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【2024】Illustratorでロゴを作る方法!詳しい手順と応用編とコツ

Illustratorはさまざまな機能があり、いろんな作品を作ることができます。
そんな中、今回はIllustratorでロゴを作る方法や手順について解説していきます。

Illustratorでロゴは作れる?

ロゴは、看板や名刺など、さまざまな目的で使用されています。ブランドやビジネスのアイデンティティを象徴し、視覚的な印象を与えることが可能です。

  • Illustratorでロゴを作ってみたい
  • Illustratorでロゴを作る手順が分からない
  • プロがどうやってロゴを作っているか知りたい

そう考えているデザイン初心者は、少なくないのではないでしょうか。この記事では、Illustratorでロゴを作る方法やコツ、応用まで詳しく解説します。

Illustratorで作るロゴとは

Illustratorで作るロゴとは

ロゴ(logo)には「言葉」という意味があります。ロゴの役割は、ブランドや企業のメッセージや価値観を伝えることです。街中の看板や商品パッケージなど、ロゴを見ない日はありません。

ロゴには、以下の3つのタイプがあります。

  • ロゴタイプ
  • ロゴマーク
  • シンボルマーク

たとえば、ロゴタイプなら「Google」や「Coca Cola」などが当てはまります。ロゴマークは「アディダス」や「NTT」などが挙げられるでしょう。シンボルマークは「スターバックス」や「アップル」などが有名です。Illustratorで作成されるロゴは、ベクター形式で作られて、さまざまなメディアで使用することが可能です。

また、Illustratorで作るロゴには、下記のような特徴があります。

  • ベクター形式で作成されるため拡大縮小しても画像が劣化しない
  • 高品質な仕上がりが期待できる
  • 多彩なツールと機能で柔軟なアイデアを表現できる

ロゴが使われるのは、看板やWebサイト、名刺や商品パッケージまで多岐にわたります。宣伝や広告など、広報目的で使用されることが多いでしょう。

Illustratorには、ロゴを作成するためのさまざまな機能があり、自分の思った通りのロゴが作成できます。そのため、洗練されたデザインやクリエイティブなアイデアを表現することが可能です。

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Illustratorでロゴを作る方法

Illustratorでロゴを作る方法

Illustratorでロゴを作るには、いきなり作り始めるのではなく、手順を踏んでいかなければなりません。
ロゴを作成する方法には、文字からデザインしたり図形を組み合わせたりと色々な方法があります。
ここではどういった流れでロゴが作成されるのか、具体的な方法について解説します。

どんなロゴにするのかアイデアを出す

ロゴを作成するときは、まずどんなロゴにするのかを決める必要があります。そのためには、多くのアイデアを出すことがおすすめです。

アイデアを出す方法としてはこちらの方法があります。

  • 紙とペンを使い思いつく限りのアイデアを書き出す
  • 似たようなものばかりではなく視点を変えてみる
  • 他のロゴデザインやアートワークなどからインスピレーションを得る

たくさんのアイデアからロゴを選定することで、理想のロゴを作成することができます。

手描きでラフを数パターン描く

Illustratorでロゴを作成する際に、手描きのラフを数パターン描くことはとても重要です。頭の中のアイデアを可視化し、具体的な形にすることがロゴ作りには大切といえます。

全体像を把握するために、以下のことに意識して描いてみましょう。

  • 素材のレイアウト
  • 要素の配置
  • 要素のサイズ

まずはラフ画で確認し、クライアントやチームメンバーと共有してください。初期の段階で、問題点の発見や修正ができるため、その後の作業がスムーズになります。

Illustratorにラフ画を配置する

Illustratorでロゴを作成するには、ラフ画を配置する必要があります。

ラフ画を配置する手順は、以下の通りです。

  1. ラフ画をスキャンまたは撮影しデータ化
  2. Illustratorで新規ファイルを作成
  3. 「ファイル」メニューから「配置」を選択
  4. ラフ画を選択して配置
  5. ラフ画の位置や大きさを調整

これでラフ画がIllustratorに配置されます。

ラフ画をトレースする

illustratorにラフ画を配置したら、トレースする必要があります。この作業に入る前に、ラフ画のレイヤーを選択し「半透明」にしておきましょう。ラフ画は下絵になるため、トレースの線と区別がつきやすくなり作業がしやすくなります。

トレースの手順は、以下の通りです。

  1. 画像を選択し「画像トレース」のボタンをクリック
  2. 画像トレースパネルが開くのでイラストを確認しながら調整
  3. プレビューを確認してOKであれば「拡張ボタン」をクリック

これで画像がパス化されて、トレース作業の準備は完了です。

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文字のフォントや色を選ぶ

ロゴに文字を使う場合、ブランドのイメージにあったフォントを選びましょう。ロゴのフォントと色は、ブランドの個性を表す重要な要素です。

ブランドの特性や読みやすさ、色が持つイメージを慎重に選ぶ必要があります。色々な組み合わせで、ロゴを作成してみましょう。

ロゴを数パターン作成する

ロゴは必ず、数パターン作成するようにしましょう。クライアントやチームメンバーと共有し、最適なデザインを選ぶことができます。

選択肢を広げておいて、クライアントの要望に合わせやすくすることも重要です。また、色々なパターンを見ることで、新たなアイデアが浮かぶかもしれません。

完成したロゴのデータを保存する

ロゴが完成したら、データを保存しましょう。

「ファイル」メニューから「保存」を選択し、保存します。
Illustratorが対応しているファイル形式はこちらです。

保存

  • Adobe Illustrator(ai)
  • Adobe PDF(pdf)
  • Illustrator EPS (eps)
  • Illustrator Template(ait)
  • SVG(svg)
  • SVG Compressed(svgz)

書き出し

  • AutoCAD Drawing(dwg)
  • AutoCAD Interchange File(dxf)
  • BMP(bmp)
  • CSS (css)
  • Enhanced Metafile(emf)
  • JPEG(jpg)
  • Photoshop(psd)
  • PNG(png)
  • SVG(svg)
  • Targa(tga)
  • テキスト形式(txt)
  • TIFF(tif)
  • WebP(webp)
  • Windows Metafile(wmf)

保存する際には、Adobe Illustrator(.ai)のファイル形式でも別途保存しておくと良いです。ベクター画像のまま保存され、あとで編集することができます。

Illustratorでロゴを作るコツ

ロゴを作成する際は、コツを知っていると作業がスムーズになります。

Illustratorでロゴを作るコツは、以下の4つです。

  • ロゴに意味を持たせる
  • アイデアをたくさん出しておく
  • 情報を多くし過ぎない
  • 実際に使われる場面を想像する

一つずつ解説していきます。

ロゴに意味を持たせる

とくにブランドや企業のロゴを作成する際、ロゴに意味を持たせると以下のようなメリットがあります。

  • 記憶に残りやすくなる
  • 会社の独自性を表現できる
  • 差別化を図ることができる

ロゴデザインは単なるグラフィックではなく、ブランドの象徴として重要な役割を果たします。

ロゴに意味を持たせることは「ブランドの認知度向上」「独自性の表現」「差別化」のための重要な手段です。

アイデアをたくさん出しておく

良いロゴを作成するためには、事前に多くのアイデアを出しておくと選択肢が広がります。まずは手描きで、思いつくまま描いてみましょう。

何かとかけ合わせたり、要素を削ってシンプルにしてみたり、色々と試してみるのがポイントです。Illustratorでの作成でも、フォントの種類や色を数パターン用意すると良いでしょう。

異なる視点からアプローチしてみると、新たな発見があるかもしれません。

情報を多くし過ぎない

ロゴを作成するときに、情報を詰め込み過ぎるのは避けるようにしましょう。

ロゴは、視覚的に認識しやすく、記憶に残りやすいものです。そのため、情報が多すぎるとメッセージが伝わらない可能性が高くなります。

また、ロゴは大小さまざまな媒体で適切に表示されることが重要です。情報の多いロゴは、小さなサイズで使用する際、読み取りづらい可能性があります。

実際に使われる場面を想像する

ロゴが完成したら、実際にロゴを使っている状態を視覚的に作ってみましょう。とはいえ、実際にプリントしたり印刷したりして確認するのは難しいので、モックアップで確認するようにします。

モックアップとは、ロゴなどを作成したときに、実際のデザインやレイアウトを視覚的に表現するツールです。モックアップで確認すると、実際の使用感が作成途中で確認できるため、修正などもしやすくなります。

Illustratorのロゴの応用編

Illustratorのロゴの応用編

ここではIllustratorのロゴ作成についての応用編をまとめました。ぜひ参考にしてください。

文字の一部を図形化する

Illustratorでは、テキスト一部または全部を図形化することができます。文字の一部を図形化して、一味違った文字を作り出すことが可能です。

テキストを入力したら、メニューバーの「書式」から「アウトラインを作成」を選択します。選択した文字がパス化され、図形としての編集が可能です。パスを選択し、一部を図形化するなど、オリジナルの文字を作成することができます。

テキスト自体を図形化する

Illustratorのエンベロープ機能を使って、テキスト自体を図形化することも可能です。

たとえば、「APPLE」という文字と「リンゴの図形」を組み合わせてエンベロープした場合、リンゴの図形の中に納まるように「APPLE」の文字が配置されます。

  1. 文字と図形を用意したら図形のレイヤーを上の階層に移動する
  2. メニューバーの「オブジェクト」から「エンベロープ」を選択する
  3. 「最前面のオブジェクトで作成」をクリック

上の階層のレイヤーが前面にある状態なので、文字がリンゴの形に収まるように配置されます。

簡単にオシャレなロゴを作成することができて便利です。

まとめ

この記事では、Illustratorを使用してロゴを作成する方法やコツについて詳しく解説しました。あわせて応用の方法についても紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。

Illustratorは、プロフェッショナルなロゴデザインを行うための強力なツールであり、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
ぜひこの機会にIllustratorを使って、魅力的でプロフェッショナルなロゴを作成するためのヒントやテクニックを学び、自分のアイデアを形にしましょう。

Illustratorでロゴを作る方法!
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