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【2024】3dsMaxでよく使うショートカット9選!便利なショートカットと使い方

3ds Maxは3DCGで非常に便利なソフトですが、制作に時間がかかってしまう人は多いでしょう。
そこで3ds Maxを効率よく、時短して利用するためにおすすめのショートカットを紹介していきます。

もっと3ds Maxの操作を早めたい人はぜひ参考にしてください。

3dsMaxとは

3dsMaxとは

3dsMaxとは、Autodesk社によって提供されている、3DCG作成用のソフトのことです。3DCGを構築するモデリングと、仕上げであるレンダリングが強みで、複雑でリアルなCGを作成することができます。さらに、3DCGに動きを持たせて、アニメーションを作成することも可能です。

【2024】3dsMaxとは?ソフトの特徴や機能・使い方を解説!

プラグインによる機能拡張が強み

3dsMaxは、有償と無償を問わず、数多くのプラグインを使えるのが強みです。プラグインを導入することで、プログラミングなどの複雑な操作を必要とせずに、簡単に機能を追加可能です。プラグインの取捨選択によって、使用者に最適な作業環境を構築することも難しくはありません。

主に映像業界と建築業界で活用される

3dsMaxは、リアルな3DCGを作成できるということで、映像制作業界で積極的に活用されています。TVアニメやCG映画など、3dsMaxが活用されている作品は非常に多いです。また、建築系のソフトとの互換性があることから、建築業界でも使用されています。主に3DCADソフトで作成した設計モデルに質感を持たせ、リアルなイメージや建物のプロモーション映像を作成するために使用されます。

また、3dsMaxに似たソフトとしてMayaというソフトもあります。そちらについては下記記事をご覧になってみてください。

【2024】Mayaとは?できることや機能・使い方を解説!

3dsMaxでよく使うショートカット9選!

3dsMaxのショートカット9選!

それでは、3dsMaxで使用すべきショートカットを9種類紹介していきます。

ショートカットキー 効果
1 「Ctrl」+「Z」 元に戻す
2 「Ctrl」+「Y」 やり直し
3 「Ctrl」+「S」 上書き保存
4 「Ctrl」+「X」 シースルー
5 「M」 マテリアルエディタ
6 「T」「L」「F」「P」「B」 視点の変更
7 「1」「2」「3」「4」「5」 モード切り替え
8 「/」 アニメーションの再生
9 「<」「>」 アニメーションフレームの移動
10 「Alt」+「Z」 ズーム

さらに詳しいやり方・詳細を下記で解説していくので、上記表ではよく分からなかった方は参考にしてください。

1.「Ctrl」+「Z」(元に戻す)

3dsMaxで最も使用頻度が高いと言っても過言ではない、作業をひとつ前に戻せるショートカットです。オブジェクトの移動や削除、機能の追加など、様々な作業の取り消しに使えます。連続して使用することで、複数の作業の取り消しにも使用可能です。

2.「Ctrl」+「Y」(やり直し)

「Ctrl」+「Z」で戻した作業を、やり直しできるショートカットです。「Ctrl」+「Z」のショートカットを使うと、勢いで必要な作業まで取り消してしまうことがあります。そのような時に使用するために、「Ctrl」+「Z」とセットで覚えておきましょう。

3.「Ctrl」+「S」(上書き保存)

3dsMaxで作業をしている際に、停電が発生したりパソコンがフリーズしたりすると、保存されていない作業内容は全てなかったことになります。それを防ぐためには、こまめに保存をしなければなりません。このショートカットキーを使えば、瞬時に上書き保存されます。

4.「Ctrl」+「X」(シースルー)

選択しているオブジェクトを、半透明のシースルー状態にするショートカットです。複数のオブジェクトを組み合わせる際には、使用頻度が高くなるでしょう。

5.「M」(マテリアルエディタ)

オブジェクトに質感を持たせるために使用する、マテリアルエディタを開けます。3dsMaxはリアルな質感の3DCGを作成するために使用することが多いため、高頻度で使用する可能性が高いショートカットです。

6.「T」「L」「F」「P」「B」(視点の変更)

3dsMaxで、視点の変更が必要になった時に使用するショートカットです。「T」がトップ、「L」はレフト、「F」がフロント、「P」はパース、「B」にはボトムがそれぞれ割り振られています。

7.修正パネル上で「1」「2」「3」「4」「5」(モードの切り替え)

3dsMaxの修正パネルを選択した状態で数字のキーを押すと、モードを素早く切り替えられます。「1」が頂点モード、「2」はエッジモード、「3」が縁取りモード、「4」はポリゴンモード、「5」は要素モードへと切り替わります。

8.「/」(アニメーションの再生)

/を押すとアニメーションが再生されます。3dsMaxでCGアニメーションを作成する際に、ほぼ必須となるショートカットです。キーボードだけで、簡単にアニメーションの動きを確認することができます。

9.「<」「>」(アニメーションフレームの移動)

アニメーションを静止させて、細かな動きを確認するために使用するショートカットです。「<」は1フレーム前、「>」は1フレーム後に移動します。

10.「Alt」+「Z」(ズーム)

10つ目はズーム機能です。
このショートカットを利用すれば、3ds Maxで操作をしている際にすぐにズーム機能を使うことができます
こちらもよく使うショートカットなので、一度覚えておくと非常に便利でしょう。

3dsMaxのショートカットを上手く活用するためのコツ

3dsMaxを使いこなすためには、いくつかコツを意識することが大切です。では、どのようなことを重視すれば良いのか、解説していきます。

全てのショートカットを使おうとしない

3dsMaxのショートカットは、種類が非常に多いです。その全てを覚えるのは、途方もない時間がかかるので、あまり現実的ではありません。大切なのは、使用するショートカットを取捨選択することです。あまり使用しない機能のショートカットは、覚えてもあまり出番がありません。必要になった時に、メニューバーから呼び出すようにしても、特に不都合はないでしょう。よって、まずはショートカットの中から、使いそうなものをピックアップするところから始めてください。

使用頻度の高いショートカットから覚える

使いたいショートカットが大量にある場合、それら全てを一気に覚えるのは難しいです。そのため、まずは使用頻度が高いものだけを覚えるようにしましょう。そして、3dsMaxを使用しながら、ショートカットの使い方を定着させると良いです。覚えたショートカットをスムーズに使えるようになり、十分に定着したと感じたら、別のショートカットを覚えるようにしましょう。

使いこなせるまでは確認しながら使用すること

使用頻度がとても高かったり、操作が簡単だったりするショートカットは、早い段階で使いこなせるようになるでしょう。特に、一般的なパソコン操作に近いものは、覚えるのも簡単です。けれど、中には3dsMax独自の、覚えるのが難しいショートカットや、キーの配置が似ていて、ミスが起こりやすいショートカットもあります。そのようなショートカットは、使いこなせるまで、確認しながら使用するのがコツです。ディスプレイの横に付箋を貼る、すぐ開ける場所にショートカットを記載したメモファイルを保存しておくなどの対策をしましょう。

3dsMaxのショートカットを利用するメリットとは

3dsMaxのショートカットを利用するメリットとは

3dsMaxに便利なショートカットがあるのはわかったけれども、ショートカットの利用にどのようなメリットがあるのかはっきりしないという人もいるのではないでしょうか。そこで、3dsMaxのショートカットを利用するメリットについて、詳しく説明していきます。

誤った選択をしてしまうミスを防ぎやすい

マウスで3dsMaxの機能を呼び出す場合、選択ミスをしてしまうリスクが高いです。マウスは使える範囲が限定されている上に、些細なことでも簡単にズレてしまうため、思ったところにカーソルが行かないパターンはよくあります。そうして、異なるメニューを選択したり、メニュー内で間違った機能を選んだりするミスは、珍しくありません。もし、ミスしてしまえば、最初からやり直しになってしまいます。ショートカットであれば、キー配置を覚えられているキーボードを使えるため、そのようなミスが起こりにくいのがメリットです。

短時間で機能を呼び出せる

3dsMaxの機能を、マウスを使用して呼び出す場合、メニューを選択して、ドロップダウンしたメニューの中から機能を探すという手間がかかります。頻繁に使う機能であっても、選択ミスを防ぐために、慎重に探して選ばなければなりません。そして、何度もマウスカーソルを移動させる必要があります。その機能を探す時間や、マウスを移動させる時間が、作業のタイムロスになってしまいます。それに対してショートカットは、決められたキーボードを押すだけで、瞬時に機能を呼び出すことが可能です。ショートカットで短縮できる時間は、機能ひとつ当たり数秒程度でしょう。けれど、塵も積もれば山となり、最終的には大幅な時短を実現できるはずです。

長時間の作業での負担が少なく済む

3dsMaxを使用する作業が、数時間続くことは決して珍しくありません。そして、同じ機能を何度も呼び出すこともあるでしょう。その機能の呼び出し工程がいくつものステップに分かれていれば、ストレスが溜まってしまいます。そして、マウスによる選択ミスも、ストレスに繋がる可能性が高いです。また、機能呼び出しのために何度もマウスを移動させれば、手首や肩に疲労が蓄積されるでしょう。そのような負担を軽減させられるのも、ショートカットのメリットです。短時間で確実に機能を呼び出せれば、ストレスは溜まりにくいでしょう。マウスを過度に動かすこともないため、身体の疲労も少なく済みます。

ショートカットを活用して3dsMaxをより効率的に使おう

3dsMaxの機能は、ショートカットなしでも使用することが可能です。しかし、ショートカットがなければ、ひとつの機能を呼び出すために、複数の工程を踏まなければなりません。それではとても、スムーズな設計作業はできないでしょう。よって、使用頻度の高い機能は、キーボード操作で素早く呼び出して効率的な作業を実現させましょう。おすすめしてきたショートカットの中から、よく使いそうなものをピックアップして、覚えてください。

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