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【2024】Unityの使い方を学ぶのに必要なことは?スキルアップのコツを紹介

高度なゲーム開発にも用いられるUnityは、その利用ハードルの低さから気軽に誰でも使い始めることができるのが強みの一つでもあります。
ただ、プロレベルでUnityを活用するためには、ある程度Unityの仕組みや使い方についての理解を深める時間も必要です。

この記事では、そんなUnityの使い方を学ぶ上で知っておきたいことや、スキルアップを効率よく進めるためのコツについて、解説します。

Unityとは

unityの操作画面

UnityはUnity Technologiesが開発・提供している、多様なプラットフォームでのゲームやアプリケーションの開発に特化した統合開発環境(IDE)です。C#言語を用いたプログラミングによる直感的なゲーム作りや、高品質なグラフィックスやリアルタイムの物理演算、優れた音響効果を、Unity単体で容易に実現できます。

ゲーム開発に必要なデータ素材についても、Unityならエディタやアセットストアを通じて豊富なリソースが提供されるので、これらの作成や獲得に手間をかけられないという方でも本来のゲーム開発に没頭することが可能です。

また、世界中のUnityユーザーが提供する強力なコミュニティサポートやドキュメントもインターネットを通じて利用できることから、初心者からプロまで、幅広い開発者に支持されているサービスと言えます。

Unityが活躍する領域

ゲームエンジンとして知られるUnityですが、実はゲーム以外の領域でも近年は導入が進み注目を集めているプラットフォームでもあります。
Unityの使い方を学ぶことで、どんな業界で活躍できるのかを確認しておきましょう。

ゲーム開発

Unityが最も活躍する現場と言えるのは、やはりゲーム開発です。Unityは元々ゲーム開発を主眼において機能やUIが設計されていることもあり、ゲームクリエイターにとってストレスフリーの開発環境を提供してくれます。

インディーズのゲーム開発においては主要なゲームエンジンであることはもちろん、最近では家庭用ゲーム機で配信されるような大型ゲームタイトルの開発においてもUnityは頻繁に採用されており、Unityを使った個人でのゲーム開発の経験が、そのままプロレベルの開発に活かせます。

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アニメーション

ゲーム向けのサービスであるUnityですが、最近ではアニメーション制作などの映像コンテンツ制作の現場においてもUnityを用いるケースが増えてきています。Unityにはゲーム開発用のアニメーションツールが実装されており、細かなキャラクターの動作を設計したり、オブジェクトの動きなどを詳細に設計したりする機能を利用できるのですが、これを本格的なアニメーション制作にも制作にも転用するというアプローチです。

一般的なプロレベルのアニメーション制作ソフトよりも動作が軽く、作業の効率化に役立つことから、多様な制作現場での採用が始まっています。

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製造・設計

建築設計事務所やプロダクトデザインを行うメーカーなどにおいても、Unityは活躍しています。ゲーム開発を意図して作られたプログラミングやアニメーション機能を使って高度なシミュレーションを実行し、プロトタイプの開発に役立てるようなアプローチです。

また、高度なモデリングやレンダリングの対応が進んでいることもあり、そのグラフィックについてもディテールを丁寧に表現できることから、精密なデザインが求められる現場での指示も集めています。

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Unityの使い方を学ぶメリット

unityの操作画面

Unityの使い方を学ぶことで、以下のようなメリットを期待することができます。

プロレベルのゲーム開発スキルを習得できる

上でも触れた通り、Unityは業界標準のゲーム開発ツールとして知られるゲームエンジンです。Unityの使い方を学ぶことで、高度なグラフィックスや物理演算、プログラミングなどについてのプロレベルのスキルを磨くことができます。

ゲーム開発のノウハウや経験がない人でも、Unityの使い方さえ覚えればゲーム開発の領域で活躍できる人材となれるでしょう。

プログラミングに依存しないゲーム開発ができる

あまり知られていないUnityの強みとして、同ゲームエンジンはノーコードツールを提供している点が挙げられます。
ゲーム開発を困難にするポイントの一つにプログラミングが挙げられますが、これは専門的な知識が求められるため、スキルの取得に時間がかかるからです。

一方でUnityは、プログラミング未経験者でもゲーム開発が可能となるよう、プログラムのフォーマットをあらかじめ用意し、直感的な操作でゲームロジックや挙動を設定することができます。

そのため、ゲームプログラミングに縁のないデザイナーやアーティストであっても、Unityを使えば一人でゲーム開発を完結することが可能です。

幅広い業界で活躍するスキルが身につく

上述のように、Unityはゲーム開発以外にも幅広い領域で運用されている汎用性の高いソフトです。
製造業や建築設計、教育や医療など、Unityの経験があらゆる領域で生きることから、たとえゲーム開発とは関係のない業種での活躍を希望する人にとっても、その使い方を覚えることが大きな強みとなります。

お金がかからない

Unityが広く利用されている理由の一つに、お金がかからないという強みが挙げられます。Unityは基本機能を誰でも無料で利用できるプランを備えているゲームエンジンで、個人開発であれば十分なスペックを提供してくれます。

本格的な商業利用や中規模以上の開発においては有料プランの契約も必要になってきますが、使い方を覚える段階で料金を取られる心配はないので、安心してじっくりとスキルアップに集中することができるでしょう。

Unityの使い方を学ぶのに必要なスキル

Unityはゲーム開発に必要な業務をオールインワンで対応できる便利なソフトです。ただ、ゲームの開発は多様な工程を含んでいることもあり、それぞれのプロセスに対する理解を深めることが、Unityの使い方を学ぶ上では重要になるでしょう。

Unityの使い方を学ぶ上で必要なスキルをまとめると、

  • ゲーム開発の進め方への理解
  • 基本的なプログラミングスキル
  • モデリング・アニメーションスキル

といったものが挙げられるでしょう。そもそもゲームはどのような手順で開発をするのか、どんな作業にどれくらいの時間がかかるのかなどを学ぶことが大切です。

また、Unityはノーコードでの開発が可能な反面、ある程度複雑な作業を行いたい場合にはC#言語の使用も必要です。Unityの使い方を学ぶ過程で、プログラミングに縁がなかった人もスキルアップを目指しましょう。

モデリングやアニメーションについても、高度なゲーム開発においては必要になってくるスキルです。これらは既成のものを使用すれば技術がなくとも取り扱うことはできますが、オリジナリティのある作品制作においては、自ら操作ができるようになることが必要です。

とはいえ、Unityの使い方を学ぶにあたっては、これらのスキルは自然と学習を通じて身についていくものです。ゲーム開発に関する何の知識がなくともUnityの利用を通じてその使い方を学びましょう。

Unityについて知っておくべき基本の使い方

unity hubの操作画面

Unityの利用に伴い、まず覚えておきたい使い方が以下の2つです。それぞれの基本事項について、解説します。

Unityのインストール方法

Unityの使い方を学ぶ前に、まずはUnity Hubと呼ばれる専用の管理ツールをインストールの上、Unity本体をインストールしなければなりません。手順は以下の通りです。

  1. Unity Hubのインストール
  2. Unityアカウントの作成
  3. Unityエディタのインストール

Unity Hubのインストールは、公式サイトからダウンロードを行ったのち、専用のインストーラーを立ち上げることで実行できます。その後Unityアカウントを公式サイトから作成し、作成したアカウントでUnity Hubにログインしましょう。するとアカウントのライセンス状況に応じたエディタをインストールすることができます。

Unityプロジェクトの立ち上げ

Unityエディタをインストールしたら、いよいよゲーム開発を進めることができます。プロジェクトの立ち上げは、以下の手順で行います。

  1. プロジェクトの新規作成
  2. テンプレートの選択
  3. プロジェクトの作成

まずはUnity Hubで「Projects」タブをクリックし、「New」ボタンを選択します。するとプロジェクト名や保存先を指定することができます。その後プロジェクトの形式に応じて最適なテンプレートを選びますが、これは3Dゲーム、2Dゲーム、ARプロジェクトなど、目的に応じて多様なものを使い分けられます。

入力が完了したら、「Create」ボタンをクリックしてプロジェクトを作成します。これでプロジェクトの立ち上げは完了です。

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Unityの使い方を学ぶのに役立つコンテンツ

Unityの使い方を詳しくマスターしたい場合は、以下のコンテンツを参考にしてみると良いでしょう。

公式チュートリアル YouTube 書籍
料金 無料 無料 有料
特徴 Unityの基本操作を体系的に学べる Unityの最新情報や裏技を学べる 紙媒体で情報を検索しやすい

Unity公式チュートリアル

最も便利なコンテンツと言えるのが、公式のUnityチュートリアルです。動画やテキストを使い、実際にゲームを作りながら使い方を学べるので、まずはこちらを参考にすると良いでしょう。

YouTube

公式チュートリアルなどではカバーできていない最新情報や小ネタなどは、有志がアップロードしているYouTube動画を参考にするのもおすすめです。あまり知られていない情報を、素早く入手することができます。

関連書籍

わからないことがあった時に気軽に調べられる、Unity関連の書籍を一冊手元に置いておくのも良いでしょう。ネットで検索しなくとも、索引などからすぐに不明点を発見し、問題を解決できます。

Unityの使い方についてのまとめ

この記事では、Unityの使い方を学ぶために押さえておきたいポイントを解説しました。Unityは高度なゲーム開発ができるゲームエンジンで、操作をマスターするのには相応の時間がかかります。

使い方を素早く学習するためのポイントを理解し、目的に応じて効果的に運用できるよう技術を磨きましょう。

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