Premiere Proには、作業効率を向上できる便利なショートカットキーが用意されています。
ショートカットキーは自分でカスタマイズすることもでき、利用者が使いやすく設定できます。
しかし、Premiere Pro利用者の方は「どのショートカットキーを覚えればいいのかわからない」という悩みもあるでしょう。
当記事では、Premiere Proで便利なショートカットキーや設定方法について詳しく紹介します。
ショートカットキーが効かないときの対処法まで紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
Premiere Proのショートカットキーとは
Premiere Proのショートカットキーとは、特定の機能を動作させるためのキーです。
キーボードから複数のキーを同時押しすることで、機能を動作できる仕組みとなっています。
Premiere ProはMacとWindowsによって専用のショートカットキーが用意されており、OSによって押すキー(CommandとCtrl)が異なります。
ショートカットキーを利用すれば、メニューを開いて機能を利用する手間がなくなるので便利です。
Premiere Proのショートカットキーは、PhotoshopやIllustratorといったAdobeソフトでも同様に利用できます。
よく使うショートカットキーを覚えておけば、普段の作業効率が大幅に向上するでしょう。
Premiere Proのショートカットキーを利用する3つのメリット
Premiere Proのショートカットキーを利用すると、以下のような3つのメリットがあります。
- 作業効率が向上する
- 必要な機能・ツールを手軽に利用できる
- 自分でショートカットキーをカスタマイズできる
それでは順番に説明します。
1.作業効率が向上する
ショートカットキーを利用すれば特定の機能をすぐに使えるため、作業効率が向上します。
通常ではメニュー画面から機能を選択する必要があるので、作業に集中したい方にとっては手間となります。
ショートカットキーなら時短で機能を使うことができ、利用者は作業に専念できるのです。
また、Adobeショートカットキーは、普段パソコンで利用するショートカットキーと似ています。
そのためショートカットキーを覚えれば、Premiere Pro以外の作業でも効率良く進められるでしょう。
2.必要な機能・ツールを手軽に利用できる
ショートカットキーなら必要な機能・ツールを手軽に利用できるため、探す手間がなくなります。
Premiere Proには豊富な機能やツールが搭載されているので、自分で探すと時間がかかってしまいます。
ショートカットキーなら複数のキーを同時押しすれば、必要なタイミングで機能やツールを利用可能です。
使いたい機能・ツールを手軽に利用できる点は、ショートカットキーの良いメリットです。
3.自分でショートカットキーをカスタマイズできる
Premiere Proでは、使いやすいように自分でショートカットキーをカスタマイズできます。
ショートカットキーをカスタマイズすれば、普段利用することが多い機能・ツールを割り当てられる様になります。
Premiere Proには既存設定があり、ショートカットキーがすでに割り当てられています。
自分でショートカットキーをカスタマイズするときは、割り当てたキーが重複しないよう注意が必要です。
使いやすく自分でショートカットキーをカスタマイズできる点は、利用者によって大きなメリットといえるでしょう。
Premiere Proでショートカットキーを利用するときのコツ
Premiere Proでショートカットキーを利用するときは、以下のようなコツがあります。
- はじめから全てを覚える必要はない
- ショートカットキーを印刷すると覚えやすい
それでは詳しく解説します。
はじめから全てを覚える必要はない
Premiere Proには多くのショートカットキーが用意されているため、はじめから全てを覚えることは難しいです。
一気にショートカットキーを覚えようとすると、利用するときに何のキーを押せばいいのかわからなくなってしまいます。
まずはよく使うキーを中心に覚えていき、余裕があれば新しいものを勉強すると良いでしょう。
とくにファイルの保存や1つ前の作業に戻るといったショートカットキーは、Premiere Proでよく使われます。
はじめから全てを覚えようとせず、よく使うショートカットキーから覚えていきましょう。
ショートカットキーを印刷すると覚えやすい
Premiere Proのショートカットキーが覚えづらいときは、印刷して覚えることをおすすめします。
Premiere Pro ではショートカットキーをドキュメントにコピー&ペーストできるため、簡単に印刷できます。
PDFとして保存することもできるので、パソコンの画面上に表示しながらショートカットキーを覚えることも可能です。
ショートカットキーは豊富にあることから、効率良く覚えたいなら印刷をしてみましょう。
Premiere Proで覚えておくと便利なショートカットキー
こちらでは、Premiere Proで覚えておくと便利なショートカットキーについて紹介します。
よく使われるショートカットキーを覚えておけば、Premiere Proの作業効率を向上可能です。
代表的なショートカットキーを表にしてまとめたので、ぜひチェックしてください。
ショートカットキー【Mac/Windows】 | 動作 |
Command+C、Ctrl+C | コピー |
Command+V、Ctrl+V | ペースト |
Command+A、Ctrl+A | 全選択 |
Command+Shift+A、Ctrl+Shift+A | 選択解除 |
Command+S、Ctrl+S | 保存 |
Command+Shift+S、Ctrl+Shift+S | 別名で保存 |
スペースキー | 動画の再生 |
L | 動画の早送り |
Command+Z、Ctrl+Z | 取り消し |
Command+M、Ctrl+M | メディアの書き出し |
Command+N、Ctrl+N | シーケンスの新規作成 |
I | インをマーク |
O | アウトをマーク |
Command+Q、Ctrl+Q | 終了 |
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Premiere Proでショートカットキーを設定する方法
Premiere Proでは、自分でショートカットキーを割り当てることができます。
ショートカットキーをカスタマイズすれば、自分好みに使いやすくすることが可能です。
Premiere Proで新しいショートカットキーを設定するときは、以下のステップでおこなってください。
ステップ①Premiere Proを開く
Premiere Proのアプリケーションを開き、新規プロジェクトを作成します。
ステップ②キーボードショートカット画面を開く
上部「Premiere Pro」メニューにマウスカーソルを合わせて「キーボードショートカット」を選択する
ステップ③任意でショートカットキーを変更する
ショートカットキーを変更します。
ステップ④設定したショートカットキーを保存する
「別名で保存」をクリックして設定したショートカットキーを保存します。
以上の手順で、新しいショートカットキーを設定できます。
紫色に表示されたキーはアプリケーション全体、緑色で表示されたキーはパネル固有で利用できるショートカットキーです。
ショートカットキーを設定するときは、すでに反映されているものと重複しないように注意しましょう。
Premiere Proのショートカットキーの設定について詳しく知りたい方は、以下の参考動画も合わせてご覧ください。
Premiere Proで設定したショートカットキーを削除する方法
Premiere Proで設定したショートカットキーが不要になったときは、自分のタイミングで削除できます。
ショートカットキーを削除するときは、キーボードショートカット画面を開いて削除したいキーを選択します。
そして「削除」をクリックすれば完了です。
警告画面が表示されることもあるので、問題なければそのまま「削除」をクリックしてください。
もしPremiere Proのショートカットキーをデフォルトに戻したいときは、上部「編集」メニューから「キーボードショートカットメニュー」を選択します。
画面が表示されたら「Alt」キーと「Option」キーを同時押しして「初期化」ボタンを押せば完了です。
Premiere Proでショートカットキーが効かないときの対処法
Premiere Proでショートカットキーが効かないときは、以下のような対処法を試してみましょう。
- ショートカットキーの割り当てをチェックする
- キーボードレイアウトの表示をチェックする
- 全角文字入力の状態になっていないかチェックする
ショートカットキーに関するトラブルが発生したなら、ぜひ試してください。
ショートカットキーの割り当てをチェックする
パソコン上で割り当てられているショートカットキーが競合していると、正しく反応しない原因となります。
自分でショートカットキーをカスタマイズすると、競合がしやすくなるので注意が必要です。
ショートカットキーの割り当てを間違えたときは、設定から一度初期化することをおすすめします。
ショートカットキーをカスタマイズしたままにしたいとなら、個別にチェックするようにしましょう。
キーボードレイアウトの表示をチェックする
キーボードレイアウトは、使用しているハードウェア(パソコンやタブレット)によって最適なものを表示します。
キーボードのサポートがないハードウェアでは英語のキーが表示されており、ショートカットキーが動作しないこともあります。
日本語のキーボードを使っているときは、キーボード設定が日本仕様になっているかチェックしてみましょう。
全角文字入力の状態になっていないかチェックする
Premiere Proのショートカットキーは、全角文字入力の状態になっていると反応しません。
Macであれば「英数」、Windowsなら「半角/全角」を押して、再度ショートカットキーを押してください。
それでもショートカットキーが反応しないときは、キーボードに問題がないかチェックしてみましょう。
Premiere Proのショートカットキーについてまとめ
今回は、Premiere Proで便利なショートカットキーや設定方法、効かないときの対処法まで詳しく紹介しました。
ショートカットキーを利用すれば、特定の機能を簡単に使えるようになります。
Premiere Proの作業効率も向上するため、動画編集のスピードも自然と上がります。
ぜひ当記事で紹介したショートカットを参考にしながら、Premiere Proで効率良く動画編集をはじめましょう。