignと同様にデザインに特化したアプリとして、Illustratorがあります。Illustratorとのわかりやすい違いを比べたので参考にしてください。

ソフト名 主な用途 主な違い
Indesign 雑誌やカタログなど 複数ページの管理に向いている
Illustrator 名刺やポスター・チラシなど 一枚の画像を作成するイメージ

どちらも高性能ですが、異なるのは得意としている紙媒体の種類が同一ではない点です。Indesignは、ファイルが複数存在していても管理しやすいため、雑誌やカタログ、小説やプレゼン資料などを作成しやすいです。一方でIllustratorの場合、ベクター形式に特化しているため名刺やポスター、チラシなどに向いています。

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Indesignのメリット

Indesignは、ページ管理機能がある点がメリットの一つです。ページ管理機能とは、ページを複製したり再結合したりと自由自在にページ編集が可能なツールです。
共通の箇所を修正したい場合も全削除できるので、ページ数の多い紙媒体でも効率良く作業に取り組めます。また、表の編集やフレームを自由に作成できるので、仕事で使うプレゼン資料や論文、ポートフォリオなどにも最適です。

Indesignのデメリット

高性能なIndesignですが、デメリットとしてPhotoshopやIllustratorより知られていない点が挙げられます。そのため、会社や大学、専門学校などで使われているところが少ないです。
機能も多用なため、知識がないと扱うのが難しいのかもしれません。しかし、慣れるとどんな種類の紙媒体でもデザインしやすいので、効率化がはかれるでしょう。

Indesignの使い方10選

ここでは、Indesignの具体的な使用方法についてご紹介します。

ファイルの新規作成

ファイルの新規作成

まずデザインをするためにファイルを新規作成します。
「ファイルメニューにある「新規」から「ドキュメント」を選びます。すると、新規のドキュメントが開いて上に「印刷」「Web」「モバイル」が表示され、サイズや方向を選ぶことが可能です。決めたら、作成を決定するボタンに「レイアウトグリッド」「マージン・段組」を設定します。
レイアウトグリッドとは原稿用紙のようなグリッドで、書式の設定を元に格子状、方眼状のグリッドを作成する機能でテキスト中心です。マージン・段組は、ガイド表示がされておらずイラスト中心のドキュメントです。作成する種類によって使い分けることができます。

画像を配置する

画像を配置する

画像を配置したい場合は、まず「長方形フレームツール」で長方形を作成します。画像サイズの長方形を描いたら、「ファイルメニュー」から「配置」を選択します。その後、好きな画像を選択するだけです。
また、テキストフレームの下に画像を回り込ませるときは、「テキストの回り込みパネル」から回り込み方を選択すると画像の上に文字が重なります。

文字を入力する

文字を入力する

文字を入力したいときは、「文字ツール」を選択してから、文字を載せたい位置サイズで四角を作成します。
その後、作成した四角の中に文字を入力します。

アウトライン化

「書式メニュー」から「アウトラインを作成(グラフィック化)」でアウトライン化します。テキストフレーム自体に線や色を設定していると、文字だけアウトライン化してしまいます

段落を作成

段落を作成

文字を入力するときに段落を作りたい場合は、文字パネルや段落パネルを選択し変更します。
文字の大きさや字体変えたり、中央や左右に文字を寄せるのが可能です。また、色パレットでは文字の色も変えることができます。段落内の選択した部分が一括で変更になるので、まとめて編集するときにも便利です。

長方形のフレーム作成

長方形のフレーム作成

Indesignでは、縦横比率に応じて合わせてフレームが作成され、形も様々です。長方形フレームを作成したいときは、長方形フレームツールまたは長方形ツールを選択し、ドラッグすることで完成です。
キーボードの上矢印キーまたは下矢印キーでY軸の個数の増減ができます。キーボードの右印キーまたは左印キーはX軸の個数を増減します。また、[ 長方形フレームツール ] をクリックすると [ 長方形 ] のダイアログが表示され、幅と高さを決めることで長方形の完成です。

多角形のフレーム作成

フレームは、長方形以外にも様々な形が作れます。長方形フレーム同様に、「楕円形のフレームツール」または「多角形のフレームツール」をクリックして好きな形を作成します。また線の設定をすることで、線の太さや種類を変更できます。[線]パレットのパレットメニューから[線種]を選択し、好きな線を決めます。

表作成

表作成

簡単に表を作るには、「横組み文字ツール」を選択してテキストフレームを作成します。
作成したら画面の上にあるメニューバーから表をクリックし、「表を挿入…」を選びます。その後、表の行数や列数、スタイルなどが設定できます。

単ぺージ作成

初期設定から片面になっているため、チラシなどの片面作成が可能です。しかし、両面の場合は新規ドキュメントから1ページ増やして2ページのドキュメントにします。

複数のページ

複数のページも単ページ同様、2ページずつ数を増やしていくだけです。綴じ方の向きを変更する場合は、「ファイルメニュー」から「ドキュメント設定」で設定可能です。

Indesignを上手く使うコツ

Indesignを上手く利用するには下記のコツを参考にしてください。

環境設定をする

Indesignをうまく使うコツは、はじめに環境設定を行うことです。上部メニューにある「InDesign」から「環境設定」を選択します。
始めたてばかりの方は環境設定をすると複雑になってしまうかもしれません。しかし、ベースライングリッドやレイアウトグリッド設定など自分が使いやすいように設定すると効率良く作業ができます。

マスターページを作成する

複数のページを同じレイアウトに作成するときのマスターページにもIndesignが便利です。
新規ファイルもしくは既存ファイルから「ウィンドウ」「ページ」をクリックすることで表示されるので、「A-マスター」を選択します。

オブジェクトに特殊効果を追加

特殊効果の使い方は、レイアウト上のオブジェクトを選択し効果の欄に移動します。テキストフレームや画像、レイアウト上などに追加できるため、スキルの高いデザインを作成したいときに便利です。

他のアプリと併用して使う

他のアプリで作成したテキストをIndesignでテキスト効果をつけることで、高度なテキストが短時間で完成します。ノイズの質感や明るさを調節したり、テキストをページから飛び出させることも可能です。
また、IllustratorでモデリングしたイラストをIndesignにデータ化することで、Indesignだけでは完成しないデザインが作れます。

使い方のコツを掴んでIndesignマスターになろう

Indesignには様々な機能が備わっているため、効率良くデザインを行いたい方におすすめです。文字や画像だけでなくフレームや表を作成するのにも特化しています。また、複数のページ管理が可能なので、資料や論文を作る時間が限られている方にも使えます。デザインアプリを全く触れたことがない方でも、基礎を押さえ何度作成することで高度なデザインも簡単に行えるでしょう。

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