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【2024】Premiere Proで動画をクロップする方法を解説

Premiere Proには、クロップというエフェクト機能があります。
クロップを利用することで、制作する動画に独自のアレンジを加えることが可能です。

動画素材を好きな形に切り取れるため、シーンに合わせて最適な映像表現を加えられます。
しかし、これまでPremiere Proのクロップを利用したことがない方は「どのように使えばいいのかわからない」という悩みもあるでしょう。

当記事では、Premiere Proで動画をクロップする方法について詳しく解説します。
クロップを利用するメリットや注意点についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

Premiere Proのクロップとは

Premiere Proのクロップとは

Premiere Proのクロップとは、動画を部分的にトリミングするエフェクト機能です。
映像の上下や左右をトリミングすることで、必要な部分のみを残せます。

動画のなかで強調したい部分を目立たせたいときには、クロップ機能が役立ちます。
複数の動画を一つの画面に反映させることもできるため、シーンに合わせてさまざまな映像表現が可能です。

ほかのエフェクト機能と併用することで、映像をモノクロにしたりワイプにしたりできます。
動画にアレンジを加えたいときには、Premiere Proのクロップ機能がおすすめです。

【2024】Premiere Proで動画をトリミングする方法を詳しく解説

Premiere Proのクロップを利用する3つのメリット

Premiere Proのクロップを利用する3つのメリット

Premiere Proのクロップを利用することで、以下のような3つのメリットがあります。

  1. 好きな形に表現できる
  2. 2つの動画を並べられる
  3. エフェクトと併用できる

それでは順番に説明します。

1.好きな形に表現できる

Premiere Proのクロップは、エフェクトコントロールから円形や四角形に形を切り取れます。
ペンを使えば好きな形に切り取ることもできるため、シーンに合わせて変更できます。

複数の動画を切り取って並べることもでき、一味違った映像表現で視聴者の興味・関心を惹くことが可能です。
また、エフェクトコントロールから数値を調整すれば、細かく形を変更できます。

普通の映像では物足りないと感じるときは、好きな形に表現できるクロップが最適です。

2.2つの動画を並べられる

Premiere Proのクロップを利用すれば、2つの動画を上下左右に並べられます。
比較系の動画を制作するときに役立つため、シチュエーションに合わせた使い方ができます。

例えば料理系の動画を制作する場合、左側を他人が作った映像、右側を自分が作った映像にすることが可能です。
1つの画面で2つの動画を同時再生できるので、視聴者はそれぞれの違いを理解できるようになります。

そのため2つの動画を並べられる点は、クロップを利用するメリットの1つといえるでしょう。

3.エフェクトと併用できる

Premiere Proのクロップは、ほかのエフェクト機能と併用できます。
例えば切り取った街中の映像にモノクロのエフェクトを追加すれば、ノスタルジックな映像表現を加えられます。

ほかにもエフェクトコントロールからエッジをぼかすことで、映像のクロップ部分にぼかしをかけることも可能です。
まるで映画のような動画を簡単に制作できるため、初心者でも本格的なコンテンツに仕上げられます。

Premiere Proには100種類以上のエフェクトが用意されていることから、編集方法によってさまざまな動画を制作できるでしょう。

Premiere Proで動画をクロップする方法

Premiere Proで動画をクロップする方法

こちらでは、Premiere Proで動画をクロップする方法について解説します。
クロップは、エフェクトパネルから検索することで簡単に見つけられます。

使い方も難しくないため、初心者でも動画編集に役立てられます。
Premiere Proで動画をクロップするときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ①動画素材をタイムラインパネルに配置する

動画素材をタイムラインパネルに配置する

プロジェクトパネルにある動画素材をタイムラインパネルにドラッグ&ドロップします。
複数の動画素材があるときは、順番を決めて配置してください。

ステップ②エフェクトパネルから「クロップ」を探す

エフェクトパネルから「クロップ」を探す

エフェクトパネルの検索窓に「クロップ」と入力します。
ビデオエフェクトフォルダ内にあるトランスフォームのなかにクロップが存在します。

ステップ③タイムラインパネルの動画素材に「クロップ」を反映させる

タイムラインパネルの動画素材に「クロップ」を反映させる

エフェクトパネルから「クロップ」を選択し、タイムラインパネルの動画素材にドラッグ&ドロップします。

ステップ④エフェクトコントロールパネルから形を変更する

エフェクトコントロールパネルから形を変更する

エフェクトコントロールパネルを選択し、形状や位置を変更します。
好きな形に動画を切り取りたいときは、ペンを選択してください。

左・上・右・下の時計アイコンをクリックし、数値を調整すれば動画外側の黒枠の大きさを変更可能です。
複数の動画を同じ位置に並べている場合、黒枠の部分に後ろの動画が表示されます。

以上の手順で、動画をクロップする方法は完了です。
実際に動画をタイムラインに配置し、クロップを反映させてみてください。

クロップを使えばさまざまな編集を加えられる

Premiere Proのクロップをより使いこなしたい方は、上級者向けのテクニックを身につけましょう。
クロップは複数の動画素材に反映したり、黒枠部分にテロップを追加したりとさまざまな使い方ができます。

例えばインタビュー系の動画を制作する場合、自然な分割をすることで対面する2人を1つの映像にまとめることが可能です。
クロップを使った上級者テクニックを身につけたいなら、ぜひ参考動画も合わせてご覧ください。

プログラムパネルからクロップする方法

プログラムパネルからクロップする方法

Premiere Proでは、プログラムパネルからクロップする方法もあります。
ワイプのように複数の動画を並べられるため、ロケのような映像を簡単に制作できます。

基本的なクロップ方法よりも直感的にできるので、制作の手間は少ないです。
プログラムパネルからクロップするときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ①動画素材をタイムラインパネルに配置する

動画素材をタイムラインパネルに配置する

プロジェクトパネルにある動画素材をタイムラインパネルに配置します。
複数の動画を重ねたいときは、並べるように配置してください。

ステップ②プログラムパネルをダブルクリックする

プログラムパネルをダブルクリックする

プログラムパネルに表示された動画をダブルクリックします。
V1とV2に動画を配置して並べている場合、V2が上に表示されます。

ステップ③画面端をドラッグしてサイズ変更する

画面端をドラッグしてサイズ変更する

画面端に表示された白いポイントをドラッグすることで、動画をサイズ変更します。
以上の手順で、プログラムパネルから動画をクロップできます。

動画をドラッグすれば、位置や大きさを直感的に変更可能です。
手間をかけずにクロップしたいときは、こちらの方法を試してください。

【2024】Premiere Proとは?機能・動画編集の始め方を詳しく解説

Premiere Proで動画をクロップして分割する方法

Premiere Proで動画をクロップして分割する方法

Premiere Proのクロップ機能を利用すれば、2つの動画を分割して表示することもできます。
2つの動画は上下左右だけでなく、斜めに分割することも可能です。

建物や景色を分割することで、綺麗な映像に仕上げられるようになります。
こちらでは、2つの動画を左右に分割する方法について解説します。

Premiere Proで動画をクロップして分割するときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ①2つの動画素材をタイムラインパネルに配置する

2つの動画素材をタイムラインパネルに配置する

プロジェクトパネルにある2つの動画素材をタイムラインパネルに配置します。
動画素材は順番に並べるのではなく、V1とV2に並列するように並べてください、

ステップ②エフェクトパネルから「クロップ」を探す

エフェクトパネルから「クロップ」を探す

エフェクトパネルの検索窓に「クロップ」と入力します。
ビデオエフェクトフォルダ内にあるトランスフォームのなかにクロップが存在します。

ステップ③タイムラインパネルの動画素材に「クロップ」を反映させる

タイムラインパネルの動画素材に「クロップ」を反映させる

タイムラインパネルにある2つの動画素材に「クロップ」をドラッグ&ドロップします。

ステップ④エフェクトコントロールパネルから数値を変更する

エフェクトコントロールパネルから数値を変更する

エフェクトコントロールパネルを選択し、左もしくは右の時計アイコンをクリックして数値を50%に調整します。
すると画面が分割されるため、2つの動画が表示されれば完了です。

以上の手順で、動画をクロップして分割できます。
エフェクトコントロールからクロップの数値を変更すれば、左右だけでなく上下や斜めに分割することも可能です。

レガシータイトルを作成すれば、境界線を入れることもできます。
2つの動画を分割したいときは、ぜひ試してください。

Premiere Proで動画をクロップするときの注意点

Premiere Proで動画をクロップするときの注意点

Premiere Proで動画をクロップするときは、いくつかの注意点が存在します。
クロップする動画素材が作成したシーケンスと同じサイズの場合、拡大したりズーム機能を使ったりすると画質が荒くなってしまいます。

画質を荒くしないようにするには、動画素材を作成するシーケンスよりも大きくしなくてはいけません。
例えばシーケンスサイズが「1920:1080(FHD)」の場合、動画素材は「3840:2160(4K)」のサイズが最適です。

サイズを大きくしておくことで、クロップした動画素材を拡大しても画質が荒くなることはありません。
ただし、動画素材のサイズを大きくするとファイル容量も大きくなるため、十分なストレージ容量の確保が必要になります。

こちらの注意点を理解したうえで、Premiere Proで動画をクロップするようにしておきましょう。

Premiere Proのクロップについてまとめ

今回は、Premiere Proで動画をクロップする方法、利用するメリットや注意点について詳しく解説しました。
クロップ機能を動画に反映させることで、映像のなかで必要な部分を強調できるようになります。

また、動画を好きな形に変更したり2つの動画を並べたりできるため、さまざまな用途で活用できます。
エフェクトと併用することもできるので、クオリティの高い動画に仕上げることが可能です。

ぜひ当記事で紹介した使い方を参考にしながら、Premiere Proで動画をクロップしてください。

【2024】Premiere Proで動画をクロップする方法を解説
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