Premiere Proは動画編集ソフトのなかでも人気が高く、初心者からプロのクリエイターまで幅広く利用されています。
これからPremiere Proの利用を検討している方は「どれくらいの価格で購入できるのかわからない」、「なるべく安く購入したい」といった悩みを持っているのではないでしょうか。
AdobeではPremiere Proをさまざまなプランで販売しているため、利用者によって価格は大きく変動します。
当記事では、Premiere Proの値段や安く購入する方法について詳しく解説します。
Premiere Proがどれくらいの値段で購入できるのかを理解できるので、ぜひ参考にご覧ください。
Adobe Premiere Proの値段について
Premiere ProはAdobe社の有料ソフトとなっており、月額もしくは年間のプランによって購入が必要です。
また、Premiere Proの「単体プラン」とほかのアプリケーションを全て利用できる「Creative Cloud コンプリートプラン」の2つがあり、それぞれ料金が大きく異なります。
こちらでは、Premiere Proを利用できるプランの種類と料金、おすすめのプラン、単体プラン・コンプリートプランの違いについて説明します。
最適なプランを見つけるためにも、ぜひチェックしてください。
プランの種類と料金
Premiere Proには、以下のようなプランの種類・料金が展開されています。
プラン名 | 料金(税込) | 内容 |
単体プラン | 【月額(月々払い)】3,828円(45,936円/総額) 【年間(月々払い)】2,728円(32,736円/総額) 【年間(一括払い)】28,776円(2,398円/月) |
・100GBのクラウドストレージ ・ステップバイステップ形式のチュートリアル ・Adobe Portfolio ・Adobe Fonts ・Behance ・Creative Cloudライブラリ ・最新機能が利用可能 ・500 毎月の生成クレジット |
Creative Cloudコンプリートプラン | 【月額(月々払い)】6,480円 | 100GBのクラウドストレージ ステップバイステップ形式のチュートリアル Adobe Portfolio Adobe Fonts Behance Creative Cloudライブラリ 最新機能が利用可能 1000 毎月の生成クレジット Adobeのアプリケーションを多数使用可能 |
学生・教職員向け | 【月額(月々払い)】1,980 円 | Creative Cloud コンプリートプランと同じ |
法人向け | 【月額(月々払い)】4,380 円 | Adobeのアプリケーションから1つを使用可能 |
個人がPremiere Proを利用する場合、単体プランの値段が最も安くなります。
学生や教職員であれば購入資格をAdobeに提示することで、通常よりも安い値段でCreative Cloudコンプリートプランを利用可能です。
Premiere Proの単体プランでは動画編集の活用できるアプリケーションを複数利用でき、Creative Cloudコンプリートプランなら多数のアプリケーションを利用できます。
長期間の利用は年間プランがおすすめ
Premiere Proを長期間で利用したい場合、年間プランがおすすめです。
単体プランには月額と年間、一括払いの3種類があり、それぞれ以下のような違いがあります。
単体プランの種類 | 料金 | 特徴 |
月額 | 3,828円(45,936円/総額) | 1ヶ月ごとの契約 |
年間 | 2,728円(32,736円/総額) | 年間ごとの契約 |
一括払い | 28,776円(2,398円/月) | 1年間分の購入 |
年間プランであれば月額プランよりも毎月1,430円安いため、月間の費用を大幅に抑えられます。
一定の期間だけ利用するのであれば月額プランで問題ありませんが、長期間の利用を検討しているなら年間プランのほうが安いです。
注意点として、年間プランは契約から1年間解約することができず、途中解約をおこなう場合は残り期間の5割分の違約金を支払わなくてはいけません。
これから継続的に動画編集をする機会があるのであれば、年間プランの契約をするようにしましょう。
単体プランとコンプリートプランの違い
個人がPremiere Proを購入する場合、単体プランとコンプリートプランの2種類があります。
2種類の主な違いは、利用できるアプリケーションの多さです。
基本的に単体プランはPremiere Proを利用することに特化しているため、使えるアプリケーションには限りがあります。
一方コンプリートプランはAdobeのアプリケーションを多く利用できるので、活用の幅が広くなっています。
料金としてはコンプリートプランのほうが単体プランよりも高く、毎月の負担も大きいです。
そのため動画編集に集中したいなら単体プラン、幅広い作業に挑戦したいならCreative Cloudコンプリートプランを購入すると良いでしょう。
Premiere Proの値段について詳しく知りたい方は、以下の参考動画も合わせてご覧ください。
Adobe Premiere Proの買い切り版について
Adobe社から販売されているPremiere Proは、買い切り版が販売されていません。
2012年まではPremiere Pro CS6がパッケージ版として販売されていましたが、現在では終了しています。
ライセンス認証サポートも終了しているため、以前のパッケージ版を使用しても保証がありません。
また、最新バージョンのPremiere Proと違って使用できる機能が大きく異なるので、作業効率が落ちてしまいます。
個人がPremiere Proを長期間利用したいのであれば、サブスクリプションの年間プランを購入するようにしましょう。
Adobe Premiere Proを安い値段で購入する方法
Premiere Proは毎月使用料金を支払わなくてはいけないため、なるべく安い値段で購入したいですよね。
こちらでは、Premiere Proを安い値段で購入する方法について説明します。
少しでも費用をおさえてPremiere Proを利用したい方は、ぜひチェックしてください。
Premiere Pro単体を年間プラン・一括払いとして購入
個人がPremiere Proを利用する場合、単体を年間プランもしくは一括払いで購入することをおすすめします。
前述でも説明した通り、月額プランと年間プランでは毎月1,430円も値段に違いが出ます。
また、一括払いで購入すれば、毎月2,398円もお得になるのです。
一括払いは一度に高額な値段を支払う必要がありますが、予算を確保できる方はこちらが最適です。
もし2つ以上のアプリケーションを利用したいのであれば、コンプリートプランの購入を検討しましょう。
学生・教職員として購入
学生や教職員は、個人よりも安い値段でコンプリートプランを購入できます。
コンプリートプランには多数のアプリケーションが用意されているため、Premiere Pro以外も利用可能です。
コンプリートプランは月額1,980円で利用できるので、Premiere Proを利用できるプランのなかでは最も安い値段となっています。
しかし、学生や教職員が学割でコンプリートプランを購入する場合、以下のような購入資格を満たしている必要があります。
- 大学・短大・専門学校 – 少なくとも2年間の全日制教育に相当する教育を要する資格を付与する公立または私立の教育機関であること
- 小学校・中学校・高等学校 – 全日制教育を施す公立または私立の教育機関であること
また、購入資格の証明書には教育機関が発行した文書が必須であり、利用者の氏名・教育機関名・現在の日付が記載されたもの(学生証など)が必要です。
さらに注意点として契約から1年目は月額1,980円で購入できますが、2年目以降は月額3,278円になることを理解しておきましょう。
セール期間中に購入
Adobeでは不定的でセールを実施しており、セール期間中は通常よりも安い値段でPremiere Proを購入できます。
開催時期は未定ですが、セール期間を狙うことで通常よりも安くなるのです。
また、Amazonや楽天といったショッピングサイトでも、Creative Cloudコンプリートや各ソフトのオンラインコードが販売されています。
オンラインで商品を購入することが多い方は、ポイントを使用することで安くPremiere Proを購入できるでしょう。
Adobe社公認のオンラインスクールから購入
Adobe社公認のオンラインスクールに受講している場合、指定の講座を受ければCreative Cloudコンプリートプランを受講料のみで利用できます。
例えばヒューマンアカデミーやデジタルハリウッドといったオンラインスクールに受講すれば、Creative Cloudコンプリートプランを利用可能です。
オンラインスクールであれば講師から動画編集のテクニックを学べるため、Premiere Proの技術を身につけられます。
動画編集について学びながらお得にPremiere Proを利用したい方は、オンラインスクールの受講を検討しましょう。
Adobe Premiere Proの購入方法
こちらでは、Premiere Proを購入するときの手順について解説します。
Premiere Proの購入方法はとくに難しい手順がなく、ほかのソフトを購入するときも同じやり方となります。
Premiere Proを購入するときは、以下のステップでおこなってください。
ステップ①Adobe公式ページを開く
はじめにAdobe公式ページを開きます。
ステップ②Adobeアカウントでログインする
ログインページに飛び、Adobeアカウントのメールアドレスでログインします。
Adobeアカウントを作成していない場合、メールアドレスとパスワードを作成してください。
ステップ③クリエイティビティとデザインからPremiere Proを選択する
クリエイティビティとデザインのページから、Premiere Proのページを開きます。
ステップ④「購入する」をクリックする
Premiere Proのソフトを選んで「購入する」をクリックします。
購入ページに飛んだあとは、支払いプラン、支払い方法を選択して注文へと進みます。
以上の手順で、Premiere Proを購入できます。
学生・教職員や法人の方が購入する場合、教育機関情報の入力やサポートセンターへの問い合わせが別途必要です。
購入するプランを間違えないよう注意し、ソフトの購入へと進むようにしましょう。
Adobe Premiere Proの値段に悩むときは体験版がおすすめ
Premiere Proの利用を検討している方のなかには「値段が高いので利用するか悩んでいる」という意見もあるでしょう。
Adobeでは、初めてソフトを利用する方のために7日間の無料体験が用意されています。
無料体験版は有料版と同じ機能を使えるため、ソフトでどのようなことができるのかを実際に体験できます。
まずは7日間の無料体験でソフトの使い心地を試して、購入するかどうかを判断するようにしましょう。
体験版のダウンロード方法
それでは7日間の無料体験版をダウンロードする方法について説明します。
無料体験版をダウンロードするときは、ソフトを購入するときの流れで利用できます。
Premiere Proの体験版をダウンロードするときは、以下のステップでおこなってください。
ステップ①Adobe公式ページを開く
はじめにAdobe公式ページを開きます。
ステップ②Adobeアカウントでログインする
ログインページに飛び、Adobeアカウントのメールアドレスでログインします。
Adobeアカウントを作成していない場合、メールアドレスとパスワードを作成してください。
ステップ③Premiere Proのページから「無料ではじめる」をクリックする
Premiere Proのページ上部にある「無料ではじめる」をクリックします。
あとはプランを選択して「始める」をクリックすれば完了です。
以上の手順で、無料体験版をダウンロードできます。
Adobe Premiere Proの体験版を利用するときの注意点
Premiere Proの体験版は7日間無料で利用できますが、クレジットカードを登録していると無料期間が終了したタイミングで有料プランへと切り替わります。
途中で体験版を解約しなければ自動的に有料版になるため、知らずのうちに料金が発生している可能性も高いです。
体験版を解約するときは、体験版をダウンロードした日程から7日間のうちに解約手続きをするようにしましょう。
もしくはクレジットカードを登録していなければ有料版に切り替わることはないので、まだPremiere Proの利用を検討しているときはカードの登録はやめておきましょう。
https://cg-kenkyujo.com/premierepro-export/
Adobe Premiere Proの代用になる動画編集ソフト3選
Adobe社にはPremiere Proの代用になる動画編集ソフトとして、以下のようなものがあります。
- Premiere Elements
- Premiere Rush
- After Effects
それぞれの詳細や特徴について解説します。
1.Premiere Elements
Premiere Elementsは、買い切り版の動画編集ソフトです。
初心者でも直感的な操作で簡単に扱うことができ、クオリティの高い動画を制作できます。
26種類のガイド付き編集機能も用意されているため、簡単に動画の修正やエフェクトの追加が可能です。
パソコンだけでなくスマートフォン用のアプリケーションもあり、外出先でも動画編集をはじめられます。
Premiere Proに比べて本格的な動画編集はできませんが、簡単に作業をはじめたい方にはおすすめです。
2.Premiere Rush
Premiere Rushは、外出先での動画制作を目的とした動画編集ソフトです。
パソコンやスマートフォン、タブレットで利用でき、高品質な動画を簡単に編集できます。
タイトルの入力や共通、音量調整など幅広いツールが用意されているため、初心者でも扱いやすくなっています。
月額1,078円(税込)で利用できるので、Premiere Proよりもリーズナブルな値段で購入可能です。
費用をかけたくない方は、無料のスタータープランを使用してみると良いでしょう。
3.After Effects
After Effectsは、映像にエフェクト効果を追加できる動画編集ソフトです。
テキストやグラフィックのアニメーション化ができ、動画のクオリティを大幅に向上できます。
Premiere Proと連携することもできるため、ソフトを併用することで高品質な動画制作が可能です。
単体プランであれば、月額2,728円(税込)で利用できます。
動画のエフェクト効果にこだわりたい方は、After Effectsの利用を検討しましょう。
Adobe Premiere Proの値段についてまとめ
今回は、Premiere Proの値段や安く購入する方法について詳しく解説しました。
Premiere Proには単体プランやコンプリートプランがあり、人によって選択すべきプランが異なります。
なるべく費用をおさえてPremiere Proを使いたいのであれば、単体プランの年間(月々払い)プランを購入するようにしましょう。
また、学生や教職員の方は学割を利用することで、通常よりも安価な値段でやコンプリートプランを購入できます。
当記事で紹介したPremiere Proの値段を参考にしながら、あなたの最適なプランを購入してください。